[目次]

▼ コーヒースケールとは?

▼ コーヒースケールを使うメリットは?

▼ コーヒースケールの選び方

▼ コーヒースケールのおすすめ7選

▼ まとめ


ハンドドリップでコーヒーを淹(い)れるとき、コーヒースケールがあると便利です。

コーヒースケールとは、コーヒー豆(粉)の量をはかるだけでなく、抽出にかかる時間も計測できるツール。ドリップの際のコーヒー豆(粉)の量と抽出時間を管理できるため、コーヒーの味が安定しやすくなります。

ここでは、コーヒースケールとはどのようなツールかを紹介するとともに、購入時の選び方のポイントを解説します。さらに人気のタイムモア、ハリオ、ECORELAXなどの製品を紹介するので、コーヒースケール選びの参考にしてください。

コーヒースケールとは