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食品の保存や調理を始め、さまざまな用途に使えるシリコーンバッグ。繰り返し洗って使えるため、サステナブルな視点からも注目を集めています。
このページでは、その使い方や選び方を解説。さらに和平フレイズのマジカリーノや、スタッシャーなどのおすすめ商品も紹介します。
シリコーンバッグとは?
シリコーンバッグとは、何度も繰り返し洗って使えるシリコーン(シリコン)製の保存袋のこと。耐冷性や耐熱性に優れており、食品の冷蔵保存・冷凍保存や加熱調理などに利用できます。
使うたびに洗うのは面倒…と思うかもしれませんが、ほとんどのシリコーンバッグは食洗機に対応しています。小さくたためる商品も多く、収納場所にも苦労することもないでしょう。
確かに使い捨ての密閉袋より高価ではありますが、そのぶん家庭から出るプラスチックゴミを減らせるのも利点です。SDGs的な観点からも愛用者が増えています。
また、食品以外にも鍵や化粧品、文房具といった小物を入れてもOK。一つ持っていれば、あらゆるシーンで活躍する万能アイテムです。
シリコーンバッグの使い方
シリコーンバッグは密閉性に優れているため、小さくカットした野菜や果物、つくり置きしたおかずなどを冷蔵保存・冷凍保存するのにうってつけです。保存した食品はそのまま電子レンジで温めたり、解凍したりできるので、別の容器に移す手間も省けます。
シリコーンバッグは熱に強いので、沸騰したお湯に入れてしばらく置いておけば、おいしい蒸し料理をつくることも可能です。野菜はもちろん、肉や魚を低温でじっくり調理したい場合にも重宝するでしょう。また、冷蔵保存・冷凍保存した食品も、丸ごと湯せんできます。
シリコーンバッグを使えば、オーブン料理も簡単になるでしょう。手順はとてもシンプルで、あらかじめ味をつけた肉や魚をシリコーンバッグに入れて、そのままオーブンで焼くだけ。ただ、中にはオーブン不可の商品もあるので、購入前に確認するのをお忘れなく。
シリコーンバッグを購入するときのポイント
サイズ
シリコーンバッグに何を入れたいかを思い浮かべて、以下を目安にベストなサイズを選びましょう。また、カレーやスープなどの汁物を保存したい場合は、マチがついたシリコーンバッグがイチオシ。自立するタイプがほとんどで、それを選べば冷蔵庫内のスペースを有効活用できるでしょう。
- 約300mlサイズ:お菓子や鍵、リップなど小物を持ち運びたいとき
- 約500mlサイズ:カット野菜や果物、おかずの保存したいとき
- 1000ml以上サイズ:肉や魚の保存、下味調理、湯せんをするとき
耐熱温度・耐冷温度
シリコーンバッグは、耐熱性や耐冷性に優れているとは言え、その具体的な温度は商品によってさまざま。電子レンジや湯せん、オーブンに対応していないケースもあります。
特にシリコーンバッグを食品の保存だけでなく、加熱調理に利用したい場合は要注意。商品のスペックを見て、耐熱温度や耐冷温度、対応可能な調理方法をチェックしてください。
開閉方法
シリコーンバッグの開閉方法には、スライドバータイプやクリップタイプなどがあります。それぞれの特徴を考慮し、用途に応じて使い分けるのも一つの方法です。
例えばスライドバータイプは密閉力が高いため、フレッシュさをキープしたい肉や魚、汁もれが心配なおかずの保存にぴったり。一方、クリップタイプは手軽に開閉できるので、少量ずつ使いたいカット野菜の保存に向いています。
カラー
シリコーンバッグには、透明タイプと色つきタイプがあります。透明タイプは、中に何が入っているかがひと目でわかるのがメリット。食品の保存状態もチェックしやすいです。
色つきタイプは、例えば野菜はグリーン、果物はレッドなど食品を色別に保存したいときに便利。色移りが目立ちにくいため、カレーやトマトソースを保存する際にもおすすめです。
シリコーンバッグのおすすめ8選
スタッシャー シリコーンバッグ サンドイッチ
「使い捨てプラスチックゴミをなくして海を守りたい」との想いから、カリフォルニア州で誕生したスタッシャー。原料には、医療用器具や乳幼児用製品にも使われる、ピュアプラチナシリコーンだけを採用しています。
コチラは「サンドイッチ」という商品名のとおり、サンドイッチを入れるのにぴったりな450mlサイズです。独自のピンチロックシステムにより液もれしにくく、持ち運びにも向いています。
- サイズ:450ml
- 耐熱温度:250℃
- 耐冷温度:-18℃
- 開閉方法:ピンチロックシステム
- カラー:ラベンダー
和平フレイズ マジカリーノ シリコーンバッグS
和平フレイズのレンジ調理器具シリーズ「マジカリーノ」は、主菜・副菜が手軽につくれて時短クッキングにも適しています。特にこのシリコーンバッグは、これ一つで7役をこなす優れもの。冷蔵・冷凍はもちろんのこと、温め・蒸す・潰す・漬ける・低温調理までできます。
例えばシリコーンバッグでじゃがいもを蒸したら、そのまま潰してポテトサラダをつくることも可能です。食材の下ごしらえから調理までが一気にできるため、洗い物も少なくて済むでしょう。加えて、食洗機にも対応しているのでお手入れもラクラクです。
