2019年3月、イギリスの航空会社「ヴァージン・アトランティック航空」は女性CA(キャビンアテンダント=客室乗務員)に対して、「もう仕事のためにお化粧をする必要はありません」と明言しました…。つまり、女性CAたち向けの身だしなみガイドラインにあった、“メイク=化粧の義務”を廃止することを発表したのです。

 身だしなみの新ガイドラインによれば、今後女性CAの皆さんにとってメイクは必須のことではありません。ですが、「リップスティックやファンデーションの使用は歓迎する」としています。

 このニュースとともに同社の顧客サービス部門のヴァイスプレジデントであるマーク・アンダーソン氏は、「そうした変化によって、女性CAの皆さんが以前よりも快適に働くことができるだけでなく、職場での自己表現の幅をさらに広げることができるでは…と思っています」とコメント。

Virgin Atlantic Boeing 747pinterest
jremes84//Getty Images

 
 アンダーソン氏が発表したその声明は、詳しくは下記のような内容です。

「世界的に有名な赤いユニフォームは、ヴァージン・アトランティック航空で働く全社員にとっての誇りでもあります。我々は航空会社として常に目立つ存在であり、他の航空会社とは一線を画してきました。ヴァージン・アトランティックのアイコニックなスタイルを維持しつつ、それぞれの従業員が個性を表現できるようなユニフォームを提供したいと思っています。それをかなえるため、従業員からさまざまな意見を集めました。その結果、身だしなみに関するガイドラインを改正することにしたのです」
「新ガイドラインは職場の快適度をアップさせるだけでなく、職場における自己表現の幅を広げることもできます。世界で最も愛されている航空会社として、すべての従業員が自分らしく働けることを強く望んでいます」
これはpollの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。


 今回アップデートされたのは、メイクに関する規則だけではありません。同社に入社した女性には今後、ユニフォームとしてスカートのほかにスラックスも支給されるそうなのです。ちなみに以前は、リクエストした従業員のみにスラックスを配っていたということです。

 スラックスと言えば、「ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)」も2016年より女性CAのスラックススたイルをOKにしています。メイクの義務づけはまだ続いているようですが、「ヴァージン・アトランティック航空」の影響を受けて、この動きが航空業界全体に広まる可能性は大いにありそうですね。

 皆さんはどう思いますか? そしてグループ会社では、そろそろ宇宙用のガイドラインの草案も制作しているころでしょうか…。




From Cosmopolitan UK
Translation / Reiko Kuwabara
※この翻訳は抄訳です。


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