クリスチャン・ディオールが1947年2月に発表し、世界に衝撃を与えた“ニュールック”。

「ヘリテージでありひとつのシルエットである以上に、“ニュールック”は精神そのもの。世界を見つめ、それを再解釈するレンズを与えてくれます。」と語るディオール パフューム クリエイション ディレクターのフランシス・クルジャンにより創作された新フレグランスが2024年2月2日(金)に日本で発売されます。

これを記念し、ディオール ビューティー アンバサダーである山下智久氏が“ニュールック”のムードを体現した撮影に挑戦。その魅力を視覚的に表現してくれたと同時に、この香りをデザインした世界的調香師フランシス・クルジャンに「秘密」をたずねました。

tomoshita yamahisa in a suit holding a bottle
Maciej Kucia

山下智久が纏う“ニュールック”な香り

ホワイトのジャケットにブラックのスカートとグローブで構成される“ニュールック”は、戦後の華やかさの象徴。たっぷりと贅沢に使用したプリーツ フレアスカート、“バー”ジャケットはウエストを絞った女性らしいシルエットが新時代の幕開けになりました。そんな“ニュールック”のように、力強さと繊細さが同居する山下氏の魅力をモノトーンの写真が引き出しています。

tomohisa yamashita holding a bottle of maison christian dior parfum new look
Maciej Kucia
衣装:DIOR

ファッション同様、香りもクリエイターによる創造的作品であるという視点に基づく「メゾン クリスチャン ディオール」から放たれた“ニュールック”は、ジェンダーも年齢も問わないものに。非常にラグジュアリーなこの香水は、何層にも重なる複雑さがその人自身のもつ香りと合わさることで個性を引き立てる優れた魅力を持ち合わせています。

今回の撮影にあたり、身体だけでなく空間をお気に入りの香りで満たすことで楽しんでいると言う山下氏はこうコメント。「まっすぐなフレッシュさと、その奥に安定感を感じまさに“ニュールック”という名にふさわしいと思いました。新年のスタートにもぴったりな香りだと思います。」

自らの力でエンターテインメントの国境を超え、世界に踏み出していった山下氏がこう語るプレミアムなフレグランスを一度試してみるのはいかがでしょう。

メゾン クリスチャン ディオール ニュー ルック
(オードゥ パルファン)
Maison Christian Dior "New Look"

40mL /1万5950円
125mL/3万4100円
250mL/ 4万8400円
2024年2月2日(金) 発売予定

ディオール パフューム クリエイション ディレクター=フランシス・クルジャンに訊くメゾンの魂「ニュールック」を体現する香り 

メゾンのデザインコードを読み解いてフランシス・クルジャンが創り出したのは、アンバーアコードを基調とした、驚きと意外性に満ちた香り。まず、アンバーのノートが潜むアルデヒドが立ち上り、フランキンセンスの爽やかで独創的なムードがミステリアスに絡み合う。柔らかな温かみを湛(たた)えたアンバーが包み込むように骨格を支え、儚(はかな)さをはらんだ官能的な余韻が長く続きます。重さを感じさせないエフォートレスなファッションをまとっているかのような、ラグジュアリーと心地よさを覚えるでしょう。

フランシス・クルジャン
Parfums Christian Dior
フランシス・クルジャン


メゾンのパフューム クリエイション ディレクターがまず着手したのは“ニュールック”の再解釈でした。それはクチュリエでありパフューマーでもあったクリスチャン・ディオールとの、個人的な対話でもあるのです。

「ムッシュ ディオールが生んだ“ニュールック”はクチュールの造形に留まらない、まとうことへのアティテュードの提言。具現的なファッションを概念としてつくり上げた普遍的なスタイルで、時代を超えて今に生きるスピリットでもある。デザインとしてのシルエットがありながら、目に見えないエスプリともいえるタイムレスな表現。それを香りに昇華させることは、私のミッションにほかならない」

a white flower image maison christian dior parfum new look
COURTESY OF DIOR

自分が語るストーリーがジャンルを左右しないものであれば、私がつくった作品はジャンルを特定しないものになる

スタイルとしての“ニュールック”に新たな息吹を与え、後世まで継承するタイムレスな香り。時を超越し、ジェンダーを超えるフレグランスでもあります。

「私が香りをつくるとき、まず『自分が何を語りたいか』がクリエーションの根幹にあります。自分が語るストーリーがジャンルを左右しないものであれば、結果的に私がつくった作品はジャンルを特定しないものになる。そして大切にしているのはSillage(シヤージュ=残り香)、香りで残す気配。そうした意味では、この“ニュールック”は、ジェンダーレスでタイムレスな香りであると言えます」 

a bottle of perfume maison christian dior
Parfums Christian Dior

メゾン クリスチャン ディオール(Maison Christian Dior)とは?

上質な香りが紡ぐフレグランス コレクション「メゾン クリスチャン ディオール」。メゾンと密接に結びつく世界や場所へ誘う22種からなるフレグランスや、柔らかく香りをまとえるバス&ボディ アイテム、空間を豊かに彩るキャンドルなど、メゾン クリスチャン ディオールは香りを楽しむ旅へとあなたを誘います。

取り扱い店舗一覧

a row of different colored tubes
Courtesy of Parfums Christian Dior

●問い合わせ先
パルファン・クリスチャン・ディオール
TEL.
03-3239-0618
公式サイト

Interview&text: Hiromi Tani
Edit: Keiichi Koyama(Esquire)