ベルルッティ,トワル・マルブフ,櫻井貴史,秋冬新作,スクリプト
MASANORI AKAO (whitestout)
バッグ57万2000円(縦32 × 横56 × マチ19.5cm)、ジャケット52万8000円パンツ18万7000円、靴40万3700円 (すべてベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスク)
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ベルルッティといえば、美しいつづり字を柄にした「スクリット」を思い浮かべる方も多いはず。格調高く、長年愛されてきた人気の柄です。今季、そんなパターンアイテムに新たに仲間に加わるのが、こちらのボストンに描かれた「トワル・マルブフ」。

優雅な曲線が連なるさまはもはやアート。いつの時代も普遍的かつ優雅に映えるクラシカルなパターンで、トラッドな装いにもなじんでくれます。旅の時間を実り多いものに導くアイテムです。


一枚で迫力十分。
美しいレザージャケット

ベルルッティ、トワル・マルブフ
MASANORI AKAO (whitestout)
スーツケース109万4500円(縦51 × 横35 × マチ22cm)ブルゾン107万2500円セーター14万7400円、パンツ20万2400円、靴17万4900円、サングラス8万4700円、(すべてベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスク)
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ベルルッティのもうひとつの代名詞、レザー。「パティーヌ」という独自の染色技法によって生み出された、階調のあるレザーは、まさに大人にふさわしい逸品。深みのあるネイビーで仕上げられたブルゾンは一着で装いの主役となるアイテムです。

首元のファーもラグジュアリーな印象を後押しします。インナーには優しい肌触りのタートルネックセーターを合わせてエレガントに。どこに行っても一目置かれる迫力ある休日スタイルです。


カジュアルスタイルに
リッチ感を授ける
ニットスニーカー

ベルルッティ、トワル・マルブフ
MASANORI AKAO (whitestout)
上/17万4900円、下/20万3500円(2点共ベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスク)
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ニットを用いて包まれるようなリラックス感を追求した「シャドウ」スニーカー。発売以来人気となるモデルの新作。抜群のフィット感を生むアンライニング仕様はそのままに、かかと部分のヴェネチアレザーのデザインがよりシャープなイメージになりました。

リラックスを追求したスニーカーは数多くありますが、なんと写真下のスニーカーはカシミア素材を採用。ここまで素材とディテールにこだわっているのはベルルッティだけかと。


構築的なフォルムが
クラシックなムードを強調

ベルルッティ,トワル・マルブフ,櫻井貴史,秋冬新作,スクリプト
MASANORI AKAO (whitestout)
バッグ19万6900円(縦18 × 横14 × マチ8cm)ジャケット48万2900円セーター14万7400円、パンツ20万2400円、ベルト13万900円、(すべてベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスク)
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クラシックなセットアップスタイルが再評価されている昨今。毛芯がしっかりと肩まで入り、かっちりとした袖付けのジャケットは、端正なイメージを強調するにはまたとないアイテム。

パンツはゆとりのあるテーパードシルエットで仕上げてあり、ひと目で好印象なイメージを周囲に与えるセットアップとなっています。パスポートなど小物類を入れるのにぴったりなミニショルダーで、ちゃめっ気あるアクセントをつけるのも一興です。


編みによる
グラデーションが、
存在感を引き立てる

ベルルッティ、トワル・マルブフ
MASANORI AKAO (whitestout)
バッグ27万8300円(縦22 × 横30.5 × マチ9cm)、セーター26万4000円パンツ18万7000円、靴17万4900円、(すべてベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスク)
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手間と時間をかけた、存在感のあるアイテムがそろうのがベルルッティのすごいところ。こちらのニットは、ボディ上部からグラデーションのように色を変えて編むことで、「パティーヌ」とも呼応する優雅な一着に。

大ぶりなフィッシュボーンで表現してあるので、トラッドな雰囲気で着こなせます。長めの袖もモダンさをプラスしています。もちろん着心地も極上。ベージュのワントーンで合わせれば、余裕ある男性像へと導きます。


