[目次]

▼ 自宅でコーヒー焙煎機を使用するメリットとは?

▼ 自宅で使えるコーヒー焙煎機の種類と選び方

▼ 自宅で使えるおすすめのコーヒー焙煎機8選

▼ まとめ


自宅でおいしいコーヒーを淹れたいなら、豆の鮮度にこだわるのもひとつの方法です。

焙煎(ばいせん)したコーヒー豆は酸化が進みますが、焙煎前の生豆は1~3年と非常に長く鮮度を保ちます。一週間に1度など自分好みのタイミングに合わせ、必要な量の豆をこまめに焙煎することで本格的においしいコーヒーを自宅で飲みましょう。

ここでは、コーヒーの焙煎に必要な家庭用コーヒー焙煎機(コーヒーロースター)の選び方とおすすめのコーヒー焙煎機をご紹介します。キッチンで邪魔にならない小型の焙煎機や、手間なく使える全自動タイプなどを幅広く紹介するのでぜひ購入の参考にしてください。

コーヒー焙煎機を使用するメリットとは?

ロースターでコーヒー豆を焙煎する男性
Edwin Tan//Getty Images

コーヒー豆を煎(い)る「焙煎」の作業は、コーヒーの味を決定づける要素のひとつです。家庭用のコーヒー焙煎機を購入し、自分で焙煎することで好みのコーヒーが淹れやすくなります。

コーヒーの生豆は薄い緑色で、これを焙煎することで私たちがよく見かける茶色い豆になります。コーヒーの苦みや酸味は焙煎でつくられ、その加減により「浅煎り」「中煎り」「深煎り」などの名前がつけられています。

また、生豆は適切に保管すると1~3年持つとされています。焙煎後の豆は酸化による劣化のスピードが速いため、定期的に自分で焙煎することで、いつでも煎りたてのフレッシュな味わいを楽しめることも自分で焙煎するメリットと言えるでしょう。

コーヒー焙煎機の種類と選び方

コーヒーロースター
Susumu Yoshioka//Getty Images

コーヒー焙煎機には、いくつかの種類があります。ここでは、コーヒー焙煎機の種類を紹介しながら選び方について解説します。

全自動 or 火力を自分で調整するタイプ

コーヒー焙煎機を購入するとき、最初に「全自動」タイプにするか? 「火力を自分で調整する」タイプにするか? を決めるとよいでしょう。

全自動タイプは、時間や温度を設定することで、あとは焙煎機にお任せできます。手間がかかりませんし、毎回同じ仕上がりになるため気に入ったレシピを再現しやすいこともメリットです。

コンロの上に乗せて使うタイプの焙煎機は、火力を自分で調整して使います。慣れるまでは同じレシピの再現は難しいかもしれません。網の中に豆を入れてゆすって焙煎するタイプと、ドラムと呼ばれる回転する容器で豆をグルグル回しながら焙煎するタイプがあります。

焙煎方法によって仕上がりが変わる

家庭用コーヒー焙煎機の焙煎方法は、大きく分けて3種類あります。

  • 熱風式
  • 直火式
  • 半熱風式
全自動タイプ
全自動タイプのコーヒーロースター
Amazon Prime

全自動タイプは基本的に火を使わない電動式で、熱風で焙煎する「熱風式」となります。柔らかな味わいが特徴で、酸味を残した繊細な風味に仕上がりやすいとされています。

直火式
直火式のコーヒーロースター
Amazon Prime

直火式は網やパンチングメッシュを通して、コンロの火を直接当てるタイプです。香ばしさが引き出され、深煎りに向いています。一方で焦げやすいため注意が必要です。

半熱風式
半熱風式のコーヒーロースター
Amazon Prime

半熱風式は、火で炙(あぶ)りつつ熱風も利用します。比較的扱いやすく、フルーティーで柔らかい風味に仕上げやすいとされ、プロにも人気があります。

味の好み・用途に合わせて選ぼう

できるだけ手間を掛けることなくコーヒーを焙煎したいなら、全自動タイプがおすすめです。仕上がり具合を設定して豆を入れるだけで、好みの状態に焙煎ができます。

一方、趣味もかねて手間をかけて仕上げたい人は、グルグル回して焙煎するドラム式がよいでしょう。キャンプで焙煎したてのコーヒーを楽しみたいなら、(10分ほど振り続ける必要がありますが)小さく軽いメッシュタイプがあうはずです。

また、浅煎りや酸味を生かした味わいが好きな人は熱風式・半熱風式を、深煎りが好きな人は直火式を選ぶと、好みの味に仕上がりやすくなるでしょう。

おすすめのコーヒー焙煎機8選


weroast HOME ROASTER

HOME ROASTER

weroast HOME ROASTER

¥29,800
Amazon で見る

熱風式の電動焙煎機です。焙煎時間は3~25分に設定でき、しかも10秒単位で細かく調整できるため自分好みの焙煎具合を追求できます。こだわり派にもおすすめです。

熱風は独自技術で竜巻のように噴出され、コーヒー豆をしっかり撹拌(かくはん)。小型の焙煎機で起こりがちだった焙煎ムラを、最小限に抑えます。パーツは全て分解して水洗いできるので、お手入れも簡単にできるでしょう。

