イギリスのブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)が製造・販売していた小型乗用車「ミニ」。1994年にはBMWに買収され、2001年にはBMWによる新型「ミニ」が誕生。「ミニ」ならではのクラシカルかつ可愛らしい意匠は継承しつつ、モダナイズした人気モデルを数多く生み出しています。

 それでもなお、BMCが40年以上つくり続けてきたクラシックな「ミニ」の印象が強く残っている方も少なくないのでは? ビートルズが愛し、映画『ザ・イタリアンジョブ』では主演級の活躍を見せ、「ミニ クーパーS」や「MK2(マークツー)」という人気モデルも誕生。「MK1」に至っては、100万台以上もの販売実績を記録しました。

 そんな「ミニ」の代名詞とも言えるのが、俊敏なハンドリングとキビキビとした走り、いわゆる「ゴーカートフィーリング」というフレーズで呼ばれる魅力的な走行性です。さらにクラシカルな見た目も加わって、どこか愛くるしい印象が漂う今に伝わる名車と言えるでしょう。

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 そして、このページの冒頭に1本の動画があります。

 登場するのは1965年式の「ミニクーパー」。ミッドエンジンのドラッグカーにチューンされ、1/4マイル(約400m)をわずか8秒程で力強く駆け抜けます。

 動画を公開しているアメリカのYouTubeチャンネル「THAT RACING CHANNEL(ザット・レーシング・チャンネル)」によると、クルマの重量はわずか1700ポンド(約770kg)。そして運転席の真後ろには、900馬力にも達するホンダ製K20 4気筒の獰猛なターボエンジンが鎮座し、ワイルドなサウンドを奏でています。

 55年のときを経ても獰猛な走りを見せる「ミニ」の加速と、野獣のような音をエンジン音をご堪能ください。

Source / Road & Track
Translation / Esquire JP
※この翻訳は抄訳です。