「スープは食事の代わりにはならない!」と、かつてジェイ・レノ(長年テレビのトークショーで司会者を務めた有名コメディアン)は言っていました…。
―彼のこの言葉には一理あります。
つまり、たとえばトマトクリームのスープをどんなにたくさん食しても、一緒にグリルドチーズの類のものを食べなければ満腹にはならないからです。また、「野菜がたっぷり入った」スープでさえも、それは前菜にようにしか感じられないことが多く、メインディッシュの代わりにはなりえないのです。
そう、皆さんがスープに物足りなさを感じてしまうのには、ある理由があるのです。それは大抵のスープには、お腹をいっぱいにして筋肉のもとにもなるタンパク質が含まれていないからなのです。
もちろん現在では、動物性タンパク質をたくさん摂れることを謳い文句にした、「お腹がペコペコな男性」を満腹にさせる缶入りスープも売られています。また、そんなスープのなかには、当サイト「メンズヘルス」が推奨する、1食あたり約25〜35グラムほどのタンパク質が含まれたものもあります。
ですが缶詰のスープなど、「ぜひ食したい」などと思う人はそう多くはないでしょう。
今回、ご紹介する上の動画は、イタリアの結婚式で出されるスープの作り方になります。
しかし、結婚式のスープだからって侮るなかれ!
このスープには、なんと約24グラムのタンパク質が含まれているのです。少量のパルメザンチーズを使用するだけ、それだけの量のタンパク質を摂ることができるわけです。またこのスープが用意できるなら、“疑問の余地のある”肉製品を含んだ缶入りスープに頼らなくてもよくなるのですから…。
「メンズヘルス」の新しい料理本「A Man, A Pan, A Plan」に出ているほかの料理と同じく、このスープの場合も、中にどんなものが含まれるかが正確にわかりますので、自分の体に入っていくものを正確に知ることができるわけです。
今回のタンパク質をたっぷり含んだスープには、七面鳥の赤身肉を使った自家製のミートボール、新鮮なほうれん草、それに(何歳になっても食べたくなる)小さな星形パスタが入っています。
このスープは、ちょうどいい量を食べることができ、また、温め直してもとても美味しい。つまり、メインディッシュ代わりになるスープであり、しかも、いつでも食べたいときに食べられるという、いいとこ尽くめのスープなのです。ぜひ、お試しください。
From Men's Heaith
BY PAUL KITA
DECEMBER 12, 2017
Translation / Hayashi Sakawa ※この翻訳は抄訳です。Edit / Hikaru SATO, Kaz OGAWA