東京メトロ日比谷線の虎ノ門ヒルズ駅とは直結で、銀座線の虎ノ門駅へは地下道でつながり、アクセスの良さが魅力の虎ノ門ヒルズ。銀座や六本木にも近く、羽田空港にも車で約30分というところにあります。そして12月6日(水)、そこに「ホテル虎ノ門ヒルズ」がオープンしました。
「ホテル虎ノ門ヒルズ」は、世界各地にホテルを展開するハイアットのブランド「アンバウンド コレクション by Hyatt」の一つ。同ブランドはその土地の個性を生かしたホテルをモットーに、それぞれのホテルで異なる雰囲気を演出。ここ「ホテル虎ノ門ヒルズ」の場合は“虎ノ門ヒルズ”を国際新都心・グローバルビジネスセンターととらえ、世界を舞台にビジネスとレジャーを組み合わせて楽しむ旅行客の拠点になることを目指した、快適で利便性に優れたホテルになっていました。
「ホテル虎ノ門ヒルズ」は全体的に、温かみがありながらモダンにまとめられた空間になっていました。デザインを手掛けたのはデンマークのデザイナーユニット「スペース・コペンハーゲン(Space Copenhagen)」で、「Slow Aesthetics(ゆったりと時が流れる美学)」と「Less is More(少ないほうが豊か)」というコンセプトを融合させています。
客室はスカンジナビアデザインの美意識を感じられる、シンプルで自然素材を随所に取り入れたデザイン。家具には丸みのある、しなやかなデザインで仕上げられたものが採用されています。そこでは、「自宅に帰ってきたような感覚」を大切にして設計されているそうです。
現在ではさまざまなホテルが、環境配慮の取り組みとしてペットボトルの水の提供をやめ、アルミ缶のものにしたり、宿泊客がガラスのピッチャーに汲みに行くスタイルを採用したりしています。そんななか「ホテル虎ノ門ヒルズ」の場合は、浄水器専用の水栓が全客室に備えていました。
全205室ある客室のうち、スイートは30室。2室あるホテルのトップスイート「虎ノ門スイート」は160平方メートルという広さで2フロア構造に。1階部分にリビングルームとダイニングスペース、キッチンがあり、2階部分にはベッドルームになるスペースと浴室が完備されています。
「ホテル虎ノ門ヒルズ」には、長年ミシュランの星に輝くオランダ出身のシェフ セルジオ・ハーマン氏が監修するレストラン「ル・プリスティン東京」が入ります。ホテルのオールデイダイニングでもあるカフェと、カジュアル・ファインダイニングを提供するレストランで構成されたこちらでは、ル・プリスティンのDNAである5つのエレメント(食、ファッション、デザイン、アート、音楽)が混然一体となる没入型ガストロノミー体験を提供。
ハーマン氏の出身地であるオランダ・ゼーラント地方と日本の厳選された旬の食材を融合させた、コンテンポラリーなヨーロッパ料理が振舞われます。
シグネチャーディッシュは、カボチャ、グレープフルーツ、タレッジョ、アンディーブ、ヘーゼルナッツが入った「サラダ ル・プリスティン」や、パスタの一種オレキエッテを使ったル・プリスティンのクラッシックな一皿「オレキエッテ ゼ―ランデーズ」など。またカフェでは、「国産の新鮮な魚介類や季節のパスタ、独特なプレゼンテーションの「ル・プリスティン ティラミス」、オリジナルのスピリットを使った多彩なカクテルが楽しめるそうです。
ホテルの11・12階に位置する「The Lounge(ザ・ラウンジ)」は、エアポートラウンジを彷彿とさせるつくりで天井高6mの開放感にあふれた空間です。ドリンクや軽食が並ぶコーナー、オンライン・オフラインで会議が行えるミーティングルームを備えています。
2階には、シャワーブースやリラクゼーションルームを完備。そしてこのラウンジの利点と言えるのが、早朝到着してチェックインまで時間があったりチェックアウト後にフライトまで時間があったりするときでも、宿泊ゲストであれば利用可能なところ。ロッカールームもありますので、荷物をここで預けて外出が可能です。
◇「ホテル虎ノ門ヒルズ(HOTEL TORANOMON HILLS)」概要
住所/東京都港区虎ノ門2-6-4
虎ノ門ヒルズ ステーションタワー内
ホテルフロア:1階の一部、11階~14階
客室数/205室(スイート30室含む)
宿泊料金/スタンダードルーム 6万3250円~
(一室一泊、税サ込・宿泊税別、2023年12月現在)
スイート12万6500円~
(一室一泊、税サ込・宿泊税別、2023年12月現在)
館内施設/客室、ラウンジ、料飲施設「ル・プリスティン東京(Le Pristine Tokyo)」
電話番号/03-6705-2656(予約専用)