シルベスター・スタローンはかつて、映画『ロッキー4/炎の友情』でドルフ・ラングレンと共演しました。そんな二人は最近でこそ友だちになっており、スタローンの経営するバルボア・プロダクションではラングレンが出演するドラマシリーズ『The International(原題)』の制作が進んでいます。これは、国連を舞台にしたアクションシーン満載のドラマシリーズです。しかしスタローンが、ジミー・ファロンが司会のテレビのトーク番組『トゥナイト・ショー』に出演した際、ラングレンとの友情に触れ、その始まりが少々ラフなものであったことを明かしていました。 
 
 ラングレンの第一印象について語ったスタローンは、「彼のことが嫌いだった」と当時のことを語りました。「『ロッキー4/炎の友情』のときには私は大きくて、恐ろしい見た目の、残忍な男が本当に欲しかった…そうです、原始人のような男を敵役に配役したかったということです。しかしながら、そんな男は見つからなかったのです。常に私は大柄なレスラーやアメフトの選手を探していましたよ」と、スタローンは続けて話しました。 
 
 しかしそのうち、「ラングレンこそ自分が探していた男」であることをスタローンは知ることになりました。それは初対面から、その青い目に強烈な力強さを感じ取ったからでした…。

「キャスティング時の話ですが、ラングレンはその髪型といい、とても広い肩幅といい、すべてが申し分なかったのです。彼のふくらはぎをはじめ、彼の体はたくましいとしか言いようがない体をしていました。そして彼の青い目は、私をじっと睨(にら)んでいた。彼はまさにターミネーターのような人物だったのです。私は『この忌々しい男は嫌だ』と言いました。私は彼のことが嫌いでした。ルックスが良すぎるし、完璧すぎる。そして私が嫌だと思うなら、きっと他の人たちも彼のことを嫌うと思っていました」と、当時のラングレンとのエピソードを振り返りました。
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 スタローンがファロンの番組にゲスト出演して、仲間のアクションスターのことが嫌いだったと明かすのは、今回が初めてではありません。2014年には、かつてアーノルド・シュワルツェネッガーを嫌っていたと明かしたこともありました。それは二人がアクション映画のヒーローを演じる2大スターとして、ライバル争いしていたころの話です。 
 
 「シュワルツェネッガーも、私もとても負けず嫌いでした。だから、「嫌いというのは適切な表現だと思います。『俺はジムに行かないといけない』と言うほど誰かのことを嫌いになったことがあるのか?」とスタローンは尋ねました。「私は本当に彼のことを尊敬している、彼は実に素晴らしいと思う。彼がやったこと、彼が成し遂げたこと、彼が実にさまざまなキャリアの持ち主であることは素晴らしいことです。ですが私は、彼の首を締めたかった…」と、シュワルツェネッガーとのエピソードもかつて語っていました。 

 大スターとは言ってもライバルに対し、嫉妬めいた思いを抱くという点でスタローンは、私たちとさほど変わりないことがここで明らかになりました。

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Sylvester Stallone Hated Arnold Schwarzenegger
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From Esquire US
Translation / Hayashi Sakawa 
※この翻訳は抄訳です。