ケビン・コスナーは、イエローストーン国立公園が好きでたまらないようです。主演を務めるドラマ『イエローストーン』では、大牧場主からモンタナ州知事に転身した妥協を許さない男ジョン・ダットンを演じ、シーズン5が先月スタートしたばかりです。が、このたびは全く異なるタイプで、イエローストーン国立公園の歴史や野生生物に焦点を当てたドキュメンタリーへと戻ってくるということ。

タイトルは『Yellowstone: One-Fifty(原題)』。1872年に世界初の国立公園となり、2022年で150周年を迎えた220万エーカー(約8900平方キロメートル)の広大な土地と野生生物の保護区からなるイエローストーン国立公園の歴史を振り返る番組になります。

イエローストーン国立公園, グランド・プリズマティック・スプリング
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イエローストーン国立公園のシンボルと言える、熱水泉「グランド・プリズマティック・スプリング」。コバルトブルーや緑、黄色、オレンジ、赤と色鮮やかな色彩が特徴で人気の観光スポットです。

ワイオミング州とモンタナ州にまたがるこの公園には、地熱を利用した温泉や有名な「オールド・フェイスフル・ガイザー」を含む間欠泉が広がります。ここには、「地球上にある間欠泉の約3分の2が存在している」と言われれています。

他にも手つかずの湖、山々、森、そしてグリズリーベア、オオカミ、バイソンなど、何百種類もの在来種が生息していることで高い評価を受けています。

オールド・フェイスフル・ガイザー, イエローストーン国立公園
Danny Lehman//Getty Images
勢いよく噴き上げる「オールド・フェイスフル・ガイザー」。こちらもイエローストーン国立公園のシンボル的な存在です。噴出時間・間隔・高さが正確で、ビジターセンターではその噴出予測時間を知ることができます。
ケビン・コスナー, イエローストーン国立公園
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イエローストーン川にまたがる「ヘイデンバレー」。こちらの大草原地帯には多くの野生動物が生息しており、バイソン、コヨーテ、鳥などさまざまな動物に出合えるそうです。
グリズリー, イエローストーン国立公園
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グリズリーベアの親子。グリズリーは1975年に「絶滅危惧」に指定されていましたが、近年では生息数が目標値を上回ったとされ、絶滅危惧種のリストから外そうという動きが始まっています。

コスナーは公園が保護区になった経緯や、国の宝として国立公園となるずっと以前からの歴史を紹介するとともに、公園内を自ら探索。氷点下の気温に耐えながら非常に険しい地形を進んで野生動物を見つけたり、現在の公園の生態系の変化についても学んでいく予定となっています。

本シリーズは各1時間の4話で構成され、2022年11月20日(日)よりFoxのストリーミングサービス「Fox Nation」にて配信。また、『A Magical Place』と題された最初のエピソードは、12月11日(日)にFox News Channelでも公開されました。

※残念ながら日本では現在、ジオブロック(地域制限)によって「Fox Nation」を閲覧することができません。

Source / Esquire US
Translation /Yuka Ogasawarauka
※この翻訳は抄訳です