[目次]

▼ コンプレッションウェアとは?

▼ コンプレッションウェアに期待できる効果

▼ コンプレッションウェアの種類

▼ コンプレッションウェアの選び方

▼ おすすめのコンプレッションウェア9選

▼ まとめ


身体に適度な着圧をかけることで、パフォーマンスの向上と疲れの抑制および回復のサポートを目指す「コンプレッションウェア」。筋トレやランニング、ロードバイクなどで効果を発揮すると、アスリートの間でも広く愛用されています。今やスポーツの際に着用されるだけでなく、登山愛好家や建設現場で働く人なども活用しています。

価格帯も安いものから高価なものまで幅広く、身体をサポートものばかりでなく、夏用の速乾性のものや暖かい冬用の長袖タイプ、腕や脚だけといった部分的に着用できるもの、さらには普段着の下に違和感なく着用できるものも販売されています。

このページではコンプレッションウェアの基礎知識と選び方や、アンダーアーマーやアディダス、スキンズなどの人気ブランド品や、機能に対して安くてお得な高コスパなおすすめ製品を紹介します。

コンプレッションウェアとは?

difficult doesn’t mean impossible
gradyreese//Getty Images

コンプレッションウェアとは、伸縮性の高い化繊素材を使ったスポーツ用のウェアです。身体に適度な着圧を掛けることで、さまざまな効果を得ようというもの。それは前述のとおり運動パフォーマンスの向上だけでなく、痛めた箇所のケアを狙ったものなど、いくつかのタイプが存在しています。

また、上半身用と下半身用、さらに腕や脚などの部分用など、さまざまなタイプのコンプレッションウェアがあるので、自分にふさわしいコンプレッションウェアに出合うことができれば、さらにポジティブな生活がおくることができるでしょう。

コンプレッションウェアに期待できる効果

man lifting kettlebells in gym
Peter Muller//Getty Images

コンプレッションウェアには、いくつかの効果が期待できます。

運動時のパフォーマンスの向上が期待できる

身体を適度に締めつけることによって身体のブレを抑え、体幹の安定をサポート。また、運動時の酸素摂取量には影響せず、心拍数も上昇を抑えることが研究結果として報告されています。それによって、パフォーマンスの向上も期待できるでしょう。

特定部分をテーピングのように固定できる

着圧により、特定の部分をテーピングのように補強することに注力した製品もあります。それらは身につけることによって、ひざやひじなどケガしやすい箇所への負荷を軽減するようサポートする役割を目指しています。

スポーツ後の疲労軽減につながる

コンプレッションウェアを着ることで運動時の筋肉の損傷は軽減され、さらに筋肉の回復に掛かる時間も短縮されると考えられています。これに関しては、いくつかの研究でその効果を示す結果も報告されています。

立ち仕事・力仕事をサポートしてくれる

筋肉に負荷の掛かるシーンで身体をサポートし、筋肉の損傷やケガを抑制する効果を期待できることからスポーツのシーンばかりでなく、長時間の立ち仕事や建設現場などでの力仕事が常な人にもおすすめとなります。

コンプレッションウェアの種類

portrait of man sitting on a giant gym tire
Paper Boat Creative//Getty Images

次にコンプレッションウェアには、上半身用下半身用などいくつかの種類があるので確認していきましょう。

トップス(上半身用)

man exercising on treadmill in gym
Mina Stefanovic / EyeEm//Getty Images

上半身用は、長袖・半袖・ノースリーブの3種類が基本となります。陸上競技や筋トレ、力仕事などで下半身用と一緒に着用されるケースが多いです。

長袖は基本的に秋冬用。裏起毛などの防寒素材や、保温・保湿が可能な素材のものが多く見られます。寒い中でのスポーツ・力仕事時には、筋肉の温度低下による障害を抑制することが期待できます。半袖とノースリーブは春夏用に。速乾性の素材や冷感素材を使用しているものが多く、暑い季節でもさわやかに着こなせます。

ボトムス・パンツ(下半身用)

man exercising on stairs
GoodLifeStudio//Getty Images

身体を動かす際、常にその軸となるのが下半身です。よって、「下半身にこそコンプレッションウェアが必須」と考えるアスリートも少なくありません。

下半身用は脚の筋肉全体の保温が発揮できるばかりでなく、太ももやふくらはぎなど負荷が集中する部分への保護が多いに期待できます。なので、マラソン・登山・自転車(ロードバイク)などの競技に相性が良いとされています。

