ビジネストリップにスタイリッシュさを

ますます削られる出張費。その結果、ただでさえ忙しい出張時にどんより、窮屈、天井が低いホテルを選ぶ羽目になり、ストレスフルで作業効率が落ちた…。そんな経験をしている人は多いはずです。ところがホリデイ・インエクスプレス大阪シティセンター御堂筋(Holiday Inn Express Osaka City Centre Midosuji)なら、リーズナブルな費用に(いい意味で)見合わぬ、快適かつ清潔、そして仕事のしやすい空間づくりがなされています。

ホリデイ・インエクスプレス大阪シティセンター御堂筋(holiday inn express hotel osaka city centre midosuji) 所在地: 〒5410057 大阪府大阪市中央区北久宝寺町4丁目1−12 電話: 0649632422
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ホリデイ・インエクスプレス大阪シティセンター御堂筋(Holiday Inn Express Osaka City Centre Midosuji) 所在地: 〒541-0057 大阪府大阪市中央区北久宝寺町4丁目1-12 電話: 06-4963-2422 公式サイト

スタイリッシュで気分が上がる空間デザインは、ホテル開業前にじっくりと練り上げていったものだそう。ロビーひとつとっても、ワンコイン(レセプションで500円で専用コインを購入)で数種類のワインが飲めるサーバーが常備され、ただ仕事終わりの一杯が気軽に楽しめるだけでなく、空間のおしゃれ度がプラスされたことでちょっとしたカフェバーで飲んでいる気分に。 

ホリデイ・インエクスプレス大阪シティセンター御堂筋
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お疲れさまの一杯も、ホテル内で手軽に楽しめるロビー。

コンテンポラリーな空間と仕事のしやすさを両立 

大阪の高級ブティックが集結する御堂筋。表参道的なファッション街でありながらビジネスエリアにもアクセスしやすく、立地としては最高。インテリアもモダンで都会的なシンプルさが光ります。ですが、近年次々に現れている都市型スタイルホテルやブティックホテルにありがちなのが、作業がしづらいこと。快適なソファーはあってもコーヒーテーブルしかなかったり、そもそも椅子か机がなかったり、机があっても電源が異様に離れていたり…。

ホリデイ・インエクスプレス大阪シティセンター御堂筋(holiday inn express hotel osaka city centre midosuji)
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快適な作業机

こちらはその点を見事クリア。しっかりとしたデスクが用意され、電源の設置場所も気が利いているためリモートワークも快適。気分転換に場所を変えて作業したくなったらロビーへ行けば、こちらも電源付きの窓際席や大テーブルがあり、コーヒーショップに行ったときのような気分に浸れます。

そのほか、全室マッサージシャワーが完備。パジャマも肌触りが良く、Tシャツ短パンよりずっと眠りやすいもの。翌朝すっきりと起きられるようリラックスできる仕掛けがなされています。 

ホリデイ・インエクスプレス大阪シティセンター御堂筋
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浴槽以上にリラックスできるようにすら思える全身快適「パワーシャワー」。

驚くべき質を誇る朝食が宿泊費込み

一日の計は朝食にあり。よくあるのが、出張費を抑えたことで朝食を外で取る羽目になること。逆にこのホテルの売りは、「Prime Morning」と呼ばれる朝食。毎日手づくりするお豆腐から焼き立てパンドミー、お味噌汁からミュズリーまで、総支配人とシェフが考えぬいた渾身のメニューがそろいます。これが宿泊費込み。しかし出張時にあるあるなのが、忙しすぎて朝食を食べる時間がないこと。ところが「Grab & Go」と名づけられたセルフテイクアウトが可能なので、よほどの早朝チェックアウトでもない限り食べ損ねる心配はありません。

これまでビジネストリップで妥協しがちだった部分に気を利かせてくれている、まさに「痒い所に手が届く」このホテル。次の関西出張時に、一度試してみてはいかがでしょうか? 

