アメリカ人のビール好きにとって、素晴らしいニュースが参り込んできました。

 皆さんは、米国で適正価格のビールの代名詞となっているバドワイザーと、ケンタッキー州特産のバーボンであるジムビームが並んでいたら、どちらに手を伸ばしますか? 迷っているのなら、両方いただいてください。

 そして、そんな方に朗報です。このたび、バドワイザーとジムビームは共同開発で新しいビールを発売します。その名は「Budweiser Reserve Copper Lager」です。

 バドワイザーとジムビームは、お酒(具体的にはバーボンのショットと缶入りビール)をたくさん飲むという米国がもつ伝統に対して、1年間にわたってコラボレーションすることで祝うそうです。

 両者のこの取り組み、春の段階ではバーテンダーがバーボンとビールの両方をお客さんにおすすめする程度だったのですが、今年秋には「Budweiser Reserve Copper Lager(バドワイザー リザーブ カッパー ラガー)という新しいお酒が発売されるのです。これは欲張りな方の時短にもなりますね(笑)。また、新たなお酒の登場で、飲む楽しみが増えることになるでしょう。

 プレスリリースによれば、新しいラガービールは大麦熟成で醸造され、ジムビームがバーボンの醸造に使う樽で寝かされるそうです。そうすることで、このビールには暖かみのあるオークのアロマが香り、カラメルとバニラが隠し味に使われた木の実のような味になるとのこと。

 バドワイザーとジムビームが新しいビールの発売時期を2018年の秋にしたのは、禁酒法の廃止から満85年になるためです。

 禁酒法が廃止されたことで、米国は再び合法的にお酒を楽しめる国になりました。私たちがそのことを聞いたことがあれば、これは黄金のアニバーサリーと言えるでしょう。

Source / ESQUIRE US
Translation / Hayashi Sakawa
※この翻訳は抄訳です。