私にとって時計とは、とてもエモーショナルな存在です。それは父の時計を譲り受けたときからそう感じています。父からもらった時計を見るたびに、父との思い出に浸ることができるからかもしれません。2022年にブルガリのグローバル ウォッチアンバサーに就いてから、ブルガリのブティックや工房を訪れたり、デザイナーやさまざまなスタッフと関わることで、より深い世界に触れることによって時計はさらに特別な物になっています。
ロレンツォ・ヴィオッティさん
1990年、スイス ローザンヌ生まれ。名指揮者のマルチェッロ・ヴィオッティ氏を父に持つ。2012年、カダケス交響楽団国際指揮コンクールで1位を獲得。2015年にネスレ・ヤング・コンダクターズ・アワードで優勝したほか、翌2016年にはMDR交響楽団の指揮者コンクールでも優勝。2017年に国際オペラ賞で「新人賞」を受賞したほか、ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に任命される。
ロレンツォさん インスタグラム
ブルガリのウォッチメイキングに対する、“伝統を重んじながらも進化の歩みを止めない”という姿勢は魅力的です。その姿勢の表れのひとつが「オクト フィニッシモ」で、2014年から2022年までに8回の機械式腕時計での“世界最薄”記録を達成しています。それを可能にする技術力の高さはもちろんですが、2023年にはカーボンをケース素材に採用するなど、いかに時計を美しく見せるかという思いを強く感じます。一方、丸みを帯びた優美なシルエットの「オクト ローマ」で、初めて自社製クロノグラフムーブメントを搭載する新作を出したことも“進化”と言えるでしょう。
「オクト ローマ」のコレクションでは初となる、自社製クロノグラフムーブメント「BVL399」を搭載した2023年発表の「オクト ローマ クロノグラフ」。プッシュボタンはケースに溶け込むようにデザインされ、クロノグラフでありながらスマートでエレガントな印象に。価格：132万円。
今回、東京のすし店に伺う機会があったのですが、そこのご主人は50年以上もすしに携わっていることをお聞きしました。上手に握るためのマニュアルなどは決してなく、あくなき探求心を持って毎日すしを握っているそうです。それでもゴールにはたどりつくことはなく、「毎日ベターを目指すこと」の繰り返しだと言っていました。ご主人のこのお話はブルガリのウォッチメイキングに通じるものがあると思いますし、私も音楽に対してそういう姿勢でありたいと思いました。
着用時計は「オクト フィニッシモ 」。ムーブメントに積層する一般的なフルローターは厚くなるため、マイクロローターを埋め込むことで2.23mm厚の世界最薄を実現した自動巻きムーブメント「BVL138」を搭載。ケース厚もわずか6.4mmです。価格：198万円。
私はいつも“Wonder”=感嘆することの価値を重んじていますが、ブルガリの時計には見るたびに音楽と同じく新たな発見が多いです。メンズモデルはもちろんですが、「ディーヴァ ドリーム」などの女性用モデルにも強く引かれますね。エナメルやダイヤモンドなどの素材使いからグリーンやブルーなどの発色も含めファンタジーを感じさせ、美しいものを楽しむことが好きな私を大いに刺激してくれます。
その“Wonder”は、今回滞在したブルガリ ホテル 東京にも強く感じました。ラグジュアリーな空間は期待どおりでしたが、それに加えてリスペクトの気持ちを持って全てのゲストに接するスタッフの皆さんにも感動しています。
着用時計は「オクト フィニッシモ パーペチュアル カレンダー」。ケース厚がわずか5.8mmしかない世界最薄のパーペチュアルカレンダー。2.75mm厚の自動巻きムーブメント「BVL305」に凝縮された408個もの部品が、互いに作用しながら時を刻みます。価格：要問い合わせ。
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ブルガリ ジャパン
TEL 0120-030-142
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