イギリスが誇る女性作家ダフネ・デュ・モーリアの代表作である『レベッカ』をもとにした、Netflixの新作映画にリリー・ジェームズの出演が決定しました。
米『ヴァラエティ』誌によれば、リリーはド・ウィンター夫人を演じ、夫マキシム・ド・ウィンター役にはアーミー・ハマーが起用されるそうです。
ストーリーは、リリー演じる「わたし」が妻を亡くした富豪マキシムと出会って結婚し、後妻として彼の所有する大邸宅マンダレイでの暮らしをスタートさせるのですが、邸宅を取り仕切る家政婦長ダンヴァース夫人と、マキシムの前妻であるレベッカの見えない影によって、精神的に追い詰められていく…というサイコスリラーになっています。
今作の脚本を務めるのは、映画『キック・アス』の脚本家ジェーン・ゴールドマンで、監督はトム・ヒドルストン主演の映画『ハイ・ライズ』を手がけたベン・ウィートリー。
『レベッカ』といえば、1940年に巨匠アルフレッド・ヒッチコックによって映画化され、ジョーン・フォンテインとローレンス・オリヴィエが主演を務めたことでも有名で、ファンの多い人気作であり、1940年のアカデミー作品賞を受賞している傑作のひとつです。
1997年にもエミリア・フォックス&チャールズ・ダンス主演でドラマ化され、英ITVと米PBSにてミニシリーズとして放送されています。
『シンデレラ』や『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』など、数々の話題映画に引っ張りだこのリリーは、最近ではダニー・ボイル監督、リチャード・カーティス脚本、米コメディエンヌのケイト・マッキノンとシンガーソングライターのエド・シーランが出演するという映画にもキャスティングされています。その作品の詳細は明らかになっていませんが、1970年代を舞台にしたミュージカルとの噂です。
『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』で披露した美声を再び聞くことができるのでしょうか…『レベッカ』とあわせて、こちらの続報にも注目してください。
Translation:Reiko Kuwabara
From Harper’s BAZAAR UK