ラビットホール
Rabbit Hole

ラビットホールとは

ラビットホール(rabbit hole)=ウサギの穴と聞くと、きっと『不思議の国のアリス』のワンシーンを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。実際、このウイスキーブランド ラビットホールの始まりも、アリスが興味を抱いたことから飛び込んだウサギの穴のように、創業者が好奇心を刺激されてハマったことがきっかけだったようです。

ラビットホールは、2012年にアメリカ・ケンタッキー州ルイビルで誕生しました。創業者のカヴェ・ザマニアン氏は、バーボンウイスキーの熱狂的なファンでありコレクターでしたが、もともとは心理学者です。そこからなぜこれまでのキャリアを捨て、自分で蒸留所を立ち上げたのか…。それは、「現代におけるバーボンウイスキーのシーンに、単調さを感じたから」ということです。

ザマニアン氏は、100年前には創造性にあふれていたバーボンウイスキー造りが、禁酒法と買収によって創意工夫が失われたと分析。そこで、バーボンウイスキーのシーンにこの創造性を取り戻すような新しいものを生み出そうと、全てを賭けてバーボンウイスキーの奥深い世界に飛び込んだそうです。

カヴェ・ザマニアン
Rabbit Hole
創業者のカヴェ・ザマニアン氏。

ザマニアン氏はラビットホールを立ち上げると、アメリカンウイスキーのスタンダードを再定義することを目指し、独自のレシピを考案しました。過去に敬意を表しながら伝統的な技術と革新的な発想を融合させることで、唯一無二のポートフォリオをつくり上げたということです。

その特徴は…というと、ラビットホールではバーボンウイスキーの中では珍しく、ほとんどのレシピで30%以上のモルトをマッシュビルに使用。独自の原材料比によって造られたそのウイスキーを、複雑さと豊かな風味を与えるため、天然の薪でトースト(低温加熱)&チャー(高温で焦がし)を施した特注樽で熟成します。そして樽詰め時には、非効率ながらも風味を最大限に活かした製法を採用しており、一度に15樽以上生産しないという少量生産の体制をとっています。

こうして誕生したラビットホールのウイスキーは、スーパープレミアムバーボンウイスキーの地位を確立し、世界的にも高い評価を受けています。

樽
Rabbit Hole
樽は、業界では珍しく、低温でトーストした後に天然の薪焚きでチャーリング(焦がし)したものを使用。

今回は2種類が
日本で販売開始されることに

そんなラビットホールのウイスキーが、2024年2月13日(火)からついに日本でも販売されることになりました。今回発売となったのは、「ラビットホール ケイブヒル」と「ラビットホール デアリンガー」の2種類です。このどちらも数々の酒類コンペティションで受賞歴を誇る、名バーボンウイスキーになります。

ラビットホール
Rabbit Hole
左が「ラビットホール ケイブヒル」、右が「ラビットホール デアリンガー」。

「ラビットホール ケイブヒル」はブランドを代表する製品で、ケンタッキー州ルイビルの蒸留家たちへのオマージュとして造られた、深みとスタイルを兼ね備えた風味豊かな味わいを持つストレートバーボンウイスキー。「ラビットホール デアリンガー」もストレートバーボンウイスキーですが、こちらはワニ皮のようになるまで強く焦がした樽で熟成させた上質なウィーテッド・バーボンを、スペイン産の厳選されたペドロ・ヒメネス・シェリー樽でフィニッシュしたもの。五感を刺激する、複雑でバランスのとれた味わいに仕上げていると胸を張ります。

満を持して上陸した注目のバーボンウイスキー、ぜひ手に取って、その芳醇な香りと深い味わいをご堪能ください。

◇「ラビットホール ケイブヒル」商品概要
価格/オープン / 参考小売価格 1万10円(税込)
アルコール度数/47.5度
容量/700ml

◇「ラビットホール デアリンガー」商品概要
価格/オープン / 参考小売価格 1万4487円(税込)
アルコール度数/46.5度
容量/700ml