[目次]

▼ チューナーレステレビとは? NHKの受信料は払わなくていい?

▼ チューナーレステレビとモニターやスマートテレビとの違いは?

▼ チューナーレステレビの選び方

▼ チューナーレステレビのおすすめ6選

▼ まとめ


名前のとおり、地上波放送や衛星放送を受信するためのチューナーという装置が外されたものが「チューナーレステレビ」です。代わりにAndoroid TVやGoogle TVなどのテレビ用OSが搭載されており、主に動画配信サービスを楽しむための家電として知られています。

リアルタイムでテレビ番組をほとんど見ず、YouTubeをよく見る人や、Netflix、Amazon Primeといったサブスクリプション型のVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスを利用している人におすすめと言える家電です。

ですが、チューナーレステレビはさまざまなメーカーから販売されており、いざ買おうとしたときに悩んでしまう人もいるかもしれません。

そこでこのページでは、チューナーレステレビの選び方を詳しく解説。高画質な4K対応モデルをはじめとするおすすめ商品を紹介します。

チューナーレステレビとは。
NHKの受信料は払わなくていい?

チューナーレステレビとは、地上波放送や衛星放送を受信するためのチューナーという装置を外し、テレビ用OSを搭載したテレビのこと。よってチューナーレステレビ単独では地上波・BS・CS放送は視聴できませんが、動画配信サービスを大画面で視聴することができます。

チューナーレステレビには、次のようなメリット・デメリットがあります。

メリット
  • アンテナの接続や設定が不要
  • チューナー搭載のテレビと比較すると安価な商品が多い
デメリット
  • テレビ放送を視聴したり録画したりできない

チューナーレステレビのほうが安価な商品が多いこともあり、テレビの放送をリアルタイムで見ることがあまりなく、YouTubeや、NetflixのようなVODを主に視聴している人にはおすすめと言えます。

また、チューナーレステレビについて調べていると、「NHKの受信料を払わなくていい」という情報を見かけることがあるかもしれません。

これについては、放送法第64条に「NHKの放送を受信することができるテレビを持っている場合、NHKと受信契約を結ばなければならない」といった旨が記載されていることから、チューナーレステレビはNHKの放送を受信することができる受信設備ではないため、確かにNHKの契約は不要と言えます。ですが、もし家にNHK放送を受信可能な設備がある場合には、支払う義務が発生するため注意が必要です。

チューナーレステレビと
スマートテレビやモニターとの違いは?

チューナーレステレビと似たものとして、スマートテレビやモニターが挙げられます。

スマートテレビとは、「インターネットにつながるテレビ」のこと。チューナーレステレビはスマートテレビの一種と言えるでしょう。チューナーレステレビとスマートテレビの違いは「チューナーがあるかどうか」、つまり動画配信サービスだけでなくテレビ放送も楽しめる点にあります。

チューナーレステレビとモニターとの違いは、「テレビ用のOSを搭載しているかどうか」になります。モニターはケーブルから入力された映像を映し出すのに対し、チューナーレステレビは単独でインターネットに接続することができます。リモコン操作ができるという点も違いと言えるでしょう。

チューナーレステレビの
選び方

テレビを見ている人
demaerre//Getty Images
視聴したい動画配信サービスに
対応しているか

チューナーレステレビは、だいたいの商品がYouTube、Amazonプライムビデオ、Netflixには対応していますが、自分が入会している動画配信サービスに対応しているかをチェックすることをおすすめします。

また、地上波の番組を見たい人は、TVerやFODといった見逃し配信サイトに対応するものを選ぶのがおすすめです。

部屋の大きさに合わせて選ぶ
テレビ
Wa Nity Canthra / EyeEm//Getty Images

チューナーレステレビの大きさを選ぶときは、設置する部屋のサイズに合わせるのがおすすめです。インテリアの配置によって圧迫感がでることもありますが、一般的に次のサイズが目安とされています。

  • 6畳:24~32型
  • 8~10畳:32~40型
  • 10畳以上:40~50型

また、商品ごとにおすすめとされている視聴距離がありますので、こちらもチェックすることをおすすめします。

解像度をチェック。
近年は高画質な4Kモデルも人気

チューナーレステレビの解像度には、HD(ハイビジョン)、フルHD(ハイビジョン)、4Kの3種類があります。この中では4Kの解像度が一番高く、画質にこだわりたい人や大画面のチューナーレステレビを選ぶ人におすすめ。4Kは近年多く発売されている人気モデルでもあります。

ただし解像度が高いものほど値段は上がる傾向にありますので、低価格なチューナーレステレビを探している人や小型のモデルを選ぶ場合は、HDやフルHDのほうがおすすめと言えるでしょう。

音響にこだわりたい人は
DolbyAtmos対応モデルがおすすめ

DolbyAtmos(ドルビーアトモス)とは、前後左右だけでなく高さも加えた立体的な音響空間をつくり出し、全身を包み込むようなオーディオ体験が提供する技術です。映画館でも採用されている音響技術になります。臨場感のあるサウンドで、没入感を高めてくれるでしょう。

ゲーム機器やパソコンをつなぐ人は
接続端子を確認
テレビ
Luis Alvarez//Getty Images

チューナーレステレビに備わっているHDMI端子やUSB端子をつなげば、ゲームをしたりテレワーク時のモニターとしても使ったりすることもできます。使いたい機器の目星がついている人は、何が必要かチェックしておくことをおすすめします。接続端子の数は使いたい機器の数と同じか? それ以上あるチューナーレステレビがおすすめとなります。

