Apple TV+で今すぐ観てほしい、おすすめ作品22選｜コメディ、ドラマ、アニメなど
7日間の無料トライアルだけでは足りないくらい、夢中になってしまう作品がそろっています。
スマホ、ノートパソコン、タブレット、時計に関しては、アップル製品は既に確かな地位を得ています。そんなアップルがエンターテインメント分野へ参入してからそう長くはありませんが、そのストリーミングサービス「Apple TV+」は近年、優れたオリジナル映画・TVドラマ作品を手掛けるようになっています。
最近では、コメディドラマ『テッド・ラッソ 破天荒コーチがゆく』、現在の社会の問題を忠実に反映した『ザ・モーニングショー』、それとは反対に現実からかけ離れたシュールなアニメ『セントラルパーク』などなど、エミー賞などの受賞作品も出てきました。
有料メンバーシップをうまく活用できていない人、さらにはパスワードが思い出せないことから現在登録しているストリーミングサービスから乗り換えようかと悩んでいる人に向け、ここでApple TV+で配信されている以下のおすすめ作品をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
『となりの精神科医』
ウィル・フェレルとポール・ラッドという組み合わせは、ひと昔前の配役のようですが、このドラマシリーズは殺伐としがちなシニシズム（真の人間的生活のために、世俗的慣習を蔑視すること）がちょうどいい加減に効いており、2022年にまさにハマる作品となっています。
フェレル演じるマーティは、自身の憂うつさや不安をカウンセリングしてもらうために精神科医を訪ねます。が、ポール・ラッド演じるアイク医師は、徐々にマーティの人生に入り込みんで支配していきます。
私利私欲のため、患者を利用した精神科医の実話（ポッドキャスト）を基に、『サクセション』の脚本家ジョージア・プリチェットがドラマ化したこのブラックなコメディシリーズは、相手に心を許したことから始まる、驚愕の展開が見どころとなっています。
『』
｢大退職時代」（コロナ禍を機に、会社を辞めたり転職したりする人が急増しているここ1年）に関する報道は、少し大げさかもしれません（まだ9時〜5時であくせく働いている人もいます。もしくはそれ以上…）が、2メートルのソーシャルディスタンスを保つよう呼びかける注意書きが掲示されているオフィスは、かつてないほど閑散としています。
また、ベッドでミーティングをしたり、トイレでメールを送ったりと、家とオフィスの線引きがこれほど希薄になったこともないでしょう。
『セヴェランス』は、「severance procedure（切断処置）」という架空の手術を受けた人々を描き、「究極のワーク・ライフ・バランスの実現のためには、オフィスと自宅での記憶を全く分離すべきかどうか？」という問いを投げかけています。
2004年公開の映画『エターナル・サンシャイン』（原題Eternal Sunshine of the Spotless Mind）では、恋人との記憶が消されてしまいました。ですが、『セヴェランス』でもオフィスの外では、元同僚も“現実世界”では見知らぬ人になってしまいます。その見知らぬ元同僚（この人は記憶の分離を解かれている）が表れたところから、事態は不穏な展開に…。
主人公のマーク役のアダム・スコットは、オフィスからホームタイムに切り替わるたびに、顔を不気味に歪ませ、絶妙な演技を見せています。この作品の監督は、俳優でもあるベン・スティラーであるところが実に興味深くもあります。
『ザ・モーニングショー』
セックス・同意・権力といった、取り扱いの難しい「グレーゾーン」のテーマに挑んだこの豪華ドラマは、パンチの効いた脚本と魅力的なキャラクターで、第1シーズンでドラマのつくり手としてのApple TV+の信頼性を高めました。
このシリーズは、セクハラ疑惑に揺れる大手テレビ局の報道現場が舞台。社員（その多くはエピソードに事欠かない女性たち）に、それがどのような影響が及んでいくのかを追ったストーリー。ジェニファー・アニストンとリース・ウィザースプーンの2人には実に当たり役で、演技も最高です。
