あらゆる世代の「マスタング」は、その時代のスタイルと姿勢を完璧に体現しています。第1世代は軽くて細長かったのですが、1969年には逞しく大胆なマッスルカーへと変化を遂げました。
そして1980年代のフォックス・ボディ(87~93年型のマスタングでは、コンポーネンツの名称が「FOX」だったため、こう呼ばれる)は、折り目がついたような幾何学模様のスタイル、それはこの10年間フォード「マスタング」の特質だったのです。
1970年代半ばの「マスタング」は、残念ながら(時代のように)忘れ去られた方がいいでしょう(苦笑)。
「マスタング」は、現代のデザインでさえ先祖のレトロなデザインテーマに基づいています。が、十分に現代的(モダン)な形で、現代の自動車デザインの最前線に位置していると言えるでしょう。
ありがたいことに、いくつかの発見があります。
「マスタング」には、常に2つのドアと後輪駆動(リア・ホイールドライブ)が装備されていました。8気筒エンジンはボンネットの下に、スティックシフトは中央に位置していたのです。
ウェブメディアの「ドーナツ・メディア」が配信した「マスタング」の記事では、「このクルマが50年に渡ってどう進化をとげてきたのか?」「そしてどれだけ多くの要素が一貫して存在しているか?」を確認することができる魅力的な内容となっています。