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ココナッツオイルは、ヘルスコンシャスな人にとってはもはや定番の食材。ココナッツオイルを簡単に取り入れ、効果的に使う5つの方法をご紹介しましょう。

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ココナッツオイルは、なぜ“効く”の? 

 「ココナッツオイルの主成分である脂肪には、脂肪燃焼効果がある」と語るのは、『The Coconut Oil Miracle(ココナッツオイル健康法 病気にならない 太らない奇跡の万能油)』の著者であり、Coconut Research Centerのプレジデントを務める栄養士・自然療法医の

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Health Benefits of Coconut Dr Bruce Fife
Health Benefits of Coconut Dr Bruce Fife thumnail
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 鍵となるのは、ココナッツオイルやパームカーネルオイル(パーム核油)に多く含まれる中鎖脂肪酸(Medium Chain Triglyceride、MCT)だと語ります。ファイフ博士曰く、中鎖脂肪酸は腸で吸収された後グルコース(ブドウ糖)に代わるエネルギー源として、体脂肪を燃やせるケトン体を大量に産生するのだそう。それにより新陳代謝の働きが促進され、その効果は最大24時間も続くということです。つまり、デスクワーク中でも運転中でも、Netflixで海外ドラマを見ている間でも、脂肪を燃焼してくれるということになるのです。 

 一方では、中鎖脂肪酸などの飽和脂肪酸が体に悪いという意見もありあす。 

 American Heart Association(アメリカ心臓協会)は、長年、「飽和脂肪酸は心臓病のリスクを高める」と人々に注意を呼びかけています。ですが、イギリスのスポーツ医学雑誌『British Journal of Sports(ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・スポーツ)』が2017年4月に掲載した論文では、「飽和脂肪酸が血管を塞ぐことはない」と主張。加えて2004年には、National Center for Biotechnology Information(NCBI=国立生物工学情報センター)が閉経後に冠状動脈疾患(CHD)を患った女性を対象に実施した研究でも、「飽和脂肪酸を多く摂取している人の方がアテローム性動脈硬化の進行が遅く、炭水化物や多価不飽和脂肪酸を多く摂取している人の方がアテローム性動脈硬化の進行が早い」と報告しています。 

 総コレステロール値(TC)と高比重リポタンパク質(HDL)の割合が高い女性、すなわち心血管疾患のリスクの高い女性は、「精製された炭水化物をココナッツオイルなどの高脂肪食に代えるだけで、そのリスクを下げることができる」と説くファイフ博士。 

 「おすすめはオーガニックのバージンココナッツオイルだけれど、香りが苦手な人は精製されたココナッツオイルでもOK。ただしオーガニックで化学薬品を使わずに、高温スチームで精製されたオイルを選ぶこと」と続けています。 

 このように、ココナッツオイルの効果的な活用法を提案するファイフ博士から5つ対策をピックアップしました。ぜひご覧ください。

スプーン1杯で食欲をコントロール

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 ココナッツオイルには他のオイルよりも長い時間、食欲を抑える働きがあるという研究結果が発表されています。なので、コーヒーに小さじ1杯のココナッツオイルをプラスするなど、朝食に取り入れることで「長時間お腹が満たされるだろう」とファイフ博士は語っています。

 さらに、「多くの場合、ココナッツオイルを取り入れることで、『おやつを食べたい』という欲求が弱まる傾向に。その上、次の食事の時間までそれほど空腹を感じないため、暴飲暴食せずにすみます」とのことです。

調味料の定番にラインナップ

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 マーガリンや植物性オイル、オリーブオイルなどの代わりに、調味料として使ってみる。あるいはココナッツオイルなら、そのまま食べても大丈夫です。 

 その場合は1日大さじ1杯程度からスタートして、十分に満足感が感じられるまで増やしていけばいいでしょう。ただし、消費カロリーを超えてしまえば、逆に太ってしまうのでご注意を!

リバウンド防止に役立てる

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 リバウンドせずに減量する方法のひとつとして、「これ以上脂肪を蓄積しなくても大丈夫」と体に思わせるという方法があります。 

 ファイフ博士によると、脂質も重要な栄養素。減量に成功したとしても、きちんと脂質を摂らないとその体重をキープするのが難しいと言います。それに脂質には、細胞膜や一部の内分泌液(ホルモン)、結合組織など、体を作る成分としても知られているのです。 

 要するに体内に蓄積され糖分をエネルギーに変える低脂肪ダイエットよりも、脂肪燃焼の働きを活性化し、脂肪を蓄えることなく傷ついた細胞を修復してくれる高脂肪ダイエットの方が効果的と語っています。

栄養の吸収効率をアップ

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 ココナッツオイルを、ドレッシングや手作りマヨネーズにも加えてみるのもいいでしょう。「胃腸の働きを助け、栄養吸収を促進させてくれる」ことが期待できますので。

お米のカロリーカット

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 白米を炊くときに、「小さじ1杯のココナッツオイルを足すだけで、ご飯のカロリーを50~60%もカットできる」と、2015年にNational Meeting & Exposition of the American Chemical Society(アメリカ化学会)は発表しました。 

 ポイントは20~40分間炊くこと。その上で、それが炊き上がったら冷蔵庫で12時間寝かせることだそうです。

From delish
Translation/Reiko Kuwabara
※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。