大阪に登場した”日本唯一”のホリデイインエクスプレス【ギャラリー】
ホリデイ・インエクスプレス大阪シティセンター御堂筋

GMにインタビュー。ビジネスパーソンに人気の「エッセンシャルブランド」ホテルに込められた一流ラグジュアリーホテルの精神

なぜ痒い所に手が届き、かつスタイリッシュなビジネスパーソンに人気のホテルを実現できたのか? その責任者は、インターコンチネンタルホテルで働いてきた総支配人ジェローム・パラコール(Jerome Palacoeur)氏。彼に一流ラグジュアリーホテルで鍛えた真のホスピタリティについて訊きました。 

Esquire:多くのラグジュアリーホテルを成功に導いてきたあなたが、商業の町・大阪でビジネスパーソンにも人気のホテルを手掛けた意義とは何でしょうか?

総支配人ジェローム・パラコール(以下GM):実はホリデイ・インエクスプレス大阪シティセンター御堂筋は、私が初めて総支配人として就任したホテルです。過去、私は23年インターコンチネンタルで働いてきて、ル・クレドール(※)のメンバーでした。

インターコンチネンタル・ボラボラにもいました。そこでポリネシアの全インタコンチネンタルのヘッドコンシェルジュを務め、ゲストのウェルビーイング(幸福。身体的・精神的・社会的に良好な状態)を伴ったゲストエクスペリエンスの追求を指揮してきたのです。その後日本に移り、インターコンチネンタルに大阪にいた2021年、IHGグループから「これからローンチする日本のホテルのGMにならないか? ゲストエクスペリエンスの経験が役に立つはずだ」と声がかかったのです。 

※ Les Clefs d'Or ホテルコンシェルジュの国際組織 

ホリデイ・インエクスプレス大阪シティセンター御堂筋(holiday inn express hotel osaka city centre midosuji)
Michika Mochizuki
総支配人ジェローム・パラコール(Jerome Palacoeur)/1973年1月1日生まれ。フランス・パリのコンシェルジュスクールを首席卒業。IHG ホテルズ&リゾーツでは20年以上もラグジュアリーホテルを中心に活躍し、2021年よりホリデイ・インエクスプレス大阪シティセンター御堂筋の総支配人に着任。IHG/General Manager of the Year for Essential Brand JAPAC 2022を受賞し、グループ内でも注目のGM。


Esquire:こちらのホテルはレジャーツーリストもターゲットにしているとはいえ、ラグジュアリーホテルとビジネスパーソンのニーズにも対応するホテルとでは、「ウェルビーイング」が意味する方向性が異なるとも思えるのですが?

GM:意味は異なります。このホテルで、「ラグジュアリーとは何か?」を考えることはありません。ですが、われわれホスピタリティをビジネスにしているものにとって、どのホテルでもそこにいらっしゃる「思い出に残る最善のホスピタリティ」を提供する姿勢は同じです。最も大事なのは、「そのお客さまが、どのような人なのか?」を“認識”することだと思っています。

私どもは、お客様に選択肢を提示するということが大事だと考えています。例えば、時と場合によってはなるべく話したくないときもありますよね。スタッフに伝えているのは、「可能な限りお客さまをreadする(空気を読む)よう努める」ということです。

初めての日本旅なので焦っている人と、旅慣れている人とでは、するべきこと・するべきでないことが異なります。そのためにも、トレーニングすることは大切なのです。

Esquire:納得できます。最近は作業量や工数で図ることがまかり通ってしまい、画一的な管理の仕方が目につくという悩みは、さまざまな業界から聞かれます。とは言え。そういったトレーニングにはコストがかかりますよね?

GM:それが私の最優先事項です。トレーニングに大切なのは、「スピリット」だと思います。先日、とても難しい挑戦がありました。「誕生日ケーキがほしい」というお願いです。最初対応したスタッフは、「私たちのホテルにはレストランがないので、ご用意することができません」と回答しました。

Esquire:正しい対応と言えるのでは?

GM:そのスタッフは、それを同僚に話しました。そこで私は、ただ「無理です」ではなく、「『どうにかして差し上げたい』と考えることこそが大事」ということを伝えました。ホテルの隣にパティスリーがある。そこでそのお客さまにメールをし、「すぐ近くに素敵なケーキ屋さんがあるので、そちらでお手配されてはいかがでしょうか」と提案し、誕生日を迎えるお子さんの名前をうかがい、ウェルカムカードをお渡ししました。それはラグジュアリーな体験ではなく、カジュアルなものです。でも、そういったひとつひとつの行動で思い出に差をつけることができるのではないでしょうか。

世界に6000あるIHGグループのうち3000以上のホテルが、ホリデイ・インエクスプレスブランドです。つまり、グループの半分以上を占めるエッセンシャルホテルなのです。そしてIHGグループになってからは2021年12月にオープンした日本第一号がこのホテルになります。非常に重要な場所と言えるでしょう。

Esuqire:あなたのこれまでの経歴がもっとも役に立っていると思われる部分はこのホテルにおいてどこですか?

