家庭内暴力が原因で、ジョニー・デップと離婚した前妻のアンバー・ハード。彼女がこの度、離婚後にジョニデのせいで映画やCMの仕事から外されたり、「殺す」と脅迫されていたことを明らかにしました。
アンバーとジョニデは、2018年1月に正式に離婚しました。その際、アンバーはジョニデのDVを非難し、また離婚調停の最中には、ジョニデに対してアンバーに近づくことを禁じる裁判所の命令も出されていました。
一方、ジョニデのほうは自分に対して向けられた非難を、激しく否定していました。
そんなアンバーは、「ワシントン・ポスト」紙に掲載された寄稿記事の中で、こう述べています。
「これで私は、DV被害者を代表する公人となったわけですが、こうした立場になって、今改めて実感できることがあります。それは未だなくなることのないこの悪しき文化に対し、告発し続ける女性たちが大勢いるという事実。それとともに、その怒りがどれほど強力なものであるかを…」とのこと。
アメリカでは2018年12月21日より公開中(日本は2019年2月8日より公開)の映画『アクアマン』にも出演し、女優としても活躍するアンバーですが、さらに次のような内容もコメントしています。
「友人やアドバイザーたちは、『これでもう、女優の仕事は難しくなるかも…ブラックリストに載ってしまうだろうから』と、私に言ってくれました。そしてその言葉どおり、出演が決定していたある映画に関して、私はその役から降ろされました…」という話なのです。
また、さらに続けて述べています。
「私はあるグローバルなファッションブランドと2年間のキャンペーン契約を交わして、そのためのCMを撮影したところだったのですが、その会社は私を降ろしたのです。『ジャスティス・リーグ』シリーズと、『アクアマン』でのメラ役も続けられるかどうかもわからなくなったわけです」とのこと。
アンバーはさらに…、「私は毎週、電話番号を変更しなくてはならなかったのです。それは、『殺す』と脅迫されていたからです」と語りました。
「何カ月もの間、私は自分の家から滅多に外出もしませんでした。いざ外出してみると、カメラ付きドローンやカメラマンに追いかけられていました。カメラマンたちに歩いて尾行されることもありましたし、オートバイや自動車によって尾行されることもありました」と、アンバーは続けて話しています。さらに…。
「私の写真を掲載したタブロイド紙は、私をネガティヴな方向で表現していました。まるで世論という法廷で、私が裁判にかけられているかのような感じ…。そうして私の生活は、私自身にはどうにできない無数の判断によってゆだねられていたのです」とも語っています。
「家庭内暴力についてカミングアウトし、訴えようとしている女性たちに対し、もっと多くのサポートが確実に受けられるようにできれば…と私は願っています」とも記しています。そして、「私たちはDV問題を重要視している政治家を、選挙で選ぶべきなのです」と、さらに付け加えています。
そして最後にアンバーは、「私たちは協力して、法律やルール、社会の基準を変える要求をすることができるのです。そして、私たちを取り巻くアンバランスな社会を正す必要があるのです」とコメントしています。
ジョニー・デップとアンバー・ハードのDV問題に関しては、多くの人々が真相について気になっていることかと思います。実際のところ、どちらが真実を語っているのかハッキリしていません。ですがもし、アンバーの証言が正しいのであれば…ジョニデの俳優人生は、すぐさまピリオドが打たれることでしょう。
FromEsquire UK
Translation / Hayashi Sakawa
※この翻訳は抄訳です。