[目次]

▼ ワイヤレスイヤホンの選び方

 【音質】口コミと「コーデック」をチェック

 【マイク】通話・Web会議に使うなら要チェック

 【充電の端子】スマホと同じ端子なら便利

 【連続再生時間】充電にかかる時間もチェック

 【防水性能】ジムやジョギング中にも使うなら必須

▼ ワイヤレスイヤホンのおすすめ10選

▼左右一体型と独立型、どちらがおすすめ?

▼まとめ


すっかり定番となったワイヤレスイヤホン。音楽を聴くだけでなく、スマホでの通話用やウェブ会議のヘッドセットとしての需要も高まっており、人気になっています。

多くのメーカーから、さまざまな製品が販売されていますが、商品数が多過ぎてどう選んでいいかわからないという人も多いのでは? そこでこのページでは、iPhoneやAndroidユーザーそれぞれに合った使いやすいワイヤレスイヤホンの選び方を解説します。

さらに、Amazonで購入できる人気メーカーの左右一体型・完全ワイヤレスイヤホンを、音質のいいものからコスパのよいものまで幅広く紹介します。

ワイヤレスイヤホンの選び方

まずは、ワイヤレスイヤホンの選び方から。ここで紹介する5つのポイントを抑えれば、失敗が少なくなるはずです。

1.【音質】口コミと「コーデック」をチェック

young business man working on digital tablet
Ridofranz//Getty Images

ワイヤレスイヤホンの音質は、実際に聴かないとわかりません。なので、視聴するのがベストです。でも購入前に、「コーデック」を確認することで、大まかな音の良し悪し(音の情報量)を把握することができるでしょう。

[コーデックと特徴]

  • SBC:すべてのBluetoothイヤホンが対応している
  • AAC:iPhone、iPad、Macなど、主にApple製品が対応している高音質規格
  • aptX:主にAndroidスマホ、WindowsPCが対応している高音質規格
  • LDAC/aptX HD:”ハイレゾ”と呼ばれる「超」高音質規格

打ち込みを多用した曲など、音の数が多い曲にはAACやaptXが向いています。とにかく音にこだわるなら、aptXの上位互換「aptX HD」や「LDAC」も視野に入れましょう。

なお、音に特別こだわらない人や、通話をメインに使用するなら、SBCでも問題ないはずです。口コミと「コーデック」をチェックして、自分の好みに近そうなものを選びましょう。

2.【マイク】通話・Web会議に使うなら要チェック

image
Vladimir Vladimirov//Getty Images

マイクがついているワイヤレスイヤホンなら、スマートフォンでの通話やZoomなどを使ったWeb会議にも使えます。また、マイクにノイズキャンセリング機能が付いているものなら、相手に周囲の騒音が聞こえづらくなります。

3.【充電の端子】スマホと同じ端子なら便利

wireless headphones in the box
AnryMos//Getty Images

ワイヤレスイヤホンの充電端子は大きく3種類に分かれます。スマホなど電子機器の充電で使っている端子と合わせれば、充電ケーブルを増やさずに済むので便利です。また、USB-Cケーブルを使った製品は高速充電が可能なものもあります。

[充電端子の種類]

  • Micro USB:やや古い規格。発売が古い製品、安価な製品に使われる
  • USB-C:主にAndroidスマホに使われている最新の端子で、充電が速い
  • Lightning:主にiPhoneで使われている端子

4.【連続再生時間】充電にかかる時間もチェック

happy woman using a laptop and wireless earphones awhile working at a cafe
FreshSplash//Getty Images

通勤や通学時に使う場合、最低でもその間は充電が持つワイヤレスイヤホンを選ぶようにしましょう。充電を繰り返すとバッテリーは劣化するので、電池持ちのいい製品を選んでおいたほうが長く使い続けられるはず。

充電にかかる時間も重要です。急速充電に対応した製品なら、5分の充電で1時間使えるものなどもあるので、うっかり充電し忘れたときにも重宝します。

5.【防水性能】ジムやジョギング中にも使うなら必須

go out and make good choices
Mikolette//Getty Images

ジムでの運動中やジョギング中にワイヤレスイヤホンを使うのであれば、汗が浸入しても故障しないよう、防水に対応したタイプを選ぶのがマッチベターです。

防水性能は「IPX7」のような書き方で表し、最後の数字が大きい方が性能がアップします(最大は7)。汗や雨には「IPX4」以上を目安に選ぶと良いでしょう。

ワイヤレスイヤホンのおすすめ10選

ここまで紹介した選び方のポイントを抑えつつ、おすすめのワイヤレスイヤホンを10製品ピックアップ。どれも口コミがよく、おすすめできる製品です。

エレコム FAST MUSIC TWS10

エレコム FAST MUSIC TWS10

FAST MUSIC TWS10
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¥3,065
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お得な完全ワイヤレスイヤホンを探している人におすすめなのが、コチラ。今までこの価格帯で国内メーカー製品がなかったこともあり、人気を集めています。

