最低で26年以上熟成された超長期熟成ウイスキーのコレクション

スコットランドの中でも、ウイスキーの蒸留所が集中しているスペイサイド。そのエリアにある蒸留所から18年以上の長期熟成されたシングルモルトウイスキーを精選した「シークレットスペイサイド」コレクションが、2020年より展開されてきました。

その希少性と個性豊かな味わいから、ウイスキー愛好家を中心に人気を博していましたが、2024年4月22日(月)より、さらに希少価値を高めたコレクションとしてリニューアルして発売されることになりました。

新たな「シークレットスペイサイド」コレクションは、4つの蒸留所で構成されます。これまで好評だった「グレンキース」と「キャパドニック」、「ブレイズ・オブ・グレンリベット」から改名してアップデートした「ブレイヴァル」に加え、「ア・グラック・カラン(インペリアル蒸留所)」が今回限りのゲスト蒸留所として日本初登場。

これらの蒸留所の超長期熟成シングルモルトウイスキー全5アイテムがラインナップされます。

リニューアルした「シークレットスペイサイド」コレクション
Pernod Ricard
新たな「シークレットスペイサイド」コレクションのラインナップ。

このうち、4アイテムが日本国内で展開

その4アイテムとは、オフィシャルでリリースされたグレンキース商品の中では過去最長の31年の熟成年数を誇るという「グレンキース31年」、熟した果実を想起させる風味に複雑で深みのある味わいの「キャパドニック27年」、キャパドニック・ピーティッドとしてリリースされた商品の中では過去最長の熟成年数となるという「キャパドニック・ピーティッド27年」、閉鎖されたインペリアル蒸留所からリリースされた商品の中で過去最長の熟成年数という「ア・グラック・カラン27年」です(残り1アイテム、「ブレイヴァル」としてオフィシャルでリリースされた商品の中では過去最長となるという「ブレイヴァル26年」については、日本での発売の時期が未定です)。

全アイテムが最低で26年以上熟成という、以前のコレクションよりも熟成期間が長い原酒のみを製品化しています。そして、カスクストレングス(加水をせず樽出しそのままのアルコール度数)と冷却濾過をしないノン・チルフィルタード製法を採用し、極めてピュアなスタイルのウイスキーに仕上げているということ。超長期熟成ウイスキーのみを収集した非常に希少価値の高いコレクションです。

また、パッケージもより高級感のあるデザインに。ボックスはスペイサイドをテーマにしたイラストや蒸留所ごとにデザインされたロゴがあしらわれ、ボトルはエレガントかつ重厚感のあるデザインを採用。また2024年限定リリースの「ア・グラック・カラン」は、ロンドンを拠点とするラグジュアリー服飾デザイナーのサビナ・サベージュ氏が手掛けたという特別なパッケージデザインとなっています。

より希少性が高まった「シークレットスペイサイド」コレクション。またもやウイスキー愛好家の食指を動かす、貴重なコレクションとなりそうです。

◇「グレンキース31年」商品概要
価格/
13万4200円(税込)
   ※オープン価格 / 参考小売価格
アルコール度数/カスクストレングス
容量/700ml

◇「キャパドニック27年」商品概要
価格/
12万6500円(税込)
   ※オープン価格 / 参考小売価格
アルコール度数/カスクストレングス
容量/700ml

◇「キャパドニック・ピーティッド27年」商品概要
価格/
15万700円(税込)
   ※オープン価格 / 参考小売価格
アルコール度数/カスクストレングス
容量/700ml

◇「ア・グラック・カラン27年」商品概要
価格/
11万円(税込)
   ※オープン価格 / 参考小売価格
アルコール度数/カスクストレングス
容量/700ml

◇「ブレイヴァル26年」商品概要
価格/
7万8100円(税込)
   ※オープン価格 / 参考小売価格
アルコール度数/カスクストレングス
容量/700ml
※日本国内発売時期未定

[脚注]

*1:ウイスキーを瓶詰めする前に冷却ろ過処理を行わずに、そのまま瓶詰めする方法。通常のウイスキーはにごりや澱(おり)の発生を防ぐために冷却ろ過処理を行うが、あえてそのまま瓶詰めすることで、ウイスキー本来の風味や香りが保持されるとされている。

*2:スコットランドの北部に広がる広大なハイランド地方の一部としても見なされることがあるが、公式には独自の地域として認識される。この地域はスペイ川沿いに位置し、スコットランドで最も密集してウイスキー蒸留所が集まっている。スペイサイドのウイスキーは、その豊かなフルーツ味と滑らかさで知られ、世界中で高く評価されている。