個人がもつ価値観が尊重され、多様性を推奨する社会に少しずつ、しかし着実に“知性のある人類”は進む努力をし続けています。
子供を持つことは誰かのためではなく、子供を持つかどうかの決断はとても個人的なもの。それでも、常に人目にさらされているセレブたちの場合、“特定の年齢”に達すると、彼女たちの身体や生体時計を精査されたり、家族計画について、ある種の“侵略的な質問”を受けることもしばしばあるのです。
そんなデリケートな問題について、11人のセレブたちが正直な胸の内を自らの言葉で語ってくれました。
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From Harper's BAZAAR
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Translation / Ai Ono
サラ・ポールソン
43歳の女優サラ・ポールソンは、自身がレズビアンであることを、2007年にLGBTのイベントで公言しています。最近になり将来子供を作ろうと決断した時の場合に備えて、自身の卵子を凍結させたことを告白しました。
今夏の話題作『オーシャンズ8』に出演している彼女は、『サンデー・タイムズ・スタイル』誌のインタビューの中で、現在交際しているハリウッド女優のホランド・テイラーとの32歳差という年齢差について擁護しながら、“子供を持つこと”に対する本音を明かしました。
「子供は大好きだけど、私はとても衝動的で、子供を持ったことを後悔しちゃうのではないかと心配しています。ですが、もしもの時のために卵子を凍結させることにしました」。
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アリソン・ブリー
NETFLIXの人気コメディ作品『GLOW:ゴージャス・ レディ・オブ・レスリング』に主演する35歳の女優は、子供を持ちたいとは思っていないことを打ち明けています。
アリソンは「サンデー・タイムズ」紙のインタビューで、夫デイヴ・フランコと決めた夫婦の在り方を明かしました。「私は本当に子供が欲しいと思っていないの。ドラマのシーズン中、撮影している間に妊娠していないか心配しなくてもいいから最高よ。毎日そのことを考えていられないわ。子供がいることは素晴らしいと思うけど、その全てを考えたらストレスフルになってしまいそう。自分たちが、大切に飼っている猫ちゃんの生活にどれだけ関わっているかを考えたら。もしこれが子供だったらって思ったら、大変だわ!」と。
もちろん、子供を持つ選択をした女性たちに敬意を表しつつ、歯に衣着せぬ本音を語っています。
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キム・キャトラル
「今となっては、生物学的な母親になることはない」と語っている『セックス・アンド・ザ・シティ』のスター、キム・キャトラル。
「私が5歳の時は、100匹の犬を飼い、100人の子供を持つことが私の夢でした。私が感じていた圧力のほとんどは外部からのものだと気づいて、私は母になる一歩を踏み出す準備ができていないとわかったんです」と、『オー・ジ・オプラ・マガジン』に明かしています。
最近では、ピアース・モーガンがホストを務める『ライフ・ストーリーズ』の中で、『SATC』に出演していたことで彼女の受胎力に影響があったことも告白しています。
「日に19時間もこの作品に費やしていたことに気づきました。忙しすぎて土曜の朝に終わるという週末もありました…。月曜の朝は4時45分に始まるんです。こんなことがいつまで続けられるかしら?」そう考え、体外受精を検討したこともあったようですが、結果的に断念したといいます。
そして、3人目の夫となったマーク・レヴィンソンと結婚した時点で、「妊娠するなんて考えられないと思いました」と語り、その時が自分の人生の中で子供を持つことはないと初めて悟った瞬間だったとインタビューに答えています。
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ジェニファー・アニストン
これまでのキャリアの中で、タブロイド紙によって度々流されてきた妊娠説に応えるべく筆を執ったジェニファー。
「はっきりさせるために言いますが、私は妊娠していません」と、「ハフィントン・ポスト」にオープンレターを寄せています。
「もううんざりしています。“ジャーナリズム”、“合衆国憲法修正第一条(報道の自由)”、そして“芸能ニュース”を装って、毎日起こるスポーツのような監視や外見の批判にもうんざりしています」と。
ジェニファーは続けて、「結婚しているかにかかわらず、子供がいるかどうかにかかわらず、私たちは完全体です。自分の身体について、何が美しいかを決めるのは自分です。この決断は自分のもの、自分だけのものです。自分のために決断し、この世界の若い女性たちのためにいいお手本を見せましょう。タブロイドの騒音の外で、意識的に決断しましょう。完璧になるために結婚したり母親になる必要はありません。私たちの“幸せな未来”は自分で決めることです」と訴えています。
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アシュレイ・ジャッド
アシュレイ・ジャッドは、2011年に出版した自身の手記『All That Is Bitter and Sweet』の中で、子供を持たないという決断について話しています。
「すでにここにいる子供たちが私の子供でもあると思っているから、私が子供を持たないことを選んだのです」と彼女は綴っています。
「愛や、時間、ケアが必要な孤児や放棄された子どもたちがいるときに、“自分の”赤ちゃんを作る必要がないと思いました。私は18歳の頃からそう感じていて、子どもの頃からの友人と議論した頃もあるんです」。
「今いる子供たちを救えなかった時、私たちの資産やエネルギーを“自分の”赤ちゃんを作ることに注ぐことは利己的なことだと思っていました。でも、アドボカシー(権利擁護)やサービスを通して、世界を二度と子供が貧困や虐待耐える必要のない場所に変えたいと思っています。私の信念は変わりません。それは私という人間の大きな部分だからです」と。
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ウィノナ・ライダー
人気SFホラーテレビドラマ『ストレンジャー・シングス』のウィルのお母さん役で現在活躍中のウィノナ・ライダー。
彼女は、個人的なことについて“他人の意見を聞くことをやめる”ことを学ぶのに長い時間が必要だったそうです。
「これはちょっと個人的なことですが、私は今42歳で…そして、去年父にも話しました。“もし私に子供ができなかったらどう思う?”と。そしたら父は、“お前の人生の中で子供を持つ方法は他にもあるだろう”と言ってくれました。その通りだし、私は兄弟の子供たちと一緒にその素晴らしい経験を得ることができています。他人の意見を聞くことを止めなければいけないと思っています。女性たちが、女性に対して言うこともおかしいと思っています」と。
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