晴れて正式に結婚したのは、エリザベス女王のいとこであるアイヴァー・マウントバッテン卿。そのパートナーとなったのが航空会社勤務のジェームズ・コイル氏です。このたび英国ロイヤルファミリー初となる、同性婚カップルが誕生しました。

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 The Queen's cousin just became the first royal to have a same-sex wedding 

 マウントバッテン卿とジェームズは2018年9月22日、イギリスのデヴォンにて家族や友人たちに見守られながら挙式を執り行ったそうです。
 

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 会場には17年間の結婚生活の末、2011年に離婚したマウントバッテン卿の元妻ペニーと3人の娘たちも出席。インスタグラムで告知していた通り、ペニーは元夫の手をとり、ヴァージンロードを歩いたのでした…。

 マウントバッテン卿は、エリザベス女王の末息子であるエドワード王子の娘ルイーズ・ウィンザー令嬢のゴッドペアレント。そしてウェセックス伯爵夫人(ソフィー)は、マウントバッテン卿の娘(3人中2人)のゴッドペアレントになります。ですが、エドワード王子もウェセックス伯爵夫人も、この結婚式には出席できなかったようです。

 英「デイリー・メール」紙の取材に対してマウントバッテン卿は、「彼らの予定は何カ月も前から埋まっていたため、スケジュールが空いていませんでした」とコメントしています。

 報道によれば、挙式ではゴスペルグループによるパフォーマンスが披露され、ディナーにはアンコウ料理が振る舞われたとか…。他にも、スピーチやダンスなどのエンターテイメントも用意されていたそう。ちなみに2人のハネムーン先は、ギリシャかクロアチアとの噂です。

 2014年にスイスのスキーリゾート、ヴェルビエで出会ったジェームズとの結婚についてマウントバッテン卿は、「私は1度結婚し、幸せをつかみました。ですが、ジェームズはまだ幸せな結婚生活を経験したことがありません。なので私たちの結婚は、彼に対する僕の愛を立証するものだと考えています」と語っています。


 また同性婚への自身の思いに関しても、「マウントバッテンという一族に生まれたことを、負い目に感じたことなどありません…」と断言。

 それにしても、アフリカ系のDNAを受け継ぐメーガン妃に、同性婚のマウントバッテン卿と…どんどん新しい風が吹き込まれ、時代とともに多様性に富んでいく英国王室なのでした。次はどんな知らせが舞い込むのか、目が離せません。

From Cosmopolitan UK
Courtesy of Lord Ivar Mountbatten(via Instagram)
Photograph / Getty Images
Translation / Reiko Kuwabara