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テクノロジーオタクの皆さん、今年の展望についてどんな印象を持っていますか？
全米民生技術協会（CES）で発表された新商品やちょっとした仕掛けに、もしや一喜一憂していませんか？ CESを見くびっているように聞こえたら申し訳ありません。私はテクノロジー系編集者の端くれに過ぎませんが、皆さんが騒いでいるようなものに少しうんざりしています。私たちは今、あまりにも多くの技術に囲まれていて、大げさに宣伝されているもののほとんどは…大して素晴らしいとは思ってないからです。
私たちの手にも目にも、そして家にもハイテク機器をすでに装備しているはずです。キッチンカウンターにも寝室にも、ハイテク機器が置いてありますよね。紙のノートですら、いまやハイテク化されているはずです。なにより私たちは、太陽の代わりにハイテクの力で目を覚ましているのですから。
では、一人の人間が実際に重要なテクノロジーにどこで追いつくべきでしょうか？ その答えは以下です。
私は今年初めに手にしたリリースに注目し、実際に何が私の生活に変化をもらたらしてくれるかを見極めてきました。Clicks社からの新しい触感を与えるiPhoneキーボードは、私に変化を与えるでしょうか？ 実際には、あまりそうとは言えません。その一方でアップル社の「Vision Pro」は？ その答えは、「私にとって変化をもたらすます」。はい、これは「絶対に」と加えるほどです…。
私が言いたいのは、これは些細なリリースのリストではないということです。私たち、Esquire US版編集部がお届けする2024年最大の、そして最も画期的なテクノロジーのリストなのです。予約中のものや噂レベルのものも多々含まれていますが、このリストはこれから最新かつ最高のテクノロジーでアップデートされていくでしょう。
リリースが決定しているもの
2023年、Appleは久しぶりに大改革を見せました。同社の次なる大きな賭けは、2024年2月2日に正式に発売される「Vision Pro」になりそうです。これはおもちゃを作ることではなく、新しいタイプのパーソナルコンピューターを作ることに焦点を当てた結果生まれた商品です。
Appleの上層部がこれを「デスクトップやラップトップに取って代わるものになる」と考えているのは明らかです。果たしてどの程度の成功を収めるのか？ 注目しましょう。
テレビを観ていて、透けていればいいのにと思ったことがある人は？ 私もその1人です。LGが新しくリリースする商品を見たら、さらにそう思いました。テレビを動かし、直射日光の当たる場所や鏡の前においても眩しくないのです。ちなみにワイヤレスなので動かすのも簡単と言えるでしょう。
奇妙な賭けとも言える商品ですが、私は間違いなく気にいるでしょう。2024年に発売される予定です。
私の意見を言うと、サムスンはAppleの最大のライバルです。世界のGoogleやモトローラよりもはるかに豊富な商品群を擁し、素晴らしい折り畳み式のアイテムを出しています。
Googleとモトローラには失礼かもしれませんが、非常に多くのことを成し、小さなエコシステムも構築しています。例年のようにサムスンも、フラッグシップスマートフォンをアップグレードさせるでしょう。Appleを凌駕するものになるのか、注目が集まっています。
アメリカでAppleを抜くのは難しいでしょうが、今年はサムスンにとって大きな年になるかもしれません。
リリースされると囁かれているもの、可能性があるもの
大企業で初めてVRに取り組んで以来、メタは数々の失敗作を世に送り出してきました。例えば「Meta Quest 2」。単なる目新しいゲーム機器でした。「Meta Quest 2」も「Meta Quest Pro」も特筆すべきものではありませんでした。
メタは2024年に新しい、より手頃な価格のVRヘッドセットをリリースする予定だと認めています。今度こそ実際に普及するのかどうか？ 注目が集まっています。
Apple帝国から届いたもう1つの大きな噂は、「折りたたみスタイルのiPadがリリースされるかもしれない」というものです。
もし実現すれば、Appleが折りたたみ市場にデビューすることになり、折りたたみ型iPhoneのリハーサルになるに違いありません。とは言え、これは「もしかしたら」の話。期待し過ぎず、静かに待つことにしましょう。
CESでサムスンは素晴らしいけれど、奇妙でちょっとしたプロジェクトに関する最新情報を発表しました。サムスンはCES2020で「Ballie」という名のパーソナルアシスタントを発表しました。映画『スターウォーズ』に出てくるR2-D2のようなルックスでしたが、今回これを大きくしてプロジェクターをつけています。
ここまで聞いても、「Ballie」が一体どんなものだかわからない人もいるでしょう。例えると「車輪付きのアレクサ」。あなたの後をついて歩いて、天気を教えてくれたり電話に答えてくれたりします。今回プロジェクターがついたので、平らな表面に映像を映し出すことも可能になっています。
とは言え、まだ投機的事業の域を出ません。発売を期待するのは時期尚早。今年中に市場に出回ることはないでしょう。
Translation / Yoko Nagasaka
Edit / Minako Shitara
※この翻訳は抄訳です
