ランドローバーにおけるラグジュアリーなブランドがレンジローバー。中でも最もコンパクトで、かつデザインコンシャスなのが「イヴォーク」です。
そして、おしゃれな小型SUVのオープンモデルという”新発明”が、この「イヴォーク・コンバーチブル」になります。四輪駆動車を専門とするランドローバー伝統のタフネスと、最新のモードが奇跡の融合をはたしました。
都市部でも映えますし、屋根を開けてキャリアに板を積んでスキーに行ったら、ヒーロー間違いなし!?
冬に街中でオープンしても、成り金オヤジにならない一台
松任谷(以下松):遅えなあ。どうしたんだよ。
編集Y(以下編):すみません。街でスナップ撮ってたもんで。
松:ふうん、あれってさ、どうやって撮るわけ?「すみません、撮らせてください」って言うわけ?
編:ま、基本的にはそうですね。
松:考えてみたら対象が男だから、ナンパには思われないのか…。
編:でも、おしゃれな人って遠くからみてもわかるんですよ。それに、やっぱり意識が高いから、
松:そんなもんかねえ。
編:そんなもんです。で、これですか?このクルマが発売されたのだいぶ前ですよね?
松:そうだな。
編:松任谷さん、他詩でマエノリさんとこのクルマの前で写ってましたよね?
松:よく覚えてるなあ。あれは何年前だっけかなあ…。
編:かなり前ですよ。なんだかなあ。使い古しはうれしくないなあ。
松:そう言うけどさ、「イヴォーグ」は見るようになっても、コンバーチブルは見ないと思わない?
編:まあそうですね。一度くらいは見たかなあ…。
松:そんなもんだろ?要するにオープンのSUVの使い道がイメージできないんだよ。みんな。
編:そうですね。そういう松任谷さんだって屋根のあるイヴォーグじゃないですか。
松:あれはほら、イヴォーグがデビューしたばかりでまだコンバーチブルなんてなかったんだよ。
編:あったら買いましたか?
松:うーん…。
編:ほら、ダメじゃないですか。
松:俺は貧乏性だからさ、それに現実的だし、なんというか夢がないというか…。
編:夢をつくる仕事なのに?
松:だから提案だけは、夢をもってさあ。
編:ま、わかったことにしましょう。確かにこれで街中を走っていたらかっこいいですよ。
松:ね、わかるだろ?
編:イヴォーグはいくらランドローバー製のSUVといったって、オンロード寄りですからね。ジープのようなオープンとは意味が違う。
松:わかったようなこと言うねえ。でもこれで真冬に街中でオープン…。いいよなあ。
編:というか、とびっきり目立ちますよね。
松:とはいえ、成金のオヤジみたいにはならないと思わない?
編:オープンにして乗るのは相当ハードルが高いです。
松:若いやつははず無理だな。
編:あっ、そういうこと?
松:派手なクルマは基本的に若いやつはダメだよ。いやらしいだけだろ?
編:そうですよねえ。特にこのクルマだと高いところに乗っているわけだから、余計に目立っちゃう。
松:おしゃれじゃないとね。
編:おしゃれオヤジですか。
松:あら?そういう特集じゃないの?
編:そうでした。じゃあ、乗りますから運転よろしくお願いします。
松:遅れてきたくせに。まあいいや、じゃあ走るよ。
視点が高いSUVゆえの開放感が味わえる
編:うわっ、風が…。と思ったけどそうでもないか。
松:想像よりはいいよね。それより僕の屋根付きとそう変わらないと思わない? ちょっとだけ硬いけど。
編:サイドミラーも大きくて、案外運転しやすそうですね。
松:サイズ的には抜群だよ。パワーもちょうどいいし、こんな使いやすいSUVはないよ。
編:イヴォーグって外から見ると閉塞感がありそうだけど、中からは開放感があるんですよね。
松:そこがマジックなのさ。ま、それがコンバーチブルになるんだから開放感なんてもんじゃないよ。
編:信号で止まると、なんだか見られているような気がします。
松:大丈夫だよ。何を赤くなっているの?
編:あの…その…カップルに見られるんじゃないか、と…。
松:あ! 写真撮ってるやつがいる! なんだ、あれ、その手の雑誌のやつじゃないよな!
編:俺、とっ捕まえてきます。
松:よし、行ってこい!