コッポラ、ランティモス、クローネンバーグ…大物ずらり。日本からは若き才能奥山大史監督作品が”ある視点”日本人最年少選出
2024年で第77回を数える世界三大映画祭のひとつであり世界最高峰の映画祭、カンヌ国際映画祭。2024年5月14日（火）から5月25日（土）に開催される映画祭、その公式出品作が現地時間4月11日（木）に映画祭プレジデントのイリス・ノブロックとティエリー・フレモー代表によって発表されました。
日本作品は、奥山大史監督の『ぼくのお日さま』が“ある視点”部門に選ばれました。『僕はイエス様が嫌い』（2019年公開）で、第66回サンセバスティアン国際映画祭最優秀新人監督賞を22歳という最年少で受賞した奥山監督。商業第一作目にしてカンヌで公開されることになりますが、同部門での出品も日本人最年少記録の更新となっています。
奥山監督
最高賞パルム・ドールの対象となるメインのコンペティション部門では、2023年のヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を手にしたヨルゴス・ランティモス、カンヌの申し子ジャ・ジャンクー、イタリアの巨匠パオロ・ソレンティーノ、デイヴィッド・クローネンバーグ、そしてフランシス・フォード・コッポラとずらり大物たちの作品が並びます。
審査員長は『バービー』で一世を風靡したグレタ・ガーウィグ。審査員の並びも含め、話題の多い年になりそうです。
現在発表されている作品一覧は、以下になります。今後追加作品が発表された場合は、追加していきます。
オープニング作品
『THE SECOND ACT』 - カンタン・デュピュー（コンペ外）
コンペティション（パルム・ドール対象）
- 『THE APPRENTICE』 - アリ・アッバシ監督
- 『MOTEL DESTINO』 - カリム・アイヌーズ監督
- 『BIRD』 - アンドレア・アーノルド監督
- 『EMILIA PEREZ』 - ジャック・オディアール監督
- 『ANORA』 - ショーン・ベイカー監督
- 『MEGALOPOLIS』 - フランシス・フォード・コッポラ監督
- 『THE SHROUDS』 - デイヴィッド・クローネンバーグ監督
- 『THE SUBSTANCE』 - コラリー・ファルジャ監督
- 『GRAND TOUR』 - ミゲル・ゴメス監督
- 『MARCELLO MIO』 - クリストフ・オノレ監督
- 『CAUGHT BY THE TIDES(风流一代)』 - 賈樟柯（ジャ・ジャンク―）監督
- 『ALL WE IMAGINE AS LIGHT』 - パヤル・カパディア監督
- 『KINDS OF KINDNESS』 - ヨルゴス・ランティモス監督
- 『L'AMOUR OUF』 - ジル・ルルーシュ監督
- 『WILD DIAMOND』 - アガット・リーダンジェ監督（第一作）
- 『OH CANADA』 - ポール・シュレイダー監督
- 『LIMONOV - THE BALLAD』 - キリル・セレブレニコフ監督
- 『PARTHENOPE』 - パオロ・ソレンティーノ監督
- 『THE GIRL WITH THE NEEDLE (PIGEN MED NÅLEN)』 - マグナス・フォン・ホーン監督
“ある視点”（Un Certain Regard）
- 『NORAH』 - タウフィク・アルザイディ監督
- 『THE SHAMELESS』 - コンスタンティン・ボヤノフ監督
- 『LE ROYAUME』 - ジュリアン・コロンナ監督（第一作）
- 『VINGT DIEUX !』 - ルイーズ・クールヴォワジエ監督（第一作）
- 『WHO LET THE DOG BITE?』（LE PROCÈS DU CHIEN）- レティシア・ドッシュ監督（第一作）
- 『GOU ZHEN（BLACK DOG）』- 管虎（クワン・フー） 監督
- 『THE VILLAGE NEXT TO PARADISE』 - モ・ハラウェ監督（第一作）
- 『SEPTEMBER SAYS』 - アリアンヌ・ラベド監督（第一作）
- 『L'HISTOIRE DE SOULEYMANE』 - ボリス・ロジキン監督
- 『THE DAMNED』 - ロベルト・ミネルヴィーニ監督
- 『ON BECOMING A GUINEA FOWL』 - ルンガノ・ニョニ監督
- 『ぼくのお日さま』（MY SUNSHINE）- 奥山大史 監督 公式サイト
- 『SANTOSH』 - サンディヤ・スーリ監督
- 『VIET AND NAM』 - トゥオン・ミン・クイ監督
- 『ARMAND』 - ハルファン・ウルマン・トンデル監督（第一作）
『ぼくのお日さま』より
アウト・オブ・コンペ
- 『SHE'S GOT NO NAME』 - ピーター・ホー・サン・チャン監督
- 『HORIZON』 - ケビン・コスナー監督
- 『RUMOURS』 - イヴァン・ジョンソン、ゲイレン・ジョンソン、ガイ・マディン監督
- 『マッドマックス：フュリオサ』 - ジョージ・ミラー監督
ミッドナイトスクリーニング
- 『TWILIGHT OF THE WARRIOR WALLED IN』 - ソイ・チャン監督
- 『THE SURFER』 - ローカン・フィネガン監督
- 『THE BALCONETTES』 - ノエミ・メルラン監督
- 『I, THE EXECUTIONER』 - リュウ・スンワン監督
カンヌプレミア
- 『EVERYBODY LOVES TOUDA』 - ナビル・アユーシュ監督
- 『C’EST PAS MOI』 - レオス・カラックス監督
- 『THE MATCHING BANG (EN FANFARE)』 - エマニュエル・クールコル監督
- 『MISÉRICORDE』 - アラン・ギローディ監督
- 『LE ROMAN DE JIM』 - アルノー・ラリュー、ジャン＝マリー・ラリュー監督
- 『RENDEZ-VOUS AVEC POL POT』 - リティ・パン監督
スペシャル・スクリーニングス（特別上映）
- 『LE FIL』 - ダニエル・オートゥイユ監督
- 『ERNEST COLE, LOST AND FOUND』 - ラウル・ペック監督
- 『THE INVASION』 - セルゲイ・ロズニツァ監督
- 『APPRENDRE』 - クレール・シモン監督
- 『LA BELLE DE GAZA』 - ヨランデ・ザウバーマン監督
