[目次]

▼ コーヒーポットの使用がおすすめの理由

▼ コーヒーポット購入時のチェックポイント

▼ コーヒーポットおすすめ10選

▼ まとめ


ちょっとひと息つきたいとき、「ハンドドリップで丁寧にコーヒーを淹れるのが好き」という人も多いのではないでしょうか? そのような人にぜひ注目して欲しいのが、コーヒーポット(ドリップポットとも)です。コーヒーポットを利用して淹れたコーヒーは、本来のおいしさがいっそう引き立ち、きっと至福の1杯になるはずです。

そこでこのページでは、コーヒーポットを買うときにチェックすべきポイントや、おしゃれなカリタやハリオなどの製品を紹介します。

コーヒーのおいしさを引き出すために、コーヒーポットの使用がおすすめ

 
Cavan Images//Getty Images

そもそも、コーヒーポットはなぜ必要なのでしょうか?

コーヒーポットを使う目的を端的に言えば、「コーヒーのおいしさを、よりいっそう引き出すため」です。一般的なやかんとなると注ぎ口からお湯が勢いよく出てしまい、抽出スピードが常に異なってしまいます。その点コーヒーポットなら、注湯に特化したつくりになっているので操作がしやすく、理想的かつ安定した注ぎ方に近づけやすいというわけです。

また、特にペーパーフィルターの場合、コーヒーの粉は入っていない上の部分に直接お湯が当たってしまうことで、早々にペーパーフィルターがドリッパーの壁面に密着してしまう可能性が高まります。すると、ドリップ時に発生するガスが外へ抜けにくくなります。そうしてそのガスが雑味となって、下のコーヒーサーバーまたはカップへと一緒に注がれてしまうというわけです。

コーヒーポットがあれば、湯量もコントロールしやすく、じっくり時間をかけてコーヒーが淹れられる。つまり、香りのよい雑味の少ないコーヒーを飲みたいと願い人にとって、まさに必須アイテムと言えるのです。

コーヒーポット購入時のチェックポイント

 
Kiyoshi Hijiki//Getty Images

「注ぎ口」の形状は細口タイプと鶴口タイプがある

コーヒーポットの注ぎ口の形状はお湯の量をコントロールするにあたって、とても大事なポイントになります。まずはコーヒーポットの注ぎ口のタイプを把握し、自分に適したタイプを選びましょう。

細口タイプ

 
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文字どおり注ぎ口が細く、均一な太さになっているのが細口タイプです。お湯が一定のスピードで出てくるため、安定してドリップできるのが特徴。コーヒー豆を等しく蒸らせるので、どなたでも簡単においしいコーヒーが淹れられるはず。特に初心者にぴったりです。

鶴口タイプ

 
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注ぎ口の根元が太く、傾け方によってお湯の量を自在にコントロールできるのが鶴口タイプの特徴。注ぐ人のテクニック次第で、好みに合わせてコーヒーの濃さを調節できます。コツの会得する必要はありますが、これ1つでさまざまな淹れ方を楽しめるのがメリットと言えるでしょう。

1杯の目安は約700ml。「容量」は淹れる杯数に合わせて

コーヒーポットの容量は、500〜1000mlが主流。ですが、大きければ大きいほどよいというわけではありません。なぜなら大容量になるほど重くなり、お湯の量をコントロールしにくくなってしまうからです。

そのためコーヒーポットの容量は、どれくらいコーヒーを飲むかを考慮して選ぶのが肝要。具体的には、次を目安にすると分かりやすいでしょう。ただし、ハンドドリップに不慣れな人には、小容量のほうが扱いやすいと言えます。

  • 1〜2杯:700ml前後
  • 3〜4杯:1000ml以上

「素材」はステンレス、銅、ホーローからチョイス

コーヒーポットの素材は、使いやすさを左右します。例えば、耐久性を求めるならステンレスがおすすめで、保温性を重視するならホーローが向いています。それぞれのメリット・デメリットを知れば自ずと選択肢が絞られるはずです。