  • 全自動
  • 熱風式

LITHON(ライソン) ホームロースター KLRT-001B

ホームロースター KLRT-001B

LITHON(ライソン) ホームロースター KLRT-001B

¥18,280

ボタンひとつで本格的な焙煎ができる、全自動タイプの焙煎機です。焙煎と風を当てて豆を冷やす工程を含め、20分で手間なく仕上がるようになっています。

焙煎具合は、中煎りと深煎りの2つから選べます。その他に難しい設定はないので、迷わず使えるはず。お手入れのしやすさも考えられており、焙煎の過程で出るチャフ(生豆の皮)も簡単に取り除け常にきれいな状態で使えるでしょう。

  • 全自動
  • 熱風式

マルカ(Maruka) 銀杏煎 豆煎器

銀杏煎 豆煎器

マルカ(Maruka) 銀杏煎 豆煎器

¥1,605

銀杏(ぎんなん)などの豆類を煎るためにつくられた道具で、コーヒー豆の焙煎にも使えます。網と持ち手のみのシンプルな構造で、240g程度と軽量なのでキャンプに持参するのにもおすすめ。

銀杏やコーヒー豆を煎ることはもちろん、アーモンドのローストやポップコーンづくりにも使えます。ひとまず焙煎に挑戦してみたいという人は、この商品から始めてみるのもおすすめです。

  • 手動式
  • 直火式

発明工房 コーヒー豆焙煎器・煎り上手

コーヒー豆焙煎器・煎り上手

発明工房 コーヒー豆焙煎器・煎り上手

¥7,436

シンプルな手動式焙煎機ですが、コーヒー豆専用の形状になっていることが特徴です。角がアールを描いており、この絶妙なカーブにより煎りムラのない焙煎が可能になります。

一度に焙煎できるコーヒー豆は最大で60g程度まで、本体は240gです。特に徐々に変化するコーヒー豆の香りを楽しみながら、焙煎したい…という人におすすめです。

  • 手動式
  • 直火式

Desirable 家庭用コーヒーロースター

家庭用コーヒーロースター

Desirable 家庭用コーヒーロースター

¥6,780

キッチンのコンロやカセットコンロの上に置いて使う、直火式の焙煎機です。網状のカゴをハンドルでグルグル回すことで、ムラの少ない焙煎が可能になります。

1回に焙煎できる量は50~250g、推奨は200g。メッシュはチタン製、本体はステンレス製となっています。サビが出づらい素材が使われているので、長く愛用できるでしょう。

  • 手動式
  • 直火式

アウベルクラフト 遠赤コーヒー焙煎キット Lタイプ

遠赤コーヒー焙煎キット Lタイプ

アウベルクラフト 遠赤コーヒー焙煎キット Lタイプ

¥14,190

コンロの上に置いて使うタイプの直火式焙煎機です。基本構造はシンプルで、網状のカゴ内にコーヒー豆を入れ、木製のハンドルをグルグル回しながら焙煎を行います。

火は遠赤ネットに当たるようになっていて、そこから発生する遠赤外線効果によってコーヒー豆をふくらませる効果も狙っています。強火で短時間、弱火で長時間など、細かな調整がしやすいことも魅力。自分好みの焙煎を見つけてください。

  • 手動式
  • 直火式

JTVTW 電動焙煎機

電動焙煎機

JTVTW 電動焙煎機

Now 12% Off
¥26,730

最小で300g、最大で1.5kgのコーヒー豆を焙煎できる、ドラム式の焙煎機です。コンロの上に置いて使う直火式で、ドラムが電動で回転します。

モーターにはギアが組み込まれ、1分間に5回転から55回転まで速度調整が可能。これにより、豆の状態や好みの焙煎具合に合わせて細かな調節ができます。本体は丈夫なステンレス製で家庭用としてはもちろん、小規模な店舗でも使えるスペックです。

  • 電動式
  • 直火式

KAKACOO コーヒーロースター

コーヒーロースター

KAKACOO コーヒーロースター

¥29,999

直火と熱風の両方で焙煎を行う、半熱風式のコーヒー焙煎機です。ドラムには手回しできるハンドルが付いていますが、電気モーターで動きます。

焙煎できる豆は最大400g程度。キッチンコンロやカセットコンロに乗せて使います。ドラムはガラス製なので徐々に色が変わっていく豆の状態がよく見え、初心者でも調整がしやすいでしょう。

  • 電動式
  • 半熱風式

まとめ

直火式のコーヒー焙煎機を使う場合、焙煎には慣れやコツが必要です。が、全自動タイプであればすぐにおいしく焙煎も楽にできるはず。一方で直火式は、趣味としての楽しさがあります…。

焙煎したコーヒー豆よりも、生豆のほうが安く買えるため、コーヒーをたくさん飲む人は全自動タイプの焙煎機で焙煎にチャレンジしてみてもよいでしょう。また、コンパクトな焙煎機であれば、キャンプに持参して、たき火などで焙煎する楽しみもあります。

この機会に焙煎機を購入して、今までよりもおいしいコーヒーを楽しんでみてはいかがでしょうか。