パンデミックや人種的正義運動の要素が前面に押し出された2021年9月17日に配信スタートしたシーズン2は、現実的すぎる感も少なくないものの、この番組は明白な答えを与えるものではなく、難しい投げかけることをいとわぬ姿勢を見せています。
『セントラル・パーク』
｢アニメは子どものもの」と思われていたのは、もう過去の話です。最近では破壊的影響力があり、ブラックユーモアがあふれるコンテンツで、アニメという形式を取っているものも少なくありません。
近年では『サウスパーク』や『ファミリーガイ』のような過激な風刺作品だけでなく、ウマの俳優が主人公となる『ボージャック・ホースマン』、科学者リックと孫のモーティの生活を描いた『リック・アンド・モーティ』、性格が正反対の「鳥類女子」のストーリーを描いた『トゥカ & バーティー』といった作品が、鬱（うつ）やアルコール中毒、#MeToo運動、孤独などを巧みに取り上げ感動的な脚本で表現されています。
『ボブズ・バーガーズ』の脚本家、ローレン・ブシャール氏が手掛けたApple TV+が配信するこの『セントラル・パーク』も同様です。
キャサリン・ハーン、レスリー・オドム・Jr.、クリステン・ベルが声で出演。白人のクリステン・ベルがバイレイシャルの少女の声を担当していることは問題視されましたが、『セントラル・パーク』に見られる政治観は進歩的で、現代を反映しています。
ニューヨークの活気あふれるセントラルパークに住む管理人家族が、この地域でアパート開発を計画する富豪に立ち退きを迫られることから発展するこのストーリーは、ミュージカル仕立ての中にスタンリー・トゥッチのナレーションが意外な効果を発揮しており、爽快で実に魅力的です。
『テッド・ラッソ 破天荒コーチがゆく』
Apple TV+作品を語るには、いつも穏やかな「ミスター・ナイスガイ」、普通の人より世界を見る目がやさしい主人公について触れないわけにはいきません。『テッド・ラッソ』は、「フットボール（サッカーではないことをお忘れなく）を取り上げた、米国作品の中で最も成功した作品」と言っていいでしょう。
あるアメリカンフットボールのコーチが、大西洋を渡って英国の「AFCリッチモンド」（架空のプレミアリーグチーム）のコーチになるというストーリーなのですが、これがなかなか現実に即した話なのです。
それは、「米国人はフットボール（サッカー）のことをほとんど知らないから…」という理由からではなく、ラッソの破天荒な人生が、主演のジェイソン・サダイキス自身と重なる部分があるからです（彼は自身の結婚生活が崩壊したタイミングで、この善良な男を演じることに…）。
批評などは無用です。テッド・ラッソは、人々が世の中に楽観主義ともう少しの優しさを求めていることを確実に示しているのが見て取れます。思うところはいろいろあっても、ただ黙ってこの破天荒な主人公に乾杯しましょう。
『ブラック・バード』
『ブラック・バード』は、逮捕された麻薬の売人（タロン・エガートン）が、凶悪犯罪者用の刑務所に入所して連続殺人犯（ポール・ウォルター・ハウザー）から自白を引き出すことができれば釈放されるという取引を持ちかけられる、刑務所を舞台にしたスリラーです。
全6話のミニシリーズで、『シャッター・アイランド』の原作者デニス・ルヘインが脚本を担当。実際にあった出来事に着想を得ています。また、ポール・ウォルター・ハウザーの不気味な声も必見です。
『窓際のスパイ』
ゲイリー・オールドマン主演の『窓際のスパイ』は、英国で任務に失敗したMI5の元スパイたちを描いた作品です。落ちこぼれのための地獄のような場所で事務仕事をこなしていた彼らはある日、危険な誘拐事件に遭遇します。
『マネー 〜彼女が手に入れたもの〜』
マーヤ・ルドルフ演じる億万長者（アダム・スコット）の元妻が、浮気の慰謝料として870億ドルを手にします。そして彼女は、昔設立したことさえ忘れていた慈善財団で働くことを決め、その過程で自分自身を再発見していきます。
