サッカー:スペインリーグLiga Española
2016年5月14日(土)、リーガ・エスパニョーラのプリメーラ・ディビシオンの第38節(最終節)が各地で行われました。同じ日に、1位であるFCバルセロナは敵地でグラナダCFと、勝ち点1差で2位にいるレアル・マドリードCFもまた敵地で、RCデポルティーボ・ラ・コルーニャと同時刻での対戦。スペイン中が盛り上がる日を迎えました。
結果は…、2位レアル・マドリードCFは、2-0で勝利、そして1位FCバルセロナは…。スアレス選手の活躍により、3-0で勝利。順位は最終戦でも変わらず、リーガ・エスパニョーラ2015-2016の栄冠はFCバルセロナのものとなりました。
バルサにとって6度目の、歓喜に満ちた5月14日
この日の主役は、やはり今季絶好調のウルグアイ代表FWの#9 スアレス選手でした。
スアレス選手は試合前の時点で、得点ラインキング1位(37得点)。2位(33得点)につけるのは、レアル・マドリードCFの#7 クリスティアーノ・ロナウド選手。
得点ランニングでは、スアレス選手はひとつ頭を抜け出していたので、余裕のプレーができたのでしょう。しかも、対戦相手は格下であり、1部残留も決まり安堵するグラナダです。
すると前半22分、スアレス選手が先制点を取ります。 得点王が確実となっても、彼は力を惜しみません。同じく前半38分にも、#6 ダニエウ・アウベス選手からの折り返しを頭で決めて2点目を奪取。さらに後半にも…。41分に#11 ネイマール選手の得点王を祝福するかのようなパスが…。そうして3点目を決め、見事ハットトリックを達成したのでした。
レアル・マドリードCFも敵地で勝利したのですが、勝ち点91のバルサに対しレアルは90。1差でおよばずレアルは2位に。ちなみに3位は、アトレチコ・マドリードとなりました。しかしバルサは、過去6回も“5月14日”に優勝を決めていると、スペイン紙である『ムンド・デポルティーボ』が伝えていました。
この日で史上7回目となる「歓喜の5月14日」となったのです。これは英国プレミアリーグで岡崎選手有するレスターが創部133年目にして予想外の優勝を果たしたと同じレベルのミラクルかもしれませんね。
ハットトリックで得点王を確実にゲットしたスアレス選手
そしてバルサのスアレス選手はハットトリックを決め、今季40ゴールで得点王に輝きました。そしてリーガ優勝も…。スアレス選手のとって、最高の日となったのでした。
しかもリーガ・エスパニョーラのプリメーラ・ディビシオンの得点王は、2009年以来バルサのメッシ選手かレアルのロナウド選手とで分け合ってきたのです。そこに今季、スアレス選手がついに割って入ったわけです。嬉しい限りではないでしょうか。ちなみにロナウド選手は、デポルティボ戦で2得点と活躍しているのですが…およばずでした。