スライムが海軍の秘密兵器に! 米海軍はヌタウナギをヒントに開発中
「ヌタウナギ」と言って、見た目はウナギのようですが…実はウナギとは別の生きもで、「円口類」に分類されます。背骨やあごがなく、皮膚は粘液に覆われているのが特徴。深海に住み、大型動物の死骸などを食べているそうです。そんな生物からヒントを得た「合成スライム」は、「敵船を水中で足止めをするための、強力な武器になる」と米海軍は言っています。
By エスクァイア編集部
米海軍は敵の船を停止させるための武器として、合成スライム兵器の開発を進めているのです。
この兵器は、粘液によって捕食側の生物の口やえらを詰まらせる「ヌタウナギ」の習性にヒントを得たものであり、海水と接触すると元のサイズの1万倍にも膨張するというものなのです。
「研究者たちの間でヌタウナギの粘液は、自然界の生体材料の中でも最もユニークなものとされてきました」と話すのは、マテリアルエンジニアでこのスライム兵器の共同開発者であるライアン・キンサー氏です。