3カ月のトライで19kg減量！―少しずつ男前に変わりゆく動画が人気

　話題となった動画では、ホブスさんが12週間で91kgから72kgまで19kgもの減量を成し遂げる様子を見ることができます。55秒間の動画ではあっという間の変化ですが、この過程は容易なものではなかったことでしょう。

　今回「メンズヘルス」では、そんなホブスさんにインタビュー。

　ホブスさんは以前、かなり健康的な体型だったそうです。ですが、2年前に大学を卒業し、石油・ガス関連の企業でフルタイムのデスクワークを開始してから、その体型は見事に崩れ始めたと言います。

「昔のような体型に戻る必要がありました。「3カ月間全力を尽くしたら、いまの自分はどんなことが達成できるのか？」に関して知りたい思ったのです。また、動画を作るのも好きでしたから、『これが成功すれば、最高にクールな動画ができる』と思ったんです」と、ホブスさん。

　上の写真は、ホブスさんが過去最高に重かった91kgのときのものです。彼は「変わってやる！」という強い決意をもち、2018年1月1日から毎日上半身の写真を撮り始め、ダイエットに取り組んだのです。

　ホブスさんはまず、重めのウェイトで1セットあたり6〜8レップのウェイトトレーニングを始め、週に5〜6回ジムに通ったといいます。このようなプログラムを4〜5週間行った後、軽めのウェイトで1セットあたり10〜12レップながら、強度を高めたトレーニングに切り換えたそうです。

　また、有酸素運動もできるだけ取り入れました。ウェイトトレーニング後に20〜30分行うことが多かったといいます。

「トレッドミルで、傾斜をつけたウォーキングをたくさんしました。傾斜を最大までつけ、1時間6.5kmほどのペースで歩きました。また、トレッドミルをしない日には、ステアマスターに取り組みました」とホブスさん。

　上の画像は2018年2月17日のホブスさんです。彼はこの頃からウェイトを軽いものに切り換え、より強度を高めたトレーニングと有酸素運動に励んだそうです。

　また、3カ月のプログラムの最後の数週間には、トレッドミルで45秒のダッシュと45秒の休憩を繰り返す「スプリント・インターバル・トレーニング」も加えたということです。

　大学時代からワークアウトの習慣があったホブスさんにとって、運動習慣を取り戻すのは苦ではありませんでした。このため、彼にとっての一番の課題は食生活を変えることでした。

　彼はまずオンラインで調べたり、何人かの友だちにアドバイスを受け、「毎日、どの程度のカロリーを摂取するべきか」「どのような食べ物が、一番自分に合っているのか」といったことを把握することに努めました。

「食事はかなり基本的なものに徹しました。オートミールと鶏肉、卵、ほうれん草のサラダというメニューで貫き通しました。毎日のランチも、自分で作ったものを持参しました」、そう語るホブスさんは、自らの成功が食事に負うところが大きいと考えています。

「この挑戦で一番つらかったのは、私が食べられないものを周りの人、特にルームメイトが食べているときでした。ある日、ジムから帰ってきた私が、『ピザが無性に食べたい気分だ』と言うと、彼は『間違いないね』と言って、Lサイズのピザを頼んで私の前で食べたんです（笑）」と、ホブスさんは振り返ります。　

　とはいえ、ホブスさんの苦労は報われたようです。上の写真は、12週間の減量の最後に彼が撮ったものです。

　そんな彼の「現在の目標は？」といえば、これまでかなりストイックに取り組んできたということで、「まずはリラックスしたい」そうです。とはいえ、気を抜き過ぎることはありません。

「ジムでの運動と自炊の素晴らしいルーティーンを身につけられましたから、この習慣を間違いなく続けるつもりです。ですが、これからはときどき友だちと飲みに行ったり、美味しいディナーに出かけるときに罪悪感を感じることはないでしょうね」と、ホブスさんは答えてくれました。

　ときには減量や食事制限を忘れて、食事を楽しむのも大事ということでしょう。

　では最後に、どんどん健康的に、そしてイケメンへと進化していくホブスさんの姿をご覧ください。

From Men's Health
Translation / Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。