ステンレス

 
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ステンレスは傷に強いため、長く愛用できるのが利点です。さらにサビつきにくいので、お手入れもラクです。銅やホーローと比べると安価な製品が多く、まずはハンドドリップにチャレンジしてみようという、初心者の人にうってつけ。その一方で、保温性に欠けるのがデメリットになります。

 
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銅は熱伝導性に優れているため、素早くお湯を沸かせるのがメリット。変色しやすいのが気になるかもしれませんが、使うほどに趣が変わる様を楽しめる点もあります。特に、レトロな雰囲気が好きな人にイチオシ。しかしその分、価格は高くなりがちです。

ホーロー(琺瑯)

 
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ホーローの特徴は、保温性が高くてお湯が冷めにくいところ。一度に何杯ものコーヒーを淹れたいときにもってこいです。サビや汚れに強いところもうれしいですね。ただ、衝撃や急激な温度変化は苦手。使用中は、ぶつけたり落としたりしないようにご注意を。

「対応熱源」はガス(直火)とIHがある

コーヒーポットの対応熱源は、主にガス(直火)とIHの2種類があります。

ガス対応のコーヒーポットは、自宅のガスコンロはもちろん、焚き火やバーナーなどの直火でもお湯を沸かせるのが大きな魅力。キャンプやバーベキューなどで、淹れたてのコーヒーを楽しみたい場合にも適しています。

一方で自宅がIHコンロの場合は、やはりIH対応のコーヒーポットを選ぶのが無難。ただし中には、ガスとIHの両方に対応しているモデルもあります。キャンプやバーベキューなど、アウトドアシーンでの使用を想定しているなら、上述のモデルを選ぶのも一手です。

温度調節や温度計つき、保温機能も。便利な機能の有無も確認

お湯を沸かす手間をなるべくカットしたい人は、利便性を高める機能の有無にも注目してみてください。

例えば、温度調節機能や温度計が搭載されていれば、そのコーヒーごとの特徴が活きるベストタイミングでドリップが可能です。より繊細に抽出できるため、コーヒーのうまみをいっそう引き出せることでしょう。

また、保温機能がついていれば、いつでも熱々のコーヒーが飲めます。特に、身支度に追われがちな朝にとても重宝するはず。さらに食洗機に対応しているタイプなら、使用後のお手入れも楽チン。手洗いの手間がなく、時短にもつながります。

コーヒーポットおすすめ10選

ハリオ V60ドリップケトル・ヴォーノ

HARIO(ハリオ) V60ドリップケトル・ヴォーノ

V60ドリップケトル・ヴォーノ

HARIO(ハリオ) V60ドリップケトル・ヴォーノ

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100年以上の歴史を誇り、日本で唯一、耐熱ガラス工場を保有しているハリオ。コーヒー関連器具やティー関連器具、キッチンウェアなどさまざま製品を製造・販売しています。中でもコチラは、ウェーブ状のデザインがおしゃれな「V60シリーズ」のドリップケトルです。

波型ハンドルを採用しており、手になじみやすく、握りやすいのがポイントです。注ぎ口が細くなっているため、お湯の量をコントロールしやすいのもメリット。耐久性に優れたステンレス製で、長く愛用できるはずです。

  • 注ぎ口:細口
  • 容量:500ml
  • 素材:ステンレス
  • 対応熱源:直火
  • 温度調節機能:―
  • 温度計:―
  • 保温機能:―

パール金属 アマゾン限定BLKP. ドリップポット

パール金属 アマゾン限定BLKP. ドリップポット

アマゾン限定BLKP. ドリップポット

パール金属 アマゾン限定BLKP. ドリップポット

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¥1,449

「BLKP.」とは、キッチングッズや収納用品、家具までをスタイリッシュな「黒」でそろえられるパール金属のAmazon限定シリーズです。男女を問わず使いやすい、シンプルかつ実用的なデザインの製品を多く展開しています。

コチラのドリップポットも、細部にいたるまでブラックカラーで統一。見た目にもおしゃれです。ガス火はもちろん、IHクッキングヒーターやハロゲンヒーターにも対応。汎用性が高いところも利点です。

