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ヨーロッパに行くなら泊まりたいホテル9選

パリ、ミラノ、ロンドン…あなたのヨーロッパ旅を彩るエスクァイアUK版編集部の特選ホテルを紹介します。

Headshot of Esquire EditorsBy Esquire Editors
a large room with a large chandelier and a large chandelier
Hotel Eden di Roma

ヨーロッパにいるときこそ感じる、この地の魅力とは? それは訪れるべき素晴らしい都市が数えきれないくらいたくさんあることです。これらの都市の多くは陸地でつながっているため、短時間のフライトまたは風光明媚な列車で簡単にアクセスできます。

ですから一回の旅で(かなり過酷なスケジュールですが)、クロアチアのビーチからイタリアの大聖堂、フランスのブティック、ポルトガルのワインバーを楽しむことが可能であり、そうして各国の多様な歴史や文化を一挙に堪能することができるのがヨーロッパ旅行の魅力と言えます。

皆さんもご承知のことかと思いますが、「忙しい旅程を考慮するなら、宿泊施設は満足度が高いところを選ぶべき」になります。そこで今回はローマからレイキャビクまで、とても素敵でシックで可愛らしい、素晴らしく快適なホテルをご紹介します。

1

ブルームハウス ホテル&スパ(フランス・パリ)

a room with tables and chairs
Bloom House Hotel & Spa

パリの最高級ホテルでは、小さな楽しみをあちこちに発見できます。それは、エッフェル塔の一部をのぞき見るためのバルコニーと言えないほど小さなバルコニーだったり、ベッドと壁の間に十分なスペースがある場合は、朝食のクロワッサンを楽しむための小さなアンティークのテーブルがあったりするかもしれません。

想像していなかったかもしれませんが、高速鉄道ユーロスターでロンドンから到着し、スーツケースを転がしてわずか10分足らずでホテルのプールで涼むこともできるくらいのアクセスの良さもパリの魅力です。

最近開業したパリ10区にあるブルームハウス ホテル&スパは、快適で広々とした91室の客室を持つホテルです。本物のバルコニーからは白亜のサクレ・クール寺院全体を見渡すことができます(一部の部屋に限ります)。

公式サイト

2

ホテル バリエール ル フーケ パリ(フランス・パリ)

a living room with a large window
Hotel Barriere Fouquet's Paris

ホテル バリエール ル フーケ パリは、古典的なパリの魅力と現代の贅(ぜい)沢を融合させた五つ星ホテルです(映画『ミッドナイト・イン・パリ』や『プラダを着た悪魔』の雰囲気に浸りたい人には最適です)。

ホテルの左側には1899年にオープンした「フーケ」(ジョージ・クルーニー夫妻などが訪れるパリのアイコニックなレストラン)があり、フレンチオニオンスープや焼き上げたフォアグラなどのクラシックなパリ料理を楽しむことができます。

他にも隠れ家風のバーと、パリのど真ん中にあるホテルとしては非常に珍しい温水プール、サウナ、トリートメントルームが完備された最先端のスパも完備されています。

公式サイト

3

ザ レイキャビク エディション(アイスランド・レイキャビク)

a building with many windows
Reykjavik EDITION

ザ レイキャビク エディションは、“特別な雰囲気”をつくり出すホテルとしてその名を知られています。おそらく、ドアを開けたときに感じる香り、出迎えてくれる陽気なスタッフ、慎重に選ばれたミューザック(BGM)が影響を与えているのかもしれません。

ロビーやバー、レストランがこの場所にこだわる裕福な人々でにぎわっていることも、その雰囲気をつくり上げていると言えます。

ザ レイキャビク エディションも例外なしに、近隣には有名な文化施設が整っています。スタイリッシュなガラス張りの壁の外観を楽しむ人のためのハルパ レイキャヴィク コンサートホール&会議センターや、市内の街並み、港などへのアクセスも容易です。

公式サイト

関連記事:アイスランド・レイキャビクで完璧な休暇を過ごすためのヒント

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4

ホテル プリンシペ ディ サヴォイア (イタリア・ミラノ)

a large white building with many windows
Hotel Principe Di Savoia

ミラノは古くからの建造物が残っている反面、先進的なデザインも誇りにする都市とも言えます。その評判どおり、非常にモダンな宿泊施設もミラノにはたくさんあります。

ですが、古き良き伝統的な魅力を強く求めているのなら、世界最高峰のホテルコレクション ドーチェスターコレクションの一つであるプリンシペ ディサ ヴォイアを選ぶべきです。

約100年の歴史を誇る重厚感のある建物、300以上の客室と屋上プールを含む豪華な設備がこのホテルの特徴です。Piazza della Repubblica(レパブリカ広場)から徒歩10分に位置しています。

公式サイト

5

ホテル エデン(イタリア・ローマ)

a bedroom with a large window
Hotel Eden di Roma

もしかしたらあなたは、幸運なことに町を囲む7つの丘の1つからローマの風景を見たことがあるかもしれません。ですが、歴史的なホテルの部屋の大理石のバスタブから、ローマの街並みを観たことがあるのであれば、このホテルは候補から除外してください。

でも、そんな経験もなく、ここで「ぜひとも経験したい!」と熱望したのであれば、このホテルはイチ推しです。もはやバケットリスト(生きているうちにやりたいことリスト )の上位に、いますぐ追加してください。