『POSE/ポーズ』のMJ・ロドリゲス、コメディアンのロン・ファンチズ、『ファイアー・アイランド』のジョエル・キム・ブースターらが出演しています。
『アフターパーティー』
Netflixによる、カイル・ハーヴィー主演の映画とは別作品です。こちらはAppleの『アフターパーティ』で、高校の同窓会で繰り広げられる殺人ミステリーです。こちらのコメディであり、ティファニー・ハディッシュ、サム・リチャードソン、ゾーイ・チャオ、ベン・シュワルツ、イラナ・グレイザー、デイヴ・フランコといった豪華キャストが出演しているのも魅力です。
『サーフェス〜ねじれた記憶〜』
自殺を図った（と思われる）ソフィー（ググ・バサ＝ロー）は記憶喪失に陥りますが、周囲の話に違和感を覚え、それを拭い去ることができません。そして自殺未遂の真相を探るうちに、周囲の出来事が実際とは異っていることが明らかになっていきます。
『フォー・オール・マンカインド』
もしアメリカが宇宙開発競争に勝てず、先にロシアが月へ行っていたとしたら…？
『GALACTICA/ギャラクティカ』の生みの親ロナルド・D・ムーアによるこの異世界の物語では、アメリカがNASAの強化を継続させ、宇宙開発競争の終わらない世界を描きます。
『エセックスの蛇』
ロンドンで暮らす未亡人（クレア・デーンズ）はこの地の水に住むと言われる伝説の蛇を探しに、エセックスへと移り住みます。この歴史ドラマで彼女は、町の牧師であり懐疑論者として知られている男（トム・ヒドルストン）、そして彼女の調査が最近の悲劇を引き起こしたと信じる地元の人々に出会います…。
『シャイニング・ガール』
連続殺人事件ものは人気ですが、『シャイニング・ガール』は殺人犯がタイムトラベルできるという超常現象の要素を加え、さらにレベルアップしています。
生き延びた被害者の1人であるカービー・マズラチ（エリザベス・モス）は、自らの使命として犯人を追い詰めようとします。
『ファウンデーション』
SF作家アイザック・アシモフの名作、『ファウンデーション』シリーズが発表から70年以上の時を経て、ついに映像化されました。
世界観と一部の時代遅れの設定を一新したこのドラマは、腐敗した銀河帝国を倒そうとする反乱軍を描いています。
『Pachinko パチンコ』
同名のベストセラー小説を原作とする『Pachinko パチンコ』は、日本統治時代の韓国人一家の苦闘を複数世代にわたって描きます。
主人公の韓国人女性ソンジャが傷つき、差別され、耐え抜く姿を描いた感涙の物語です。
『マジックと呼ばれる男』
80年代にロサンゼルス・レイカーズで5度のNBAチャンピオンに輝き、史上最高のバスケットボール選手の1人となったマジック・ジョンソンについて描いた4部構成のドキュメンタリーシリーズです。
『テヘラン』
爆発的な人気を誇るドラマのシーズン2には、グレン・クローズが加わり、イランの原子炉を解体するミッションに挑む元モサドの工作員（ニヴ・スルタン）を描きます。
『神話クエスト』
ゲーム開発者をテーマにした最高の（そして唯一の）シリーズ『神話クエスト』は、世界最大のマルチプレイヤーゲームをめぐる騒動と人間関係を描いています。
米コメディドラマシリーズ「フィラデルフィアは今日も晴れ」のロブ・マクエルヘンニーが主演し、ジェイク・ジョンソン、アンソニー・ホプキンス、スヌープ・ドッグなどの有名人もカメオ出演しています。
『太古の地球から〜よみがえる恐竜たち〜』
デヴィッド・アッテンボローがナレーションを務める『太古の地球から〜よみがえる恐竜たち〜』は、かつて地球を歩いていたさまざまな古代生物の生態を再現した自然ドキュメンタリーです。
CGIで描かれた驚くべき恐竜の姿とドラマチックなストーリーで、巨大な生き物たちが動き回る様子を見たい恐竜ファンにはたまりません。
『Dr. ブレイン』
自ら発明したユニークな機械を使って、ブレイン博士が他人の記憶を体験していくという韓国のSFシリーズです。
