イルミネーションを使って山や建築物にモチーフを描くことで、世界的に有名なスイスのアーティストであるゲリー・ホフステッター(Gerry Hofstetter)氏。そんな彼がこのたび「寅年」を祝って制作した作品は、アイガーの北壁に全⾧5.3km・高さ2km 以上の「虎」を投影したものになります。

世界最大級とも言えるこの作品は、「横たわる虎を想起させるアイガーのカタチと、“アイガー(Eiger)/ 虎・タイガー(Tiger)”という言葉遊びから着想を得た」と言うホフステッター氏。

彼は本作品が、スイスの山々との結びつきや国際的なつながりを象徴する作品として、さらに2022 北京冬季五輪に参加するスイスや他国の選手たちへのエールとなることを期待しているとのことです。

15分間の投影のために
1年以上の準備時間

本作品の15分間の投影のために、1年以上の準備時間を要したというプロジェクトチーム。その理由は、天気、風、雲、月の大きさ、月の位置、雪、寒さ、星座など…すべてが15 分という瞬間にぴったりと合うことが必要とされるためだそうです。

プロジェクトチームの写真家であるフランク・シュヴァルツバッハ(Frank Schwarzbach)氏は、投影中に虎の撮影に成功しています。ぜひ、動画にてご覧ください。

Tiger on Eiger by Gerry Hofstetter