1887年に建設されたホテル エデンはドーチェスターコレクションの一つですから、もちろんプロのサービス、豪華で快適な設備、細部へのこだわりが徹底されています。

そして、ロケーションまでが完璧です。スペイン広場へは徒歩圏内、そしてホテルの屋上レストランからは、サン・ピエトロ大聖堂のドームを独り占めして眺めることができます。

公式サイト

関連記事:「シックスセンシズ ローマ」の”継承”という持続可能性

6

W ローマ(イタリア・ローマ)

a room with a bar and chairs
Courtesy of W Hotels

Wホテルは控えめなことはしません。このホテルチェーンは、それぞれの都市からヒントを得て、それを万華鏡のようにフィルターにかけてデザインを起こします。ローマのWホテルも、その例外ではありません。

2021年12月にオープンしたこのホテルは外観はパラッツォ(宮殿)ですが、内部は色彩、幾何学模様、大胆な彫刻家具で満ちあふれています。162室の客室とスイートがあり、いくつかのレストランとバーまで。注目すべきは「エクストリーム WOW スイート」という豪華な屋外ダイニングテラスも備わった、その名のとおり“驚き!”のスイートもあります。

公式サイト

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7

ヴィニエットコレクション カーサ ダ コンパニア(ポルトガル・ポルト)

a room with a pool and chairs
Vignette Collection

幅広の坂道を抜けながら途中のバー(Aduelaをチェックしてください。地元の人のようにそこで一杯)や、文化施設(カルダー*とミロの作品であふれるセラルヴェス財団**は必見です)、ビーチや青いプールを楽しむことができるボルトは魅力的な街です。

そして、そんなポルトの魅力を特に楽しめる場所が、高級ホテルIHGホテルズ&リゾーツのカーサ ダ コンパニア、ヴィニエットコレクションです。ポルトの中でも美しい歩行者専用通りであるRua das Floresに位置するホテルは、かつてはポート会社の本社でした。

美しく整えられた40室の客室はどれも素敵ですが、できればバルコニーのついた部屋を予約してください。このホテルの宝物と言えるのは、ス・カテドラル(大聖堂)を優雅な気分で見下ろすことができる小さな温水プールです。

公式サイト

カルダー(Alexander Calder)は、アメリカの彫刻家であり、キネティックアート(動的なアート)のパイオニアの一人として知られています。彼は1898年に生まれ、1976年に亡くなりました。カルダーは、色と形の遊び心にあふれた彫刻作品で知られており、特に抽象彫刻やモービル(風鈴のような動く彫刻)が有名です。

彼の作品は風や触れることによって動き、空間内で変化することがあり、観客に対話的な体験を提供しました。カルダーの作品は現代美術の重要な一部であり、世界中の美術館やコレクションで展示されています。

**Serralves Foundation(セラルヴェス財団)は、ポルトガルのポルト市にある現代美術館と公共の文化施設を所有しています。この財団は美術館、庭園、教育センターなどを含む多様な文化プログラムを提供しており、特に現代美術と文化の促進に焦点を当てています。

セラルヴェス財団の美術館には、カルダー(Calder)やミロ(Miró)などの有名なアーティストの作品が収蔵されており、芸術と文化の愛好家にとっては訪れる価値のある場所とされています。

8

ワンハンドレッド ショーディッチ(イギリス・ロンドン)

a living room with a balcony
One Hundred Shoreditch

ワンハンドレッド ショーディッチは、2021年末に人気ホテルであったエースホテルを引き継いでオープンしました。ショーディッチはリラックスした雰囲気で、内装デザインはセンスがよく落ち着きのある色調でまとめられています。

もちろん、仲間でがやがやと楽しめる場所を用意しているのも、このホテルのいいところです。カクテル1杯では終われない魅惑的な場所、シード ライブラリー バーではベテラン バーテンダーのライアン(ミスターライアンと呼ばれています)チェティヤワルダナが提供するドリンクで、時の流れも忘れてしまいそうになるでしょう。

またここは、ホテルとして特に大事な最高級の寝場所を提供してくれます。前身のエースホテル同様に、木製のオブジェで飾られたロビーは、そこで仕事をすることも可能です。隣接するレストラン、ゴッダード&ギブスでは、イングランドの漁村から着想を得た美しいシーフードメニューを提供しています。

公式サイト

9

ミドルソープ ホール アンド スパ(イギリス・ヨーク)

a large brick building
Middlethorpe

ミドルソープ ホール アンド スパへ旅することで、イギリスの伝統的風習を楽しんでください。ヨーク市中心部から車でわずか15分の距離にあるこの323年の歴史を誇るナショナルトラスト所有のホテルで過ごす時間は、時代をさかのぼり、現代の生活の変化を忘れてリラックスできるに違いありません。

8ヘクタールもある広大な庭園を散策し、スパでくつろぎ、考え抜かれた素材でつくられる繊細でありながら、ハートフルな料理を楽しんでください。

そして、手の込んだ四柱のベッドで心地よく寝入る至福の時も用意されています。ここでの王宮のような過ごし方は、職場に誇りを持つ、温かく誠実で、常に最高のサービスを提供してくれるスタッフたちによってさらに完璧なものになるでしょう。

公式サイト

***

Translation / Yumi Suzuki
Edit / Satomi Tanioka
※この翻訳は抄訳です

From: Esquire UK

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