  • 注ぎ口:細口
  • 容量:1.1L
  • 素材:ステンレス鋼
  • 対応熱源:ガス火、IHクッキングヒーター、ハロゲンヒーター
  • 温度調節機能:―
  • 温度計:―
  • 保温機能:―

野田琺瑯 ドリップケトルII

野田琺瑯(Nodahoro) ドリップケトルII

ドリップケトルII

野田琺瑯(Nodahoro) ドリップケトルII

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¥4,151

野田琺瑯は80年以上の長きにわたり、琺瑯(ホーロー)を自社で一貫生産し続けている老舗メーカーです。中でもこのドリップケトルIIの、カラーバリエーションがとても豊富です。

オリーブやレッド、ネイビーなど全7カラーから、好みに合わせてチョイスできます。実用性だけでなく、デザイン性にもこだわりたい人は、ぜひともチェックしてみてください。

  • 注ぎ口:鶴口
  • 容量:2L
  • 素材:ホーロー(琺瑯)
  • 対応熱源:ガス火、IH
  • 温度調節機能:
  • 温度計:―
  • 保温機能:―

カリタ コーヒーポット ステンレス製

カリタ(Kalita) コーヒーポット ステンレス製

コーヒーポット ステンレス製

カリタ(Kalita) コーヒーポット ステンレス製

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¥7,400

カリタは、日本発のコーヒー器具専用メーカー。1958年の創業以来、さまざまなドリップコーヒー器具を開発・製造し続けています。中でもコチラは、サビが発生しにくく、お手入れが簡単なステンレス製のコーヒーポット。

重厚感のある見た目の一方、重さは600gと軽量なため、腕力に自信のない人にとっても扱いやすいはず。お湯の量をコントロールしやすい細口タイプで、ハンドドリップに不慣れな人にも向いているでしょう。

  • 注ぎ口:細口
  • 容700mlml
  • 素材:ステンレス
  • 対応熱源:ガス火
  • 温度調節機能:―
  • 温度計:―
  • 保温機能:―

カリタ コーヒーポット ドリップ式専用

カリタ(Kalita) コーヒーポット ドリップ式専用

コーヒーポット ドリップ式専用

カリタ(Kalita) コーヒーポット ドリップ式専用

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¥11,590

コチラのコーヒーポットは、熱伝導率に優れた銅製です。お湯を素早く沸かせるのがメリットになります。ちなみに内側にメッキ加工が施されており、水やお湯が触れても水質の変化は起きません。

銅が酸化することで生成されるサビ、緑青(ろくしょう)が発生するのでは? と不安に思われるかもしれませんが、緑青に毒性はありませんし、酢と塩を用いて容易に除去できます。正しくお手入れをすれば、経年美化を楽しめるアイテムです。

  • 注ぎ口:鶴口
  • 容量:700ml
  • 素材:銅
  • 対応熱源:ガス火
  • 温度調節機能:―
  • 温度計:―
  • 保温機能:―

POLIVIAR ドリップポット

POLIVIAR ドリップポット

ドリップポット

POLIVIAR ドリップポット

¥3,399

POLIVIARのドリップポットは、ふたに温度計がついているのが大きな魅力。最適な温度でドリップできるため、雑味の少ないおいしいコーヒーが淹れられるはず。湯量をコントロールしやすい細口タイプなので、初心者でも扱いやすいと言えます。

また、丈夫なステンレス製で劣化しにくいのも美点。ガス火はもちろんのこと、IHクッキングヒーターやハロゲンヒーターなどオール熱源に対応しています。ただ直火の場合は、取っ手が焦げてしまう恐れがあるため弱火で使用するのが安心です。

  • 注ぎ口:細口
  • 容量:1L
  • 素材:ステンレス鋼
  • 対応熱源:ガス火、IH、ハロゲンヒーター、ラジエントヒーター、シーズヒーター、エンクロヒーター
  • 温度調節機能:―
  • 温度計:あり
  • 保温機能:―