上半身用同様に春夏用は速乾・冷感素材、秋冬用は保温・保湿が可能な素材でつくられたものが多く、特に秋冬にはその効果を大いに実感できることでしょう。

レッグカバー・アームカバー(部分用)

low section of man running on road
Mikhail Druzhinin / EyeEm//Getty Images

「腕だけ・太ももだけ」というように、部分的にカバーするタイプのコンプレッションウェアもあります。効果は他と同じで、着用部分における動作の保護および保温などが期待できます。

中にはファッションとして、レイヤードのスパイスとして着用する人もいます。トップスやボトムス用コンプレッションウェアと、相性のよいデザインになっているものも多く登場しています。

コンプレッションウェアの選び方

sprinter seen from above with shadow and copy space
Tempura//Getty Images

続いて、自分に合ったコンプレッションウェアを選ぶための方法を解説します。

目的に合ったタイプのコンプレッションウェアを選ぶ

side view on a sporty man running upstairs
MStudioImages//Getty Images

求める効果によって、選ぶコンプレッションウェアは変わります。着圧を掛けたい場所・サポートしたい場所はどこなのかを考え、トップス・ボトムス・カバータイプを組み合わせましょう。

サイズの合ったものを選ぶ

handsome muscular man standing over grey background
jacoblund//Getty Images

コンプレッションウェアは、サイズ選びが重要です。なぜなら、小さすぎると着圧がかかりすぎて血流が悪化し、大きすぎると圧力がかからず効果があまり期待できない可能性が高まるためです。

サイズ選びの際は、製品のサイズをしっかりと確認し、できれば自身の身体を採寸するくらいの心構えで自分にふさわしいフィット感を有するものを選ぶようにしましょう。

機能をしっかりチェック

man doing plank with kettlebells in gym
Peter Muller//Getty Images

上記で説明したとおり、夏用と冬用では素材が異なります。また、ストレッチ率の高いものや軽いつくりのもの、防臭効果の高い素材を使用している製品もあります。また、同じ価格帯でもブランドやそのアイテムの方向性によって、機能は少しずつ異なります。なのでしっかりとチェックし、比較して選びましょう。

おすすめのコンプレッションウェア9選

おすすめのコンプレッションウェアを厳選しました。どれもおすすめのアイテムなので、ぜひチェックしてみてください。

春夏用におすすめのコンプレッションウェア

アンダーアーマー ヒートギアアーマー

アンダーアーマー ヒートギアアーマー ロングスリーブ

ヒートギアアーマー ロングスリーブ

アンダーアーマー ヒートギアアーマー ロングスリーブ

Now 41% Off
¥2,580
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コンプレッションウェアのブームの火つけ役と言えば、「アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)」。このブランドでは、コンプレッションウェアを“ヒートギア”、“コールドギア”、“オールシーズンギア”の3タイプが用意されています。簡単に言えば夏用が“ヒートギア”であり、冬用が“コールドギア”、通年用が“オールシーズンギア”となります。

ここでは、その中でもアンダーアーマーのベースレイヤー(アンダーアーマーでの、コンプレッションウェアのカテゴリー)のオリジンとも言える、“ヒートギア”をおすすめします。素材はご覧のとおり薄く、まさにアンダーアーマーが提唱する「セカンドスキン(第二の皮膚)」の名の通りに薄いもうひとつの皮膚のように身体を包み込んでくれます。アンダーアーマーの中でも、人気を集めている素材です。

着圧は適度で、伸長性に優れた生地を使用。高い吸汗速乾性を誇り、4方向へのストレッチ性に優れあらゆる動作において動きやすさを実現してくれます。また、イヤな臭いの原因となる細菌の増殖を抑制する抗菌防臭加工も施されています。

スポーツを行う際および力仕事を行う際、さらには日常着のアンダーウェアとしてこれを着こなし、その上にアウター系のトップスをレイヤードする想定であるのなら、冬でも“ヒートギア”で十分その効果を発揮してくれるでしょう。

スキンズ コンプレッション MULTI 半袖モックネック

SKINS(スキンズ) コンプレション DNA半袖トップ

コンプレション DNA半袖トップ

SKINS(スキンズ) コンプレション DNA半袖トップ

¥8,855

オーストラリアで誕生し、豪州理学治療協会から唯一「コンプレッションアンダーウェア」の承認を受けているスキンズ。この製品は、筋肉を包み込む独自の設計とスキンズ式段階的着圧により、身体の負担を効果的にサポート。

