今回ご紹介する筋トレ方法は、複数の運動を組み合わせることによってトレーニングの効果を高めます。カロリーを燃焼させ、筋力をアップさせる…さらにトレーニング方法を学んで、トレーニング熱を高め続けるためには大いに役立ちます。なによりも、筋トレの楽しみが増すことは間違いありません。
ケトルベルを用いた筋トレで期待できることとは?
ケトルベルを用いたトレーニングを考案するフィットネストレーナー、エリック・レイジャ先生による「ローンモウワー(芝刈り機)」という筋トレ方法の流れは、かなり楽しいトレーニングです。
背筋と体幹という、身体における最も重要なパートの筋肉を増強するために、3種のムーブメント(運動)を組み合わせています。同時に強靭な肩をつくり上げ、庭の芝刈り作業よりも当然、効果的にかつ速く、そしてカロリーを消費できるのです。
「ひとりで簡単にできる筋トレです」と語るレイジャ先生ですが、実は彼こそ、「メンズヘルス」撮影の読者に絶大なる人気を誇るトレーニングビデオ「ケトルヘル(Kettlehell=地獄のケトルベル筋トレの意)」の生みの親でもあります。そして彼は、「これらの動作を組み合わせることによって、トレーニングを楽しく行うことができるのです」と言います。
ケトルベルを使った効果的な筋トレのやり方
筋トレの際、一連の運動・動作を正しく行えば、「姿勢がよくなる」といううれしい効果もあります。また、肩の痛みがある人にとっては、それを緩和する効果も大いに期待できるのです。
レイジャ先生考案の筋トレで、用意するのは「ケトルベル」ひとつだけ。全身を燃焼させる筋トレのやり方3種と基礎をご紹介しましょう。
まずは右脚をまっすぐ引いて、足を前後に開く姿勢「スプリット スタンス」を取りましょう。
ケトルベルは、左足の足元内側に添えて置きます。背筋をまっすぐ伸ばし、前足に重心をかけます。右手でケトルベルを握りましょう。そして体幹を引き締めます。
肘(ひじ)を腰の位置まで引き上げるときに胸を開かないように、グッとこらえましょう。
そしてケトルベルは、脇腹付近まで持ち上げます。持ち上げたところで、肩甲骨に力を込めて引き締めてください。両肩と床が平行な関係を保つように、まっすな姿勢を心がけることを忘れずに。腹筋に思い切り力を込めながら行ってください。
ケトルベルの重量に任せるのではなく、きちんとコントロールすることを意識して、低い位置まで下ろします。そして、肩の高さまで一息に持ち上げてください。
お尻を前に押し出すようにして、右脚のひざを床についた姿勢で行います。臀筋(でんきん)に力を込めて体幹を引き締めるようにしましょう。つまり、片ひざ立ちの状態で行う筋トレというわけです。
ケトルベルを頭上高く押し上げてください。体幹は固く引き締めて、背筋を曲げてはいけません。臀筋には引き続き、力を込めた状態になります。そしてゆっくりと、ケトルベルを肩の高さまで下ろします。
そのまま床までゆっくり下ろし、最初のポジション【1】に戻って、次のレップに備えてください。
各ポジションを5~8レップ、4セット行うようにしてください。各セットの間は、充分な休憩を挟むことも忘れずに。なんせ芝刈りは、ハードワークですから。
ケトルベルを用いた筋トレ動画
Source / Men's Health US
Translation / Kazuki Kimura
※この翻訳は抄訳です。