「Shake It Off」とは、そう、テイラー・スウィフトの名曲。この曲に合わせてオバマ夫人は、ダンスを楽しんだようです。

MICHELLE OBAMA

 2018年2月、アメリカの首都ワシントンD.C.にある国立肖像画美術館で、バラク・オバマ&ミシェル・オバマ元大統領夫妻の肖像画が公開されました。  

 元大統領のポートレートを手がけたのは、アーティストのケヒンデ・ウィレイ。ミシェル夫人の肖像画は、エイミー・シェラルドという画家が担当。両方とも、モダンでカラフルに仕上がっています。 

 とくに、幾何学模様のゴージャスなドレスに身を包み、美しくポージングするミシェル夫人のポートレートは人気が高く、連日多くの人々が美術館を訪れているということ。なかにはすっかり絵に惚れ込み、彼女の肖像画の前から離れられなくなったファンもいるのだとか…。 

 そのファンというのが、2歳の女の子パーカー・カリーちゃん。熱心に絵を眺める様子がSNSでシェアされると、あまりの可愛さに大きな反響を集めたそうです。 

 そんなパーカーちゃんの話題は、ミシェル夫人の耳にも届いていたもよう…。その証拠に夫人は2018年3月6日、自身のインスタグラムにパーカーちゃんとの2ショットやテイラー・スウィフトの「Shake It Off」に合わせてダンスする2人の様子を投稿しました。 

 そして、「パーカー、今日はあなたと会えてとても嬉しかったです。ダンスパーティも楽しかったですね――これからも夢は大きく。いつか私も、国立肖像画美術館であなたのポートレートが眺める日が来るかもしれませんね」と、メッセージを添えていました。(次ページへつづく)

感性溢れるパーカーちゃん…

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 米CNNの取材に対し、パーカーちゃんの母親は、「パーカーは肖像画の前にずっと立っていました。本当は、ポートレートを背景に彼女の写真を撮りたかったのですが、全然振り向いてはくれませんでした――彼女は一生懸命ポートレートを眺めていました。私の声が届かないほど、夢中になっていたのです」と語っています。 

 また、肖像画を手がけたエイミーも自身のインスタグラムに、パーカーちゃんの写真をシェア。 

 そして、初めて黒人男性の肖像画を見たときの感情を思い出させてくれたとコメントしています。「幼い頃から、画家になりたいと思っていた。でも、そのポートレートを見たときに、夢は実現するんだと感じた」と。
 

 
 2歳にして、アート作品の魅力を理解する感性豊かなパーカーちゃん。ミシェル夫人が言うように、将来は大物になること間違いなしですね! 

From Harper’s BAZAAR
Courtesy of Michelle Obama, Amy Sherald
Translation / Reiko Kuwabara