[目次]

▼ 口臭チェッカーで自分の息を測定!

▼ 口臭チェッカーの選び方

▼ おすすめの口臭チェッカー

▼ 口臭が発生する原因は?

▼ 口臭予防の対処法とは?

▼ まとめ


口臭チェッカーで自分の息を測定!

人それぞれに「その人の匂い」があるように、口の中にも匂いがあります。中には他人に不快な気持ちを与えるニオイとなる場合も…。それを口臭と呼んでいますが、自分では口臭になかなか気づきにくいとこともあるはずです。

そこでおすすめなのが、息を吹きかけることで自分の口臭を測定してくれる「口臭チェッカー」です。搭載している半導体センサーが、「発揮性硫化物」という口臭の原因になる物質を測定。この口臭チェッカーがあれば、「自分のお口のニオイが周囲に不快感を与えていないか?」と気になったときにサッと使えます。

口臭チェッカーで気になる口臭を測定|選び方と人気のおすすめ品【2021年】
mabe123//Getty Images

最近では、口臭だけでなく、加齢臭やミドル脂臭(中年男性特有の脂っぽい汗の臭い)などのニオイ全般に対応するニオイチェッカーも登場しています。口臭チェッカーがあれば手軽にお口のニオイをチェックできますし、接近戦になっても自分の息を気にすることなく、積極的に会話を楽しめるはずです。

そこでこのページでは口臭チェッカーについて、その選び方やおすすめ商品をご紹介します。また、口臭の原因や対処法も併せてご紹介します。

口臭チェッカーの選び方

口臭チェッカーを使用する男性
CSA Images//Getty Images

センサーの精度

ニオイを測定するこの機械の心臓部とも呼べるのがセンサーです。基本的に、センサーの質(正確さや寿命の長さ)は価格に比例すると考えて問題ないでしょう。

センサーの種類

口臭チェックに特化したセンサー、ミドル脂臭・加齢臭などの身体のニオイに反応するセンサー、ニオイ全般に反応するセンサーを使った商品があります

測定スピードの速さ

周囲に気づかれないようにサッと口臭をチェックするなら、測定時間の短さも重要なポイントとなります。

持ち運びやすさ

 外出先で使用する機会が最も多くなるはずなので、携帯性の高さやコンパクトなサイズ感、持ち運べる重さ(重量)という点も選ぶ際のチェックポイントです。

おすすめの口臭チェッカー

タニタ ブレスチェッカー EB-100 GY

タニタ ブレスチェッカー EB-100

ブレスチェッカー EB-100

タニタ ブレスチェッカー EB-100

¥3,010
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最も人気なのが、タニタの「ブレスチェッカー」です。特にコチラのモデルはスタイリッシュな見た目で、一見口臭チェッカーとは気づかないほど。携帯用にぴったり。

使用時はカバーをスライドさせて、センサーに向けて息を吹きかけるだけ。測定値は6段階。通知はLEDランプとバイブレーターによる振動で結果をお知らせしてくれます。無音設計な上に、測定までの所要時間も5秒程度と素早いので、周りの人に気づかれる心配も少ないでしょう。

  • サイズ:幅約30 × 高さ約120 × 奥行約19mm
  • 重量:約37g(乾電池含まず

タニタ ブレスチェッカー HC-150SWH

タニタ(Tanita) ブレスチェッカー HC-150SWH

ブレスチェッカー HC-150SWH

タニタ(Tanita) ブレスチェッカー HC-150SWH

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¥3,820

こちらもタニタの製品ですが、よりコンパクトでスリムなので、持ち運びに便利です。大事な商談やデートの前、食事の後などに、サッと取り出して口臭をチェックできます。

使用時は上部を上に引き上げるとセンサー部が現れます。測定結果は、6段階のイラストで知らせてくれるので、結果が直感的にわかるのがよいところ。手軽に使えるので、口臭を意識する習慣づけができそうです。

  • サイズ:幅約20 × 高さ約112 × 奥行約17mm
  • 重量:約32g(乾電池含まず)

