人気のコーヒー店、サザコーヒーはご存知でしょうか?

 「比較的リーズナブルな価格で、とても美味しいコーヒーが飲める」と、コーヒー好きの間で大きな話題になっています。茨城県を中心に店舗展開をしていますが、最近ではネット通販も充実していて、店舗に行かずとも自宅でサザコーヒーが楽しめるようになりました。そこで今回は、サザコーヒーのおすすめコーヒー豆をご紹介します。


サザコーヒーの歴史

 サザコーヒーは1969年に、コーヒー関連事業を開始します。もともと映画館を営んでいましたが、鈴木誉志男会長がコーヒーに惚れ込み、コーヒー関連の事業を開始しました。サザコーヒーの「サザ」とは、茶道の表千家の儀式「且座(さざ)式」が由来。この言葉には、「座ってお茶を楽しむ」という意味があります。

 鈴木会長のコーヒーに寄せる愛情はすさまじく、コーヒー事業が軌道に乗る前から借金をしてドイツの本格焙煎機を導入。日夜、日本人が美味しいと感じるコーヒーの研究に勤しんできたのです。お湯の温度・焙煎粒度・焙煎具合…、まるで薄紙を重ねるかのような細かな検証を繰り返し、現在のサザコーヒーが形づくられていきました。

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サザコーヒーの魅力とは?

 サザコーヒーは、とにかくコーヒーに対してストイックです。美味しいコーヒーを追求し続けるサザコーヒーの特徴を、ここでご紹介しましょう。


自社農園を保有し高品質のコーヒー豆を栽培

 コーヒー豆の販売だけでなく、自分たちが美味しいと思う最高のコーヒー豆をつくるために、自らコロンビアに農園を購入しなす。つまりサザコーヒーは、コーヒー豆の栽培から携わっているのです。

 コーヒー豆栽培の知識もなく、英語もスペイン語も話せない中でコーヒー農園を経営するのは、まさに「波乱万丈だった」と言います。栽培が難しいとされる希少なティピカ種という種類のコーヒー豆の栽培に取り組むわけですが、2017年には、コーヒー豆栽培の本場であるコロンビアのコーヒー品評会で、なんと優勝を飾るわけです。

 このように、直向きに理想のコーヒー豆を追い続けるサザコーヒーの姿勢、さらには結果まで残すという行動力には絶大なロマンを感じてしまいます。


日本トップクラスのバリスタを数多く輩出

 もちろん、こだわっているのはコーヒー豆だけではありません。コーヒーを淹(い)れるバリスタも一流ぞろいです。制限時間の中で3種類のドリンクを提供するコーヒーの競技会「ジャパン・バリスタ・チャンピオンシップ」では、6年連続で準決勝に進出し、準優勝に輝いたことも…。バリスタたちとお店でコーヒー談義も楽しめます。


世界中の美味しいコーヒー産地とのコネクション

 そんなサザコーヒーでは、美味しいコーヒー豆の条件を「品質の選定」「農園の指定」と考え、手間と時間を惜しむことなく直接生産者と交渉しています。生産者たちと信頼関係を構築することで、ゲイシャ、ティピカ、カツーラ種などといった希少で高品質な在来品種由来のコーヒーを買いつけているわけです。

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
【サザコーヒー】50th記念フェア
【サザコーヒー】50th記念フェア thumnail
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サザコーヒーのおすすめコーヒー豆

徳川将軍珈琲

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 サザコーヒーで、人気ナンバーワンのコーヒーがこちら。

 江戸幕府最後の将軍の徳川慶喜が、諸外国との外交交渉でフランス人シェフを雇った際に会食で出されたメニューの中にあったコーヒーを、徳川慶喜のひ孫である徳川慶朝氏が再現したコーヒーです。

 芳醇な香りと濃厚なコクがあり、強いボディーはきっとクセになることでしょう。しっかりとした味わいのあるコーヒーなので、ミルクと合わせてもこれまた美味。徳川慶喜のひ孫が再現した当時のコーヒーなんて、まさしくロマンが香ります。


