2023年1月にアレッサンドロ・ミケーレ氏の後任となるグッチの新クリエイティブ・ディレクターとして、ファッションだけでなくアートやセクシュアリティなど、多面的な感性を大切にしていることでも知られるサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)の就任が発表されました。
それから約半年後となった8月には、デザイナー個人のアカウント(@sabatods)にてキャンペーンビジュアルを匂わせる写真を投稿。ファッション業界の多くの人々が、サバト・デ・サルノ氏による新生グッチの未来を期待とともに想像したことでしょう。
プールサイドにしっとりとたたずむ…もはや「伝説」の領域とも言っていい神秘なる美しさをまとうモデル ダリア・ウェーボウィ。そんな彼女をビキニのボトムだけという究極にミニマルなスタイルで登場させることでジュエリーの美しさを際立たせ、ソフィスティケートの極みを具現化したビジュアルに仕上がっています。
そんな彼女が身につけているのは、「グッチ マリナ チェーン ジュエリー コレクション」より、ゴールドの新作イヤリング、ブレスレット、ネックレス。
そもそも「グッチ マリナ チェーン ジュエリー コレクション」は、船のアンカー(錨)のチェーンにインスピレーションを得たデザインが特徴で、1960年代後半に初めてブレスレットとして発表されたもの。以来、マリナ チェーンはグッチの歴史を物語るモチーフとしてさまざまなジュエリーのデザインに取り入れられ、グッチのアイコニックなジュエリー コレクションとなっています。そこでサバト・デ・サルノはこのたび、グッチのアーカイブからその船のアンカーのチェーンにインスピレーションを得て、アイコニックな「マリナ チェーン」に復刻させました。
そんなジュエリー コレクションの新たな魅力を、ダリア・ウェーボウィとデイビッド・シムズが表現した広告キャンペーン。撮影はロサンゼルスのシャトー・マーモント ホテルにて。そこには「自由であると同時に、常に意味深くある」というサバト・デ・サルノのグッチへの思い、そして意思とが紡ぎ出されています。
直前に迫った2023年9月のミラノファッションウィーク。サバト率いる新生グッチのファーストコレクションがお披露目に…期待は膨らむばかりです。
【広告キャンペーンのクレジット】
Creative Director: Sabato De Sarno
Artistic Director: Riccardo Zanola
Art Director: Ezra Petronio & Lana Petrusevych
Director & Photographer: David Sims
Talent: Daria Werbowy
Stylist: Alastair McKimm
Make-Up: Lucia Pieroni
Hair: Shay Ashual