1994年にオープンした恵比寿ガーデンプレイス。それはエビスビールの醸造も行われていた、サッポロビール恵比寿工場の跡地につくられた一大プロジェクトでした。その中にあって、西洋の様式美に満ちた重厚感あるつくりと落ち着きに満ちたたたずまいで多くのゲストを迎え入れてきたのが、「ウェスティンホテル東京」です。“水と緑の山の手情報文化都市構想”として走りだした恵比寿ガーデンプレイス計画における唯一のホテルであり、都内における海外大型ラグジュアリーホテルブランドの草分け的な存在としても知られています。
そのウェスティンホテル東京がドアオープン30周年を迎える来年を前に、開業以来初となる大規模なリノベーションを終え、2023年12月4日(月)に新たなオープンを迎えます。ロビーラウンジ(「ザ・ラウンジ」)やインターナショナルレストラン(「ザ・テラス」)はすでに改修を終え、10月に先行してオープン。今回改修を終えたのはフロント、全てのゲストルーム、エグゼクティブラウンジ(「ウェスティンクラブ」)、ペストリーブティック(「パティスリー・バイ・ウェスティンホテル東京」)、スカイバー(「エスカリエ」)。多様な価値観を尊重した都会のウェルネスホテルへと、さらなる進化を遂げています。
リニューアルコンセプトは「Heritage and Reinvigoration」。つまり、「継承と再生」です。これまで歩んできたホテルの魅力を継承しつつ、恵比寿という土地が持つ記憶や歴史からインスピレーションを得た新たなデザインを取り入れ、モダンヘリテージを表現した空間に仕上げられていると言います。
そのモチーフとなったのは、恵比寿という街の象徴でもある明治時代から続くビール工場。さらに、豊かな水脈や緑囲まれる大地といった恵比寿の原風景です。室内温室をコンセプトとした空間や、中庭を借景とした大窓(グリーンウォール)、水脈としての滝をイメージしたロビーラウンジの装飾やビール工場から立ち昇る煙を連想させるスカイバー(「エスカリエ」)など、館内の至る所にそのデザイン要素がちりばめられています。
館内のデザインだけでなく、ペストリーブティック「パティスリー・バイ・ウェスティン東京」やインターナショナルレストラン「ザ・テラス」をはじめとする飲食部門も、イマジネーション豊かな新メニューとともにバージョンアップ。食す側の想像力をかき立てるような自由かつ革新性に満ちた食体験を楽しめるはず。
ひと際華やかに彩られる年末の恵比寿の街。恵比寿ガーデンプレイスでは、世界最大級のバカラシャンデリアが灯る「バカラエターナルライツ」が今年も開催され、一年で最も華やぐ瞬間を迎えています。そしてその先には、「都会のウェルネスホテル」として新たに生まれ変わったウェスティンホテル東京が。心と身体を開放し、このホテルが思い描く新たな価値を体験しない手はなさそうです。
●問い合わせ先
ウェスティンホテル東京
TEL 03-5423-7000
公式サイト