機能的にはベーシックで充電端子もmicroUSBですが、機能、再生時間ともに必要十分な性能です。本体カラーが4色用意されているので、好みの色を選べるのもうれしい点です。

  • 対応コーデック:SBCのみ
  • マイク:あり
  • 充電端子:micro-USB
  • 連続再生時間:約3時間(ケース込み 9時間)
  • 充電時間: 1.5時間
  • 防水:-

Anker Soundcore Life U2

Anker Soundcore Life U2

Soundcore Life U2

24時間もの連続再生が可能な、ネックバンドタイプのワイヤレスイヤホンです。コーデックはSBCのみですが、それ以外の機能は充実していて、コスパはかなりのもの。

重さはわずか33g。1日中つけていても負担にならず、テレワークに最適です。マイクには周囲の音をカットするノイズキャンセリング機能が付いているので、自分の声がクリアに相手に伝わります。

  • 対応コーデック:SBCのみ
  • マイク:あり
  • 充電端子:USB-C
  • 連続再生時間: 24時間
  • 充電時間: 2時間
  • 防水:IPX7

ソニー ワイヤレスイヤホン WI-C310

SONY WI-C310 BC

WI-C310 BC
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ソニーの中ではリーズナブルなワイヤレスイヤホンですが、USB-C充電に対応し、連続15時間再生を実現。iPhoneなどに採用されるAACコーデックにも対応しているので、音質にも期待が持てます。

この価格帯としては珍しく、同時に8台までの機器とBluetoothでつないでおけるマルチペアリング機能が付いているので、スマホとPCの両方で使いたい場合などに便利です。

  • 対応コーデック:SBC/AAC
  • マイク:あり
  • 充電端子:USB-C
  • 連続再生時間: 15時間
  • 充電時間: 3時間
  • 防水:-

オーディオテクニカ ATH-SQ1TW

Audio Technica ATH-SQ1TW SVN

ATH-SQ1TW SVN
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¥9,000

価格と性能のバランスのよいワイヤレスイヤホンで売れています。実に6色ものカラーラインナップが用意されているのも人気の秘訣です。

約15 分の充電で約60分間の連続再生が可能な急速充電を搭載。再生時感も長めで、防水にも対応しています。コーデックはSBCのみなので、音質に過剰な期待はできませんが、1万円未満で左右独立型のワイヤレスイヤホンを探しているならおすすめです。

  • 対応コーデック:SBCのみ
  • マイク:あり
  • 充電端子:USB-C
  • 連続再生時間: 6.5時間(ケース込み 15時間)
  • 充電時間:イヤホン約1.5時間/充電ケース約2時間
  • 防水:IPX4

Anker Soundcore Life P3

Anker Soundcore Life P3

Soundcore Life P3

さまざまなイヤホンを販売しているAnker(アンカー)が、iPhoneユーザーに向けてつくったワイヤレスイヤホン。コスパを考えれば、人気の「Air pods Pro」に十分対抗できる人気製品と言えるでしょう。

Apple製品向けの高音質コーデックのAACを採用し、10分の充電で120分再生できる急速充電も搭載。さらに3種類のノイズキャンセリング機能が付いているので、電車や飛行機の中でも音楽を楽しめます。コスパを重視するiPhoneユーザーにおすすめです。

  • 対応コーデック:SBC/AAC
  • マイク:あり
  • 充電端子:USB-C
  • 連続再生時間: 7時間(ケース込み 35時間)
  • 充電時間:約3時間
  • 防水:IPX5

AVIOT TE-D01m

AVIOT TE-D01m

AVIOT TE-D01m

最近、日本の音楽ファンから支持されているのが、国内メーカーの「AVIOT(アビオット)」のワイヤレスイヤホン。欧米人とは違う、日本人の耳に合わせてチューニングを施しているのが特徴です。

iPhone・Android両方の高音質コーデックに対応し、充電端子も最新のUSB-Cを採用。連続再生時間も長く、防水処理もされています。さらにノイズキャンセリング機能も搭載していることも考えると、この価格はかなりお得と言えるでしょう。