GM:ラグジュアリーホテルは期待値が高いです。そのため各業務の部署が、しっかり分かれています。でも、このホテルは一定の丁寧さを押さえておきつつも、いくつかの業務を兼任します。つまり、あらゆる経験を積める…スタッフにとって絶好の学びの場なのです。

ホリデイ・インエクスプレス大阪シティセンター御堂筋(holiday inn express hotel osaka city centre midosuji)
Michika Mochizuki

Esuqire:最近、海外の友人たちからよく聞くのが、「おしゃれでカジュアルなグローバルホテルブランドでも、おもてなしは日本レベルであってほしい」という望みでした。これをクリアするのは、かなり費用と時間を要するのではないですか?

GM:いい質問です。何より忍耐が必要です。よきリーダーは忍耐が必須事項です。

また大切なのは、チームワーク。GMだけがホテルを創るのではありません。GMもチームの一員にすぎません。そのため私は、オフィスに自分の部屋を持っていません。

Esuqire:すごいですね。社員はフリーデスクにしておきながら、社長室だけはきっちり用意しているという会社も多いのに。

GM:みんな同じ部屋です。嫌がっている人もいると思いますが(笑)。そうすることでチームのムードがわかります。ジョークを言って和ませたり、落ち込んでいる人を励ましたり…そういうときにどうするべきか、自ら率先して行動する姿を見せることも大切です。リーダーシップとは、手本を見せることですから。毎日ロビーに下りて行って、ゲストによってどんなテンションをキープするべきなのか、これまでの経験上自分から手本を見せることにします。

Esquire:ホリデイ・インエクスプレス大阪シティセンター御堂筋を、他のHoliday Inn Express Hotelsと全く異なるホテルにしているものは何でしょうか?

GM:それはまさに、GMとして契約する際に私が自問自答したことです。

まずはロケーションです。私はフランス人ですが、ここはパリのシャンゼリゼよりも立地がいいと思っています。高級ブティックが立ち並び、大阪でもっとも有名なアヴェニューだと。

そして新しいビルであること。リノベーションに関しては、みんなで改修案を考えました。うしろの絵から床の絨毯(じゅうたん)まで、デザインをみんなで練りに練りました。

「洗練されたシンプルさを」、これが私たちのモットーです。BGMも計算し、ワインを楽しめるようにし、シャンプーなどアメニティも。そして朝食にはこだわり、宿泊費に含まれています、朝食は大事ですから。時間がなければ部屋に持ち帰ることも、テイクアウトして新幹線に乗り込むことができます。そこでも選択肢が設けられています。

また、チームのダイバーシティはホテルの行方を左右します。フランス人、ベトナム人、タイ人…さまざまな出身地からタレントが集まっていることで、ゲストの多様性にも対応できるようになります。ラグジュアリーホテルのようにバンケットも結婚式場もないので、宿泊のお客さまに向けたホスピタリティにフォーカスできるというのも利点です。

Esquire:今後の目標は?

GM:IHGは現在18ブランドあります。vocoがすぐ近くにオープンしました。ホテルインディゴ、キンプトンなど、ほかのグループホテルに異動したとしても情熱をもって働けるスタッフを育てることは重要であると思っています。人を育てる、昇進させる…スタッフを成長させることができればと願っています。

IHGには、いくつかのリーダー育成システムがあります。DE&Iの観点からも女性活躍推進にも力を入れていて、GMや管理職になる人をサポートするプログラムも充実しています。私が以前いたインターコンチネンタルホテル大阪の宿泊部では管理職の半数以上が女性でした。人を育てられる、それはトップに必要な能力だと思っています。ホリデイイン・エクスプレスは、若い人材育成にも向いているブランドだと思っています。おかげさまで世界的な大手オンライン旅行会社の評価では10点中9.4点。今では、オンラインでお客さまからのレビューを見られるようになっている。それはやりがいとして、とても大きいと思っています。


メリットいろいろ…会員システムIHG One Rewards

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