このディカプリオのバカンスの様子は、多くのメディアで話題にもなりました。ですが、そこでフォーカスされていたのは、「イギリスで好評を博した恋愛リアリティ番組『ラブ・アイランド』に出演していたアラベラ・チ（Arabella Chi）と共に」といった内容ばかり。で、弊サイトではそれはどうでもいい、ハ長調なメディアに任せよう。われわれは彼の足元（スニーカー）を見ようじゃないか…と。
7月14日よりアメリカで始まった全米俳優組合（SAG-AFTRA）のストライキが続く8月初旬、スペイン・バレンシアの東約80kmに位置するイビサ島でバカンスを過ごすディカプリオは、ツヤのある洗練された白x黒のスニーカーを履いて楽園を満喫している様子がスナップ（パパラッチとも言えますが…）されていたのです。
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もし「この俳優が好きなものを2つ挙げろ」と問われたら、一つは「船」（『タイタニック』のジャック・ドーソンをしのんで。こちらは小型ですが…）でしょう。そしてもう一つが、「25歳以下の美女」ではなく…エコフレンドリーなプロダクツたち。そのことを確認できた写真でもあります。
ディカプリオはショーツ姿でヨットに乗り込もうとしているところを、刮目（かつもく）して彼の足元を見れば、それはわれわれが思うところのスニーカー（オールバーズ）とは違っていたのです。調べてみれば、ロンドンを本拠とするヴィーガンスニーカーのブランド「LØCI（ロッチ）」の“BALANCE”というモデル。「リサイクル可能かつ100％ヴィーガン」を謳ったポルトガル製のものでした。
そんなサステナブルなアイテムでありながらも、セレブたちのライフスタイルにも絶妙にマッチしていることを、ここでディカプリオ自ら証明もしてくれました。事実、スペインのビーチで過ごすセレブたちのヨットシューズに申し分のないルックスであることが確認できます。
MEGA//Getty Images レオナルド・ディカプリオのスニーカーは、LØCIの“BALANCE”でした。
ディカプリオはこのスニーカーを、彼流のクラシックなスタイル――すなわち野球帽で顔を覆い、シンプルなシャツとショーツを合わせるというコーディネートで仕上げています。ですが思うに、このカラーリングの“BALANCE”ならドレッシーなジャケットスタイルにも、もちろんカジュアルスタイルにもマッチするシンプルさ＆上品さを兼ね備えていることが見て取れるでしょう。
もしもあなたがスーツにスニーカーを合わせるのが好きなタイプなら、この靴は今年一番のおすすめとなります。適度な大人の遊び心で、ドレスアップを引き立たててくれるはず。そして何より、そのコンセプトが心の栄養にもなるに違いありません。ちょっとした用事をこなす際のカジュアルなスタイルなら、この洗練されたデザインが際立って、あなたの普段はくジョガーパンツよりも新鮮に見えるかもしれません。
LØCI全てのモデルを見ても、どれもシンプルで都市の雰囲気をまとった現代的なルックです。が、ブランドのストーリーや各アイテムの説明をさらに深く読んでいけば、明らかに地球の健康を最優先に考えてつくられたものだと確信できるでしょう。そして驚くことにその材料には、「非食品用のとうもろこしの廃棄物とリサイクルされたテキスタイルが絶妙なバランスでブレンドされたテキスタイル」が使用しているということ。さらに、「リサイクル素材を使用した生分解性アッパー」「リサイクルフォームのミッドソール」「環境にやさしい竹の繊維」「天然コルク製インソール」とつづられています。
そしてディカプリオはこの会社の投資家として、LØCIのサステナビリティに賛同しています。100%ヴィーガンを約束するLØCIは、「そのままにしておけば陸や海に行きつく98万2000本超のプラスチックボトルの再利用を生産手法に積極的に組み込む」と公言しています。また、企業の社会的責任（CSR）に投資し、「SEE Turtles」などの野生生物保護に注力する組織と利益を分けあっているとも言います。
LØCIのようなブランドに対する関心とその成長こそが、ファッション業界全体がさらなる変化へと邁進するパワーの源となるはず。皆さんも応援してはいかがでしょうか。
※Farfetchでは、本記事で紹介したものとは別のモデルを取り扱っています。