  • 対応コーデック:SBC/AAC/apt-X
  • マイク:あり
  • 充電端子:USB-C
  • 連続再生時間: 10時間(ケース込み 50時間)
  • 充電時間:約1.5時間
  • 防水:IPX4

Beats Powerbeats

beats Powerbeats

Powerbeats

身体を動かしながら使いたいiPhoneユーザーにおすすめなのが、コチラの「Powerbeats」。耳にひっかけて使うため、激しく動いてもずれ落ちにくく、デザインもクールです。

Apple傘下のBeats(ビーツ)だけに、iPhoneとの連携は完璧。特別な操作なくスムーズに接続できて、Beatsらしい低音の効いた音を楽しめます。連続15時間再生でき、5分の充電で1時間使える急速充電も搭載しています。

  • 対応コーデック:SBC/AAC
  • マイク:あり
  • 充電端子:Lightning
  • 連続再生時間: 15時間
  • 充電時間:-
  • 防水:-

Beats Studio Buds

by dr.dre Beats Studio Buds

Beats Studio Buds
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¥18,515

iPhoneユーザーを主な対象として製品開発をしていたBeatsですが、最近は充電端子をUSB-Cに変更し、Androidユーザーが使える専用アプリも用意するなどユーザーの間口を広げています。

この「Studio Buds」はノイズキャンセリング機能を搭載し、連続再生時間は8時間、5分の充電で60分使える急速充電も付いて、「Air Pods」にはない防水にも対応しています。Air Podsを検討しているなら、コチラと比較してみるのもおすすめです。

  • 対応コーデック:SBC/AAC
  • マイク:あり
  • 充電端子:USB-C
  • 連続再生時間: 8時間(ケース込み24時間以上)
  • 充電時間:-
  • 防水:IPX4

Apple Air pods Pro

Apple AirPods Pro

Apple AirPods Pro

大人気のApple純正のワイヤレスイヤホンです。iPhoneやiPadなどApple製品との接続のスムーズさは抜群で、Appleユーザーならコレを買っておけば間違いないとまで言われています。

実は防水機能がないなど、機能的には完璧とまでは言い切れませんが、ユーザーが口をそろえるのが「ノイズキャンセリング機能の素晴らしさ」です。周りの音をシャットアウトして、音楽や作業に集中したいときに実力を発揮します。

  • 対応コーデック:SBC/AAC
  • マイク:あり
  • 充電端子:Lightning
  • 連続再生時間: 4.5時間(ケース込み 24時間以上)
  • 充電時間:-
  • 防水:-

ソニー WF-1000XM4

SONY WF-1000XM4 B

WF-1000XM4 B

ソニー製ワイヤレスイヤホンの最高峰です。ヘッドホンで評判のソニー独自のノイズキャンセリング機能を搭載し、さらにハイレゾにも対応。徹底的に音楽を楽しめるワイヤレスイヤホンです。

装着したまま会話ができる外音取り込みモードや、骨伝導センサーを搭載した高性能マイクなど、他の製品にはない機能も搭載。多少高価でも、後悔しない買い物がしたい人におすすめです(aptX非対応のため、Androidスマホは「LDAC」に対応した機種での使用をおすすめします)。

  • 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC
  • マイク:あり
  • 充電端子:USB-C
  • 連続再生時間: 12時間(ケース込み 36時間)
  • 充電時間:約1.5時間
  • 防水:IPX4

左右一体型と独立型のワイヤレスイヤホン、どちらがおすすめか?

handsome businessman standing in his office using a digital tablet during a late night at work
miniseries//Getty Images

最近の主流は、“完全ワイヤレス”と呼ばれる「左右独立型」です。ケーブルが邪魔にならず、収納時に絡まることもありません。

「左右一体型」は連続再生時間が長いので、テレワークでずっと音楽を聴くなど、長時間つけっぱなしにする使い方に向いています。イヤホンが耳から外れても飛んでいかないので、片方だけ紛失することもありません。

まとめてみると…

  • ケーブルがないほうが良い人 → 左右独立型(完全ワイヤレス)
  • 連続再生時間を重視 & 紛失のリスクを減らしたい人 → 一体型

と考えるとよいでしょう。

まとめ

以前は有線イヤホンが主流でしたが、現在はごく低価格な製品と、マニア向けの高額製品に二極化しており、「ちょうどよい」イヤホンはほとんどワイヤレスになっています。価格も高すぎず、便利で使いやすいため人気です。

このページで紹介した選び方を参考に探していけば、ワイヤレスイヤホン選びの失敗を防ぎやすくなります。また、紹介したイヤホンはどれもおすすめできる製品なので、気になったものがあれば、ぜひ購入してみてください。