2018.06.09

専門家が解説

“連続脱糞魔(シリアル・プーパー)”はなぜ、公共の場にウンチを残すのか

公共の場にウンチを残す彼らの心理的要因を、専門家が解説します。

“連続脱糞魔(シリアル・プーパー)”はなぜ、公共の場にウンチを残すのか
Getty Images

 
Here's Why 'Serial Poopers' Just Can't Stop Pooping in Public 
 

 ここ数カ月にわたって、「連続脱糞魔(シリアル・プーパー)」という耳慣れないフレーズに私たちは悩まされてきました。公共の場で排便を行い、人々の目につくところにそれを遺してゆく犯人を指す言葉になります。
  
 よその庭や歩道、そしてドラッグストアの前などに、毎朝のジョギングのついでに脱糞を繰り返す「脱糞魔」…実はつい最近、2017年9月のことです。アメリカにそんな女性が実存し、話題になっていたのです。
 
 最近では南イリノイ大学の学生寮のランドリー内の洗濯機の中に、1度や2度ならず…なんと8度も排便を繰り返していた「便通魔」の報道もあったばかりです。空っぽの洗濯機ではなく、服の入った洗濯中のマシーンのなかに排便はなされていたのですから堪ったものではありません。
 
 このような公衆排便は、肛門がゆるいせいで起こる事態なのでしょうか? それとも、究極の厭世的(えんせいてき=人生に悲観し、生きているのがいやになっているさま)行為なのか? ほぼ間違いなく“後者”であると、在ボストンの臨床心理学者シャロン・チルバン博士は分析しています。
 
 「これは極めて明確な厭世的主張であり、犯罪的破壊行為です」と、博士は言い放ちます。なかには、自分がなにをしているのかを理解できない重度の精神異常や、もしくは公衆トイレにたどり着けなかった酔っぱらいといった例外的なケースがないわけではありません。しかし彼らでさえ、いくらかのプライバシーを求めて、ゴミ捨て場の影に忍び込むなど身を隠そうとします。(次ページへ続く)

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From Men's Health
By Elizabeth Millard
Nov 7, 2017

Translation / Kazuki Kimura
Edit / Hikaru SATO, Kaz OGAWA

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