『バック・トゥ・ザ・フューチャー:パートII』でマーティが履いていた、あのハイテクシューズが過去に高額で販売されていました。
An OG Nike Mag Used in Back to the Future Just Sold for Almost $100K
スニーカーは文化でしょうか? ナイキやアディダスやニューバランス、またはリーボック、プーマなどのラインが瞬時に頭に浮かんだようなスニーカーファンは別にしましょう。一般の方にとって、時代のアイコンとして、スニーカーは頭に浮かぶでしょうか? それは難しい質問かと思います。
ですが、『バック・トゥ・ザ・フューチャー:パートII』の「NIKE MAG(ナイキ マグ)」は、その数少ない中の1つと言えるでしょう。
外観イメージは、決してアイコニックではない「ナイキ・マグ」ですが、その再販価格を見れば、コレクターやファンにとって、いかにこのスニーカーが重要なのかがよくわかるでしょう。その証拠に、もともと『バック・トゥ・ザ・フューチャー:パートII』を撮影するために作られたナイキ・マグは2018年7月、eBayにて、なんと9万2100ドル(約1013万円)で販売されていたのです。
もちろん、これは単なるスニーカーではありません(ちなみに「ナイキ マグ」は両足揃っておらず、正確には左脚用のみ)。「ナイキ マグ」は映画の小道具として作られているからこそ、単なるスニーカーの尺度を超えたアイコニックなアイテムなのです。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー:パートⅡ』が公開された当時、光るライトと靴ひもは夢見る将来を約束してくれるようなものでした。「ナイキ マグ」は単なるスニーカーではなく、そのテクノロジーは美学的にも機能的にも、私たちがまだ見ぬ未来を垣間見せてくれる特別なものだったのです。だからこそファンの需要が非常に高く、このコンセプトシューズが実際に現実世界でも生み出されることになったのでしょう。
しかし、いくら象徴的なシューズであっても、シューズはシューズです。実用的な面では、ソール部分には歩行に役立つ最先端の機能が欲しいところですよね。でも、この9万2100ドルの「ナイキ マグ」のソール部分は悲しいかな、すでに賞味期限を迎えているようです。もはや、崩壊寸前(人によって、もう崩壊していると言うでしょう)なわけです。
今後はそのような状態を、いかに適切に保管するかが課題となるでしょう。なぜなら、ファンであればあるほど、このスニーカーを「できるだけ長く眺めていたい」と望まずにはいられないから…。
皆さんはこの「ナイキ マグ」、欲しいですか? そう深く考えなくて結構です…でも、一度は手に取って、マーティのようにクールにはくシーンを演じてみたいのではないですか(笑)。
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Source / ESQUIRE US
Translation / Nana Takeda
※この翻訳は抄訳です。