ミラノ初出店のスタバを観ると、中目黒店が待ち遠しい！

The Nicest Starbucks We've Ever Seen Just Opened in Milan

By エスクァイア編集部公開日:2018/09/11

世界一のコーヒーチェーンであるスターバックスにとって、イタリア初の店舗はかなりこだわったようです。

Table, Building, Furniture, Interior design, Bar, Architecture, Chair, Metal, Restaurant,

Starbucks

　スターバックスは2018年9月7日、イタリア1号店をオープンさせました。それも、焙煎施設併設の体験型大型カフェとしていま注目の、「スターバックスリザーブロースタリー」という形態になります。

　このイタリア初となる店舗は、ミラノの大聖堂の側にあるコルドゥージオ広場の向かいにある、ゴージャスな建造物が象徴的な美しい歴史的な郵便局ビル「パラッツォ・デル・ポステ」に入っています。そして、その外観やいなや…内装も言うまでもなく…それはそれは圧巻なのです。　

　この初のミラノ店は前述のとおり、スターバックスの高級志向となるスターバックス・リザーヴの専用ロースタリーでもあり、イタリアのカフェらしいコーヒーバーや、アルコールを取り扱うバーなどもあります。広さ約2300平方メートルで、店内には大理石を使った長さ約9メートルのカウンターや巨大な焙煎機などが配され、メニューには少量生産のアラビカコーヒーが並びます。　

　ここではハンドドリップあるいは水出しのコーヒー、エスプレッソやカプチーノなどイタリア市場にマッチしたドリンク、アフォガートマシンによる液体窒素を使ったアイスクリーム、現地のベーカリー「ロッコ・プリンチ」のパンなどを注文できるほか、夜のメニューにはクラフトカクテルやちょっとしたおつまみなどもあるとのこと。　

　言うまでもありませんが、このスターバックスは、あなたのオフィスの近所にある騒々しくごちゃごちゃした店舗とは大きく違います。

　2016年に創業者でスターバックス・コーポレーション最高経営責任者（CEO）を務めるハワード・シュルツ氏は来日し、こう語っています。

「コーヒー豆からコーヒーなるまでの過程を実際に目にすることで、コーヒーに対する知識を深めてもらいたい。そうすることで、さらにコーヒーを味わうことができるのです。今まで体験したことがないコーヒーの世界を、ここで存分に味わってもらいたい。そんな場なのです」と、「スターバックスリザーブロースタリー」を解説しています。

　そして、スターバックスリザーブロースタリーのは2014年12月にアメリカ・シアトルに1号店をオープン後の計画もそのころは以下のように発表していました。「2017年に上海、2018年にはニューヨークに出店する計画で、日本は世界で4番目のロースタリーとなる予定だ」と。しかしながら、シアトル、上海、ニューヨークとオープンし、次は日本・東京・中目黒かと思っていたところに、ミラノ店が加わったのでした。

　スターバックスの前CEOで名誉会長を務めるハワード・シュルツ氏は2018年初め、ミラノの計画を発表していました。その際には、「われわれはイタリアの人々に、コーヒーの作り方を教えに行くわけではありません。謙遜と尊敬をもって、われわれが学んできたものを示すためにここに来るのです」と語っていました。今後のイタリアの人々の反応が、楽しみなところです。　

　さて、バチカン市国の隅々にもいつかはスターバックスができるかと思いますが、あとどのくらい時間がかかるでしょうか。いやいやそれよりも、2018年11月末日にオープン予定とされた「スターバックスリザーブロースタリー」中目黒店が、予定どおりオープンするのかを楽しみに待つことにしましょう。