月兎印 スリムポット

ツキウサギジルシ(Tsukiusagijirushi) スリムポット

スリムポット

ツキウサギジルシ(Tsukiusagijirushi) スリムポット

¥3,850

月兎印(つきうさぎじるし)のスリムポットは、一点一点、職人によって手作業で製造されています。特に塗りの部分にこだわられており、ツヤのある鮮やかな発色が特徴です。年月が経っても退色しにくく、購入当時の美しさを保てることでしょう。

もちろん性能面も充実しています。ホーローの特性である保温性もさることながら、ガラス質でコーティングされているため、においがつきにくいのがポイント。ですが、IHや食洗機には対応していません。誤って使用してしまわないように気をつけてください。

  • 注ぎ口:鶴口
  • 容量:700ml
  • 素材:ホーロー(琺瑯)
  • 対応熱源:ガス火
  • 温度調節機能:―
  • 温度計:―
  • 保温機能:―

ハリオ ミニドリップケトル 粕谷モデル

HARIO(ハリオ) ミニドリップケトル 粕谷モデル

ミニドリップケトル 粕谷モデル

HARIO(ハリオ) ミニドリップケトル 粕谷モデル

Now 36% Off
¥2,795

コーヒー抽出の世界大会「World Brewers Cup 2016」にて、アジア人ではじめてチャンピオンに輝いた粕谷 哲氏がプロデュースした逸品。「誰でも簡単においしく」をコンセプトに、粕谷氏独自の「4:6メソッド」を再現しやすくしたモデルです。

幅10cm・高さ16.5cmと非常にコンパクトで、1杯分のドリップを手軽に行えるのが特徴。一人暮らしの人にもぴったりなサイズ感です。ただ、コチラは沸騰したお湯を移し替えて使うタイプになります。ガス火やIHなどの熱源では使えない点にご注意を。

  • 注ぎ口:細口
  • 容量:300ml
  • 素材:ステンレス
  • 対応熱源:熱湯用
  • 温度調節機能:―
  • 温度計:―
  • 保温機能:―

シービージャパン ドリップケトル

シービージャパン(CB JAPAN) ドリップケトル

ドリップケトル

シービージャパン(CB JAPAN) ドリップケトル

¥5,900

ふたのツマミに温度計がついており、コーヒーにとって最適な抽出温度と言われている「84〜92度」がパッと見てわかります。また、湯量の微調整ができる細口タイプで、少しずつ丁寧にドリップできるのもメリット。

ガス火やIHだけでなく、ハロゲンヒーターやラジエントヒーターなど幅広い熱源に対応しているのも助かります。傷やサビがつきにくいステンレス鋼製で、お手入れしやすいところもGoodポイントと言えるでしょう。

  • 注ぎ口:細口
  • 容量:1.2L
  • 素材:ステンレス鋼
  • 対応熱源:ガス火、IH、ハロゲンヒーター、ラジエントヒーター、シーズヒーター、エンクロヒーター
  • 温度調節機能:―
  • 温度計:あり
  • 保温機能:―

HAGOOGI 温調ドリップケトル

HAGOOGI 温調ドリップケトル

温調ドリップケトル

HAGOOGI 温調ドリップケトル

¥6,980

コチラは厳密には電気ケトルに分類されますが、おいしいお茶やコーヒーを淹れることに特化しています。最大のポイントは、40〜100℃まで1℃単位で温度を調節できるところ。たった63秒で、コーヒー1杯分(150ml)のお湯を沸かせる点も見逃せません。

さらに30分間の保温機能も搭載しています。例えば来客時に、複数杯のコーヒーを同時に淹れたいときにとても便利。サビや腐食に強いステンレスを採用しており、長く愛用できるのも魅力です。

  • 注ぎ口:細口
  • 容量:800ml
  • 素材:304食品級ステンレス
  • 対応熱源:電気(AC100V、50/60Hz)
  • 温度調節機能:あり
  • 温度計:―
  • 保温機能:あり

まとめ

「ハンドドリップのために、わざわざコーヒーポットを購入する必要があるのか?」と思う人もいるかもしれません。ですが、ちょっとした手間を加えるだけで、その分コーヒーはもっとおいしくなるはずです。この機会にぜひ、コーヒーポットに注目してみてください。