チューナーレステレビの
おすすめ6選

オリオン チューナーレステレビ 32型

チューナーレステレビ 32型

オリオン チューナーレステレビ 32型

¥21,800
Amazon で見る
楽天市場 で見る

Netflix、YouTube、Amazonプライムビデオに対応したチューナーレステレビで、さらにGoogle Playからも追加でダウンロードできます。さまざまな動画配信サービスを利用している人におすすめと言えるでしょう。

DolbyAtmosに対応しているため、臨場感のあるサウンドで楽しみたい人にもおすすめです。24型の小型なものから75型の大画面のものまで、幅広くラインナップされています。

  • 対応サービス:Netflix、YouTube、Amazonプライムビデオ、他のサービスもGoogle Playからダウンロードして追加可能
  • サイズ:32型
  • 解像度:HD
  • 接続端子:HDMI、ビデオ入力端子、光デジタル音声出力、ヘッドホン出力、USB2、LAN

RCA チューナーレステレビ 32型

RCA チューナーレステレビ 32型

RCA チューナーレステレビ 32型

¥26,991

1919年にアメリカで創業した電機メーカー、「RCA」のチューナーレステレビです。Googleアシスタントに対応しているため、音声で操作をしたい人におすすめ。Google独自のメディアストリーミングデバイス「Chromecast(クロームキャスト)」が内蔵され、スマートフォンと連携させることで動画や写真などもチューナーレステレビに映すことができます。

  • 対応サービス:Netflix、U-NEXT、Amazon プライムビデオ、AbemaTV、TVer、YouTube
  • サイズ:32型
  • 解像度:フルHD
  • 接続端子:HDMI(3ポート)、USB(2ポート)、ビデオ入力、光デジタル出力、ヘッドホン出力、有線LAN

山善 チューナーレス 40型 QRK-40TL2K

チューナーレス 40型 QRK-40TL2K

山善 チューナーレス 40型 QRK-40TL2K

¥29,800

壁掛け用のネジ穴がついており、壁掛けもできるチューナーレステレビです。フルハイビジョンの液晶パネルを採用し、 「上下左右178度の視野角で斜めから見てもキレイで鮮やかな映像が視聴できる」と言います。家族や友人など大勢で視聴するときにもおすすめです。

  • 対応サービス:Netflix、YouTube、Amazonプライムビデオなど
  • サイズ:40型
  • 解像度:フルHD
  • 接続端子:HDMI(2ポート)、USB(2ポート)、ビデオ入力、光デジタル音声出力、 音声出力、LAN

WIS ASTEX チューナーレステレビ

ASTEX チューナーレステレビ

WIS ASTEX チューナーレステレビ

¥46,800

大画面の迫力ある映像を楽しみたい人は、こちらの4Kチューナーレステレビはいかがでしょうか。コントラスをダイナミックに表現することで、色彩をより豊かに映し出すことを可能にした映像技術HDR(High Dynamic Range=ハイダイナミックレンジの略称)に対応しています。

なお、こちらのチューナーレステレビも壁に取りつけて使うことができます。

  • 対応サービス:YouTube、NETFLIX、Prime Video、Disney+、hulu、TVer、dTV、FOD、U-NEXT、ABEMA
  • サイズ:50型
  • 解像度:4K
  • 接続端子:HDMI(3ポート)、USB(2ポート)、ビデオ入力、光デジタル音声出力、 LAN、ヘッドホン

ユニテク アンドロイドモニターテレビ K4300USG-E

アンドロイドモニターテレビ K4300USG-E

ユニテク アンドロイドモニターテレビ K4300USG-E

¥38,500
Credit: 楽天市場

こちらも4Kのチューナーレステレビです。リモコンにはNetflix、YouTube、Amazonプライムビデオ、Google Playへのダイレクトボタンが備わっているので、これらのサービスをよく使う人には使い勝手がよいでしょう。

接続端子の数が多く、ゲーム機器やノートパソコン、サウンドバーなどさまざまな機器につないで使いたい人にもおすすめです。

  • 対応サービス:Netflix、YouTube、Amazonプライムビデオ、他のサービスもGoogle Playからダウンロードして追加可能
  • サイズ:43型
  • 解像度:4K
  • 接続端子:HDMI(4ポート)、USB(2ポート)、コンポジット、光音声デジタル出力、LAN

TCL チューナーレススマートテレビ 43P63E

チューナーレススマートテレビ 43P63E

TCL チューナーレススマートテレビ 43P63E

¥47,800
Credit: 楽天市場

電機メーカーのTCLが、同じく電機メーカーのエディオンと共同開発してつくったチューナーレステレビがこちら。奥行き感の映像を映し出すというマイクロディミング機能やDolbyAtmosを搭載しています。

さらに、映像遅延時間を短縮するゲームモード「ALLM」にも対応しており、チューナーレステレビを動画配信サービスの視聴だけでなく、ゲームにも活用したい人におすすめです。

  • 対応サービス:YouTube、NETFLIX、Prime Video、Disney+、hulu、TVer、dTV、FOD、U-NEXT、ABEMAなど
  • サイズ:43型
  • 解像度:4K
  • 接続端子:HDMI(3ポート)、USB(1ポート)、ビデオ入力、光デジタル音声出力、ヘッドホン出力、LAN

まとめ

動画配信サービスを主に、視聴する人におすすめのチューナーレステレビです。既にテレビがある人も、YouTubeやNetflixなどを大画面で見るためのセカンドテレビとして取り入れるのもよいでしょう。このページを参考に、自分に合ったチューナーレステレビを見つけてみてください。