春が到来し、屋外もずいぶんと暖かくなってきました。これからの季節、袖をロールアップして過ごしたり、Tシャツなどショートスリーブで過ごす時間も増えてきます。となると、露出する腕元には、少し主張のある時計を選ぶのもお洒落の楽しみ方の一つでは。

そうは言っても、時計のプライスやブランド価値、モデルの希少性のみにモノを言わせる、これみよがしな楽しみ方は逆に興覚めしてしまうもの。そこで有力な選択肢となるのが、スイスの独立系時計メゾン・オリスが改良を加えて新たに発表した新作「プロパイロット アルティメーター」。

質感のあるブラックを基調とした中に、白抜きのインデックスが映える精悍かつ力強い印象が漂う1本。スマートな大人の男らしさが表現されたパイロットウォッチです。

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高度計測は6000メートルまで対応

実はこの時計、2014年にオリスが時計メーカーとして初めて開発した自動巻きムーブメントに、機械式高度計を加えたパイロットウォッチの改良モデルです。機械式時計ながら自分がいる場所の高度をダイヤルに表示させられる革新的な時計で、発売当初からパイロットや登山家、アウトドアラバーらの間で注目を集めました。今回、研究開発に3年間を費やし、また新たな進化を遂げています。

特筆すべきは、高度計測の対応高度へのこだわりです。従来は4500メートルが限界でしたが、新モデルでは高度6000メートルまで表示できるように進化しています。

また、時計に秘められた技術にこだわる人にも、この時計はアピールすることでしょう。自動巻きムーブメントと機械式高度計を一つの時計に搭載しているのはオリスだけ。気圧計をムーブメントに重ねる際にローターが邪魔になることから、他メーカーからは手巻き式のモデルしか登場していないのです。オリスはこの難題に対して、ムーブメントの下にもう一つのダイヤルをつけることで、高度計と自動巻ムーブメントを分離することに成功しています。

さらに、美しい漆黒のケースにも秘密があります。開発は、チューリヒ工科大学由来のベンチャー企業で、飛行機や人工衛星、自動車や自転車などのパーツ製造に用いられる技術を擁するスイスの「9T研究所」と共に進められました。ケースの素材はカーボンファイバーですが、独特の配合素材と製法によってプラスチック並みの軽量さと金属よりも強固な仕上がりを実現しています。なお、ベゼルと裏蓋にはチタンが用いられています。

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重さはわずか70グラム。ケース径はパイロットウォッチだけに大振りとなる47ミリですが、ケース厚は前作よりも1ミリ薄くなっています。そうして、さらに細い手首にもフィットするよう絶妙なバランスに整えられています。

生まれ変わった「プロパイロット アルティメーター」はプロダクトデザインとしても、すっきりと品よくまとめられています。気圧を示す赤いポインターと、高度を示す黄色のポインターがキリっとした漆黒の中に映え、精緻に刻まれた数字やダイヤルと相まってスポーティーかつ知的な雰囲気を醸しています。

使い勝手に優れた黒時計なので、白シャツとコントラストを利かせて知的に楽しむのも良さそうですし、あえての黒合わせにしてもモード感や大人のストリート感のある着こなしに仕上がるはずです。見掛け倒しではなく、革新的な最新技術と高機能へのこだわりが凝縮された「プロパイロット アルティメーター」。このモデルも大人が選ぶにふさわしい1本と言えるでしょう。

オリス|プロパイロット アルティメーター

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  • Ref.:793 7775 8734-Set、793 7775 8764-Set
  • ムーブメント:自動巻き、Cal. オリス793
  • ケース:カーボンファイバーケース
  • ケース径:47mm
  • ケース厚:16mm
  • 風防:両面無反射コーティングドーム型サファイアガラス
  • ストラップ:グリーンテキスタイルストラップ
  • パワーリザーブ:約56時間
  • 防水性:10気圧(100m)防水
  • 価格:88万 円

●お問い合わせ先
オリスジャパン株式会社
TEL/03-6260-6876
公式サイト