ファッションのエネルギーから
さらなる元気を取り戻そう
1月にミラノ、パリと続けてメンズコレクションが開催され、2022年の世界5大コレクションも開幕。そうして2月11日（金）からは、「ビッグアップル」ことニューヨークでのファッションウィークがスタートしました。初日はAM10：30（現地時間）より、“NEW YORK MEN’S DAY”と銘打ったいくつかのブランドが連合したショーが皮切りとなりました。
新型コロナウイルス感染症（主にオミクロン株）の感染拡大も1月末から現在にかけて、感染者数に落ち着きを見せてきたニューヨークですが、今回はリアルなショーが増えつつもデジタルリリースを継続するメゾンも少なくありません。
しかしながらファッションウィークの開催されること自体、街を活気づける以上にわれわれを勇気づけてもくれます。皆さんもこの機会に、ファッションの持つエネルギーを共有して、さらなる元気を分かち合いましょう。
そんな中、私（筆者）が最も期待しているのがCOACH（コーチ）のショーです。プレゼンテーションは、現地時間2022年2月14日（水）午後2時ESTより放映開始されます（日本時間同年同月15日午前4時より）。このプログラムは、上のCOACH YouTubeチャンネルおよびCOACH Instagramにてストリーミング配信されます。
｢コーチ」は、マイルズ ＆ リリアン・カーン夫妻と6名の職人たちによって1941年にニューヨーク・マンハッタンで皮革工房として創設されました。高品質な革、そしてディテールにも徹底的にこだわったハンドクラフトのレザーグッズは瞬く間に評判となり、野球のグローブにヒントを得た「グラブタン レザー」の開発をはじめ、1962年には人気デザイナーのボニー・カシンを迎え、これまでにない色彩センスやバランス感覚にあふれるバッグを次々と創出。そうしてコーチはここで一挙に、ニューヨークの空気感を見事に映し出すファッションブランドへと変貌を遂げたのでした。
現在も、生誕の地であるニューヨーク・マンハッタンの自由かつエキサイティングなスピリットと共にアメリカ伝統のクラフトマンシップを胸に秘め、自分らしくいつまでも使い続けたくなるコレクションを世界へと発信しています。
今回の「COACH FALL 2022」では、サブタイトルに「A HORSE AND CARRIAGE PRODUCTION」と記されているように、創立当時から変わることのないコーチのスピリットを継承し続ける「Horse & Carriage（ホース アンド キャリッジ）」コレクションをSPRINGから継続してフューチャーしているようです。
創業以来コーチは抱き続けてきたブランドのレガシーを大切に継承しながら、モダンなビジョンでデザインへとアプローチしたユニークなスタイルがここで続々と登場することでしょう。きっと、かつて出合ったことがあるかのような愛しさを感じさせながらも、どこかカッティングエッジなビートを感じさせる新たなラグジュアリーを提案してくれるはずです…。
クリエイティブディレクターはスチュアート・ヴィヴァース。スタイリストはオリヴィエ・リッツォで、セットデザイナーはステファン・ベックマンが担当。また音楽担当としてスティーブ・マッケイも加わり、プレゼンテーションは完璧なカタチで完成したということ。皆さん、あとは各自最前列でこの ショーを観るだけ。この機会に、ぜひともこの感動と興奮を共有しましょう。
昨2021年に日本人初のメンズ部門アンバサダーに就任したDean Fujioka（ディーン・フジオカ）氏も、このショーを心待ちにしている様子をInstagramに投稿しています。
※現在「エスクァイア デジタル」では、コーチとのタイアップ記事として「Dean Fujiokaが誘う自分探しの旅 COACH『Horse & Carriage』」を公開中です。
◇COACH FALL 2022
A HORSE AND CARRIAGE PRODUCTION
Coach Creative Director / Stuart Vevers
Stylist / Olivier Rizzo
Set Designer / Stefan Beckman
Music / Steve Mackey
Hair, Makeup & Casting / Guido Palau, Pat McGrath & Ashley Brokaw