オーム電機 口臭チェッカー HB-KB01-W

オーム(OHM) 口臭チェッカー HB-KB01-W

口臭チェッカー HB-KB01-W

オーム(OHM) 口臭チェッカー HB-KB01-W

¥2,000

5段階のイラストで、わかりやすく口臭レベルを教えてくれる口臭チェッカーです。測定に20秒ほど時間がかかりますが、測定結果が安定していると評判のよい製品です。

使用開始1年、もしくは1000回測定した時点でセンサーの寿命となりますが、その分リーズナブルに購入できます。本体は可動部のないシンプルなデザインで、センサーを守るフタがついていませんが、その代わりに持ち運びに便利なポーチが付いてきます。

  • サイズ:幅約32 × 高さ約105 × 奥行約18mm
  • 重量:約30g(乾電池含まず)

口臭が発生する原因は?

臭い口の中を覗き込む医師
gerenme//Getty Images

 そもそも、口臭はなぜ発生するのでしょうか? 特定非営利活動法人日本臨床歯周病学会によると、口臭の主な原因は4つあると考えられています。

1.口腔(口の中)が原因の口臭

病気が原因で生じる口臭の90%以上は、口腔(口の中)に原因があると考えられています。過去の研究によると特に、歯周病と口臭の間には高い相関性があることが知られています。歯周病が進行すると、歯周ポケット(歯と歯ぐきの境目の溝)が深くなり、口の中の細菌の温床となる可能性が高まります。

そして代謝の過程で産生される硫化水素やメチルメルカプタンが、口臭のもとになるのです。また、虫歯・歯垢・歯石・舌苔(ぜったい:舌の表面に付くコケ状の細菌の固まり)・唾液の減少などの口腔トラブルも、口臭の原因となります。

2.口の中以外の病気が原因

耳鼻咽喉科系の病気、呼吸器系の病気、消化器系の病気なども口臭と関連していると考えられています。

3.食べ物やアルコール、喫煙などが原因

ニンニク、ニラ、ネギなどニオイいの強い食べ物を食べたり、アルコールや喫煙によって生じる一時的な口臭です。体内に取り込まれたニオイの元になる成分が胃の中で消化され、血液を介して身体全身に循環。肺を経由して吐き出されるのです。

4.生理的口臭が原因

起床直後や空腹時、緊張時(緊張時口臭)は特に口臭が強くなる傾向が見られます。これは唾液の分泌が減少し細菌が増殖することで、口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物がたくさんつくられるためです。

細菌が詰まった口の中
Bet_Noire//Getty Images

これらに加えて、「ストレスによる口臭」や「心理的口臭(自分自身で強い臭いがあると思い込むこと)」も考えられます。

口臭の背後には、お口だけでなく身体のどこかにトラブルが発生していることを知らせてくれている可能性も大いにあるのです。口臭が特に気になるときは、歯科医院や専門の病院の診断を受けようお願いいたします。

口臭予防の対処法とは?

口臭チェッカーで気になる口臭を測定|選び方と人気のおすすめ品【2021年】
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こまめに歯磨きをして口の中を清潔に保つ

口臭予防の基本は、口の中を清潔に保つこと。食後の歯磨きや定期的なうがいが効果的です。1週間に1回程度を目安に、舌を専用ブラシ(タンクリーナー)でお手入れするのもおすすめです。

マウスウォッシュを使用する

口臭対策として最も手軽なのが、「マウスウォッシュ」です。口をゆすぐことで口内を爽やかにしてくれるだけでなく、殺菌や抗炎症作用、歯石予防、ホワイトニングなどが期待できる製品もあります。

歯周病や虫歯への対策を講じる

前述のとおり、口臭の大きな原因のひとつは歯周病を起こす細菌によるものです。対策の歯磨き粉の使用や、歯科医の診断を受診しましょう。

まとめ

私たちは日々生活をしている以上、口の中ではさまざまな代謝が起こり、息が無臭となることはありえません。お口のニオイに過敏になり過ぎることなく、「周りを不快にささえていないか」を気にするくらいが丁度よいのではないでしょうか。

一般的な口臭チェッカーは、口臭の原因になる物質を判別することで作動しています。その構造上、ニオイの良し悪しの判定はできませんのでご了承ください。