- サイズ:―
- 耐熱温度:200℃
- 耐冷温度:-20℃
- 開閉方法:クリップ
- カラー:透明
ジップオウル シリコンバッグ
耐冷温度-50℃、耐熱温度250℃で冷凍保存から加熱調理まで、幅広い用途に利用できます。底の部分にマチがあるので、冷蔵庫の中で立てて保存できる点も魅力。ウォータープルーフ構造を採用しており、スープなど汁物の保存にも向いています。
3つの単位(カップ・ミリリットル・オンス)の目盛りつきで、内容量がひと目でわかるのもメリット。さらに、ホワイトボード用マーカーでメモができるのもうれしいところ。賞味期限などを書いておけば、フードロスの削減にもつながります。
- サイズ:200ml
- 耐熱温度:250℃
- 耐冷温度:-50℃
- 開閉方法:クリップ
- カラー:ホワイト
スタッシャー シリコーンバッグ スナック
子どものお菓子を入れたり、カットフルーツを入れたりするのに便利なコンパクトサイズ。かさばらないので、持ち歩くのにぴったりです。ピンチロックシステムでしっかり密閉でき、正しく使用していれば中身が漏れる心配もないでしょう。
さらに、海やプールでは防水スマートフォンケースとしても活躍します。さまざまな用途に使えるため、持っておいて損はないと言えるアイテムです。
- サイズ:293.5ml
- 耐熱温度:250℃
- 耐冷温度:-18℃
- 開閉方法:ピンチロックシステム
- カラー:クリア
ルクエ シリコンバッグ
コチラは、プラチナシリコン素材のキッチンツールを製造している、スペインの調理器具メーカー「ルクエ」のシリコーンバッグ。マチがあるので、肉や魚、野菜や果物、汁物などを立てて保存できます。「逆さまにしても中身が漏れない」と好評で、密閉性の高さも人気の秘訣です。
油性ペンで文字を書くことも可能です。内容物と日付を書いておけば、どの食品がいつまで食べられるかを瞬時にチェックできて便利。なお、書いた文字は中性洗剤で落とせます。
- サイズ:1000ml
- 耐熱温度:220℃
- 耐冷温度:-60℃
- 開閉方法:スライドバー
- カラー:透明
HIDERME シリコンバック 4個セット
1000mlサイズのシリコーンバッグが、4枚入っているお得なセット商品。クリア・ブルー・レッド・グリーンの4カラーがあり、食品を色分けして保存したいときに便利です。サイドにストラップホールがついているため、タグを取り付けて管理するのもよし。
開閉方法は、密閉性の高いスライドジッパー式。野菜や果物の鮮度を保ったまま、冷凍保存が可能です。また、お子さんのおやつや、昼食のおにぎりを持ち歩くのにもぴったり。シリコーンバッグごと電子レンジに入れて、加熱や解凍ができます。
- サイズ:1000ml
- 耐熱温度:―
- 耐冷温度:―
- 開閉方法:スライドジッパー
- カラー:クリア・ブルー・レッド・グリーン
Kalar シリコン密閉袋
人体への影響が懸念されている有機化合物BPA(ビスフェノールA )フリーのピュアプラチナシリコン製。ジップロックと同じ開閉方法なので、誰にでも扱いやすいのが魅力と言えます。シリコーンバッグをはじめて使う人にもおすすめです。
サイズは、700ml・1500ml・2300mlの3種類ありますが、特にコチラの700mlサイズはランチバッグや化粧品などの小物を入れるのに適しています。食品の保管だけでなく、スマホケースやトラベルポーチとしても活用でき、アウトドアシーンでも役立つはずです。
- サイズ:700ml
- 耐熱温度:―
- 耐冷温度:―
- 開閉方法:ジップロック式
- カラー:ホワイト
ジップトップ シリコン製保存容器
環境への配慮から誕生した新感覚のシリコーン製保存容器「Zip Top(ジップトップ)」。5000回以上も繰り返し使えるとされる、耐久性の高さが魅力です。BPAや鉛、フタル酸エステルフリーのアレルギーを引き起こしにくい素材を使用している点にも注目です。
マチがたっぷりあるので、大きな食材もスムーズに出し入れでき、使い勝手も良好。電子レンジでの調理も可能です。サイズ違いで重ねることもできるため、収納場所にも困らないでしょう。
- サイズ:473ml
- 耐熱温度:―
- 耐冷温度:―
- 開閉方法:ジップ式
- カラー:グレー
シリコーンバッグの洗い方
ほとんどのシリコーンバッグは食洗機に対応していますが、一般的な食器用洗剤さえあれば、手洗いでも十分にきれいにできます。洗い方はとても簡単。シリコーンバッグに食器用洗剤とお湯を入れ、シャカシャカと上下に振るだけでOKです。
ただし、シリコーンバッグの角に付着した汚れに関しては、歯ブラシやボトルブラシでやさしく取り除くといいでしょう。それはシリコーンバッグを裏返したり、強くこすったりすると、破れてしまうおそれがあるため。洗浄後はシリコーンバッグを逆さまに立て、中までしっかりと乾かしてください。
まとめ
シリコーンバッグを使えば食材とお料理次第で、食品の保存から調理までがこれ1つで済ますことができるので時短にもつながります。さらに、何度も繰り返し使えるので経済的とも言えるでしょう。この機会にぜひ、シリコーンバッグを試してみてはいかがでしょうか。