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【2024年メンズ秋冬コレクション】ロンドンのファッションバイヤーが気になったアイテム

ロンドン屈指のショップに24年秋冬のショーの感想と、買いつけ予定のアイテムについて訊きました。

By Carmen Bellot公開日:2024/02/29

サイモン・ロングランド（Director of Buying, Fashion at Harrods）が気になったもの

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ポール・スミス

「今シーズンはもともと、異なるコードや美学を持ったメゾンが一堂に会し、よりエレガントで格調高いイブニングの提案へとシフトしたように感じられました。ここまで全てのコレクションに調和が見られたのは、久しぶりだと思います。

ミラノのプラダ*¹やゼニア*²から、パリのドリス・ヴァン・ノッテン*³やヴァレンティノ*⁴までテーラリングが今シーズンの主役で、モダンエレガンスを見事に体現していました。ブランドや個人のスタイルに関係なく、着こなしにより配慮したアプローチへとシフトしていました。

温かみのあるニュートラルカラーやミッドナイトブラック、そしてクールグレーに大胆かつ勇敢なポップカラーを加えた豊かなパレットに根ざしたチョコレートブラウンは、アミ*⁵やポール・スミス*⁶からディオールやロエベに至るまで、来シーズンに投資すべきキーカラーとして君臨していたように思います」

アレクサンダー・フランシス（Buyer at Matches）が気になったもの

paris, france january 16 editorial use only for non editorial use please seek approval from fashion house a model walks the runway during the auralee menswear fallwinter 2024 2025 show at palais de tokyo as part of paris fashion week on january 16, 2024 in paris, france photo by richard bordgetty images

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オーラリー

「個人的にはランウェイに登場した、このオーラリー*⁷のジャケットで決まりです。今シーズンのキーカラーであるブラウンで、気温が下がるにつれてAW24からSS25に移行するのに最適なカットと重さです」

ボッセ・マイ（Director of Womenswear & Menswear at Selfridges）が気になったもの

「今シーズンのコレクションでは、声明や主張を表現するステートメント・ピースやコート、アウターウエアが興味深かったですね。ひと味違ったパンツも気になりました。例えば、ロエベ*⁸のメンズショーに登場したハイウエストでワイドレッグのダークグリーンのコーデュロイパンツは素晴らしかった…。さらにマストハブなのがジャケットです。カラフルなニットと同様、どのジャケットも素晴らしい出来でした」

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ロエベ

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ジュンヤワタナベ

「フィアオブゴッド*⁹のミラノ初ショールームでは、たくさんのフルルックが披露されました。どのルックも完璧なスタイリングで、ハイライトの一つとなった。ジェリー・ロレンツォ*¹⁰のインスタグラムのアカウントでは、多くのルックが紹介されているので、インスピレーションを得るためにチェックすることもおすすめです。

ジュンヤワタナベ*¹¹は素晴らしいコラボアイテムが数多く、その中から選ぶのは至難の業かと。現状ではカーハートのジャケットと、パレスのスケートボードキャップを買い物リストに入れています」