マイクロファイバーが汗を素早く吸収してくれるので、常にサラサラな着心地へと導きてくれます。

自重堂 Z-DRAGON

自重堂 Z-DRAGON ロングスリーブ

Z-DRAGON ロングスリーブ

自重堂 Z-DRAGON ロングスリーブ

¥1,001

作業着・作業服のブランド「自重堂」のコンプレッションウェア、「Z-DRAGON」シリーズから。触れたときのひんやり感と吸汗速乾機能で、夏でも快適に着用できます。

消臭抗菌効果を重視しているのは、作業服をつくりなれているブランドならではの心遣いと言えるでしょう。

秋冬用におすすめのコンプレッションウェア

BURTLE バートル ホットフィッテッド

Burtle ホットフィッテッド

ホットフィッテッド

Burtle ホットフィッテッド

Now 33% Off
¥1,700

バートル(BURTLE)は作業着の老舗メーカーで、もともと「クロカメ被服」という名前でした。このホットフィッテッドは、快適に動作をサポートするスーパーストレッチ素材を使用し、裏面には優れた接触温感性を発揮する起毛素材に。衣服内をドライに保つ吸汗速乾加工を施すことで、身体に熱がこもることを防ぐようサポート。

不快なニオイを抑える消臭テープ付きで、縫い目が肌に擦れないフラットロックシーム縫製も特徴。真冬の屋外での運動に最適です。

TESLA 長袖ハイネック コンプレッションシャツ

TESLA(テスラ) ハイネック コンプレッションシャツ

ハイネック コンプレッションシャツ

TESLA(テスラ) ハイネック コンプレッションシャツ

¥1,980

こちらも特殊加工の起毛素材になっているので、体温を逃がしにくく、冬の屋外での使用に最適です。しかも、鼻のすぐ下まで覆うことのできるタートルネック型になっているので、首やあごも寒さから守ってくれます。寒い日のランニングなどにもおすすめです。

おたふく手袋 ボディータフネス

おたふく手袋 コンプレッション ロングタイツ

コンプレッション ロングタイツ

おたふく手袋 コンプレッション ロングタイツ

¥1,075

吸汗速乾素材に、さらに遠赤外線加工を施した「レイズドファブリック」を使用している、秋冬向けの下半身用コンプレッションウェアです。微細な裏起毛なので、真冬だけでなく秋でも使いやすいです。吸汗力の高さは口コミでも好評です。

BURTLE バートル ホットフィッテッドパンツ

Burtle ホットフィッテッドパンツ 秋冬用

 ホットフィッテッドパンツ 秋冬用

Burtle ホットフィッテッドパンツ 秋冬用

¥2,500

同じ下半身用でも、よりインナー要素を強めたタイツのようにはける製品です。よく伸びるストレッチの裏面起毛素材で、こちらも吸汗・速乾の基本性能は抑えています。

普段着ている洋服の下にも違和感なく着用できるので、立ち仕事の多い方などにもおすすめです。

部分用コンプレッションウェア

マクダビッド クロスコンプレッション ショーツ

マクダビッド クロスコンプレッション ショーツ

クロスコンプレッション ショーツ

マクダビッド クロスコンプレッション ショーツ

Now 10% Off
¥8,415

McDavid(マクダビッド)のこちらは、お尻と太もものサポートに特化したショーツタイプです。3層にわかれたサポートバンドによる高めの着圧で、トレーニングだけでなく、試合やリハビリにも適するとのこと。

吸汗・速乾性の特許素材を使用するなど、価格相応の価値のある製品です。

ザムスト 段階式着圧ストッキング

ZAMST カーフ&アンクルスリーブ コンプレッション

カーフ&アンクルスリーブ コンプレッション

ZAMST カーフ&アンクルスリーブ コンプレッション

Now 14% Off
¥2,926

膝の下から足首までを広くサポートする、ストッキングタイプの製品です。ふくらはぎの血行をアップして疲労を抑制するほか、気化熱によって体温が奪われ筋肉が冷えることも抑制してくれます。

ややきつめの着用感ですがサポート力が強く、マラソンなどの競技にも適していると言えるでしょう。

まとめ

man holding water bottle sitting on gym floor by weights
Holloway//Getty Images

コンプレッションウェアの選び方や、その特徴とさまざまなタイプのコンプレッションウェアをご紹介してきました。コンプレッションウェアを活用することで、身体を冷えから守り、スポーツやトレーニング、屋外での仕事の効率化が期待できます。ぜひ、ご自分に合ったコンプレッションウェアを選び、試してみてください。