渡る際は、左右をしっかりご確認ください。
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普通であれば、交通ルールとは規則正しい交通を促すために存在するものです。とはいえ、過剰すぎる交通量であれば、少しばかり混乱の渦に没してしまうでしょう。
ある意味で無秩序な(!?)、日常の風景をご紹介しましょう。これらは世界でもっとも“イカれた”、7つのインターチェンジおよび交差点です。
そもそもは皆さんの身の安全を守るために、自動車との接触事故を避けるために作られたものになります。
【第7位】ジブラルタル空港、ジブラルタル
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わずか6.5平方キロメートルの島ジブラルタルでは、どこへ行くにもすぐそこです。
ウィンストン・チャーチル・アベニューを進めば、やがて空港に突き当たります。そこではなんと、滑走路が車道が交差しているのです。数えるほどの便の乗り入れしかない空港ですが、この島でただ1本の滑走路がまるで線路のように車道を遮っており、踏切があります。
踏切音には十分なご注意を。
【第6位】マジック・ラウンドアバウト、スウィンドン
Courtesy of @Mark Winter
ドローブ・ロードを含む5つの入口からなるマジック・ラウンドアバウトです。「ラウンドアバウト」とは、環状交差点のことになります。
イギリス・スウィンドンの目印として、地元民にはよ~く知られた場所です。5つの小型ラウンドアバウトが中央のラウンドアバウトに接続されており、小型ラウンドアバウトは時計回りに、中央の大きなラウンドアバウトは反時計回りに進行方向がデザインされているのです。ちょっと変ですよね…普通の状態で、こんな交差点をつくろうなんて思うのでしょうか…と。
他国からやってきた旅行者などが運転して、いきなりこのマジック・ラウンドアバウトに入らねばならなくなったら…ちょっとゾッとしてしまいます。地元民でも苦手意識をもつ人も多いのでは?と思ってしまいますね。
でも実際のところ、ここマジック・ラウンドアバウトは事故率を過去の実績よりも30%も下げ、60年の歴史をもつとともに、2011~2016年の過去5年間において死亡事故は1件しか起こっていないとのことなのです。
【第5位】ハイファイブ・インターチェンジ、ダラス
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拡大を続ける巨大都市ダラスのフリーウェイは、もうこれ以上の拡張が不可能な大きさ誇ります。
州間高速道路635号とアメリカ国道57号線の接続道路は、そのようなわけで道路の上を通ることになりました。2005年に開通したハイファイブ・インターチェンジは、12階建てのビルに匹敵する高さ。そして、なんと5階層からなるインターチェンジが43本もの陸橋で繋がっているのです。
道を間違わないよう、十分にご注意ください。
【第4位】マスカル・スクエア、エチオピア
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エチオピアの首都、アジスアベバのマスカル・スクエアを設計した“誰かさん”はおそらく、「一般的な道路と信号など役に立たないものだ」と決めてかかったのではないでしょうか…。
ラウンドアバウト(環状交差点)でもない、なにとも例えようがありません、本当に…。それぞれのクルマがそれぞれの目的地に向かって、ただ突き進んでゆくのみです。あちら側へ無事渡り切ることを願いながら…。
【第3位】渋谷のスクランブル交差点、東京
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東京は渋谷のスクランブル交差点は、一見すると普通のダウンタウンの一角です。しかし、あらゆる方角から流れ込む人々と、そのすれ違う際のマナーにおいて、特筆すべきものがあるのです。
渋谷を通過する車道の交差するポイントですが、一度クルマの交差が止まり、交差点を渡る人々にその番が回ってくると、そこは即座にこの国一番の目まぐるしい交差点へと変貌します。
もしかしたら世界一かもしれません。
【第2位】タガンスカヤ・スクエア、モスクワ
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モスクワのタガンスカヤ・スクエアに行けば、ふたつの奇妙にとっ散らかった交差点が、広場の上下を結んでいるのに出くわすことになるでしょう。
入り乱れるように広場に出入りする何本もの道ばかりでなく、その規模も大混乱の原因で、気を失ってしまいそうになります。なにもかもが一体どこへと向かおうとしているのか、さっぱり分からないのです。
【第1位】凱旋門、パリ
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あの巨大なラウンドアバウト(環状交差点)を運転しながら、パリの凱旋門を観光する…ならば、あまり長い時間を費やすのはおすすめできません。
有名な大通りも含めて1ダースほどの通りが、大きなラウンドアバウトに流れ込みます。延々と終わることのないクルマの流れが、あの世界的な名所の周囲を渦巻いているのです。
From POPULAR MACHANICS
By Tim Newcomb
Jun 15, 2018
Translation / Kazuki Kimura
※この翻訳は抄訳です。
Edit / Hikaru SATO, Kaz OGAWA