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クラシックエレガンスの
新アイコン
「トワル・マルブフ」を知る

ベルルッティのニューアイコンとなるべく誕生した「トワル・マルブフ」。その発想の源はパリのお店にありました。それは、「螺旋階段」や「扉の鉄細工」に配された美しい曲線、そしてブティック全体から感じられるアンティークな雰囲気から誕生したものなのです。

ベルルッティ、トワル・マルブフ
MASANORI AKAO (whitestout)
右/27万8300円(縦22 × 横30.5 × マチ9cm)、中/43万4500円(縦30.5 × 横38.5 × マチ14.5cm)、左/54万1200円(縦38 × 横34 × マチ15cm)(すべてベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスク)
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新しいハンドバックのライン「トワル・マルブフ」。その美しさの秘密は、フレームに採用されたヴェネチアレザーと軽いコーティングが施されたコットンリネンキャンバスのバランス。それはまるでハンドメイド家具のような重厚さがあるのです。そんなバッグには美しいつづり字を斜めに連ねたモノグラムが配されています。

こちらはベルルッティに伝わるアーカイブから着想を得たもので、右のパリ最古のブティックには、そのデザインのインスピレーションとなった装飾を見ることができます。形のバリエーションが豊富な点もうれしいところ。

モチーフとなったのは
流れるような曲線美

ベルルッティ、トワル・マルブフ

時間をかけて楽しみたい
ラグジュアリーの神髄

真のラグジュアリーとは、時間をかけて解釈されるもの。歴史という意味ではブランドとしてもそうですし、それを体験するこちらとしても、時間をかけなければ気づかない魅力というものがあります。長く着用し続けることでわかる着心地であったり、お直しを繰り返して味わえるエイジングだったり。ベルルッティには、そんなトレンドに左右されない美学があります。

そんなベルルッティが、小誌が貫くトラッドマインドと深く結びつく点は、歴史に加えて、すべてのアイテムから手仕事の温かみを感じられるところにあります。どんなに時が移ろいゆくも、クラシックさと、それらが生み出す知的なエレガンスは普遍的であり、今季のベルルッティはブランドが築いてきた歴史とセンス、そしてクラフツマンシップを存分に堪能することができます。形としてそれが結実したのが新作の「トワル・マルブフ」コレクション。レトロで洒脱なパターンは、「スクリット」と呼ばれるカリグラフィーと双璧をなす新アイコンとなるでしょう。

パリ最古のブティックの雰囲気から着想を得た柄「トワル・マルブフ」は個性的でありなが上品かつエレガント、アンティークというより時代を超越したデザインといえます。そんな「トワル・マルブフ」のファーストコレクションは「トラベルライン」としてデビュー。トロリーからボストン、そしてショルダー付きポーチまで、今企画で提案した「Slow Trip」にぴったりなバッグがそろいます。

そして、同じく9月展開の「Ridge Travel」をテーマとしたアイテムも見逃せない。旅を軸としながら、職人のクラフツマンシップとテクノロジーを融合。ストレッチカシミアのテーラードスーツや柔らかいベージュのトラックパンツなど、リラックス&エレガンスなものが豊富なのです。「トワル・マルブフ」、そして旅を感じさせるベルルッティの服を見ていると、都心から離れた避暑地にヴィンテージカーで旅に出かけたい。そんな衝動に誘われるのです。


●お問い合わせ先
ベルルッティ・インフォメーション・デスク
TEL
0120-961-859
公式サイト

Styling / Masahide Takeuchi
Hair & Make-up / Kazuya Matsumoto(W)
Model / Takashi Sakurai(T.)
Text / Ryuta Morishita
Edit / Masahiro Nishikawa

Movie Director & Camera & Edit / Daisuke Sato(EDONISHIKI Pictures)
Movie Producer / Tomonobu Yamamoto(Hearst Digital Japan)