サザ贅沢ブレンド

 ルワンダ、コロンビア、グアテマラの品評会で、優勝経験のある農園のコーヒー豆だけでつくられたスペシャルなブレンドです。酸味、甘み、コクのバランスが良く、後味はすっきりとしています。

 フローラルのような爽やかな香りが特徴で、バランスが良い定番人気コーヒーです。


サザ・グアテマラ

 中央アメリカ、メキシコと接する国グアテマラにある、標高約2000mに位置する寒暖差の激しい地域で育てられたコーヒーは、爽やかなコクとスッキリとした酸味が楽しめます。

 そして、最大の特徴は香りにあります。チョコレートのような甘い香りに心がほぐれるに違いありません。豊かな香りと飲み心地の良さは、グアテマラならでは…と言えるでしょう。


マンデリン

 コーヒーの苦味とコクが好みなら、マンデリンがおすすめです。マンデリンとは、世界屈指のコーヒー産出国であるインドネシアのアラビカ種のコーヒー豆の銘柄。 スマトラ島のマンデリン族が栽培を進めたことから、この名前になりました。

 これに使用しているのは、オナンガンジャンという希少なもの。スマトラ式(コーヒー豆の種の外側に付いている殻が完全に乾燥する前に脱殻し、生豆の状態で豆を乾燥させる精製方法)という独特なコーヒー豆の精製方法を行っています。

 この栽培地の気候に合わせた伝統的な精製方法により、独特な味わい…深いコクと力強さが加わっています。コーヒーの酸味が苦手な方にもおすすめです。


ゲイシャブレンド

 エルサルバドルゲイシャ・コロンビアゲイシャ・パナマゲイシャを、贅沢にブレンドしたコーヒー豆です。ゲイシャは特徴的な甘さと香りで、世界中のコーヒー好きに愛されている品種です。そして、最初に紹介したコーヒーが「徳川将軍珈琲」なので、これも日本の「芸者」からネーミングしているな…と思った方、それは不正解です!

 実際は1936年に、イギリス領事から農業大臣宛に書き綴られたレポートに出現したエチオピアにある原産地の地名から命名したものになります。

 ゲイシャの中でも特に、パナマゲイシャは発見当時の2004年から相場が年々値上がりし、初期の20倍にまで高騰しています。サザコーヒーのゲイシャブレンドは、パナマゲイシャのふくよかな柑橘系の香りにコロンビアのボディーを感じさせるスペシャルなブレンドとなっています。


おすすめのコーヒーミル

 ここで購入できるコーヒー豆は、挽かれていない「豆のまま」となります。

 最近はコーヒー豆を入れるパックも技術革新が進み、挽いた豆の風味を損ないにくいように工夫がされています。しかしながら、挽きたてのコーヒー豆の風味や香りの高さは格別です。自宅でも、お店で飲むコーヒーのような風味豊かなコーヒーを楽しみたいとう方はぜひ、自宅でコーヒー豆を自ら挽いてみることがおすすめとなります。

 コーヒー豆を挽く道具がコーヒーミルですが、大きく分けて手動式と電動式があります。それぞれにメリットとデメリットがあります。

 手軽に済ませたい方や大人数分のコーヒー豆を挽きたい場合は電動ミル、少人数分のコーヒー豆を、じっくりと挽く過程から楽しみたいという場合は、手動ミルが向いています。電動ミルで挽くと熱が発生して味が損なわれる、という声もあります。

 電動ミルと手動ミルで「味に大きな違いは感じにくい」という声も少なくありませんが、「どうしても気になる」「味にとことんこだわりたい」という方は、手動ミルを選ぶのも良いでしょう。

【手動コーヒーミルのおすすめ】

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 サザコーヒーで人気の定番品を中心に、人気のコーヒー豆をご紹介してきました。どれもコーヒーのプロが厳選した、おすすめのコーヒーです。ぜひご検討いただき、ご自宅で「どうぞ座ってコーヒーをお楽しみください。ちなみに5人でなく、お1人さまでもぜひ。別にお花も炭もお香も、用意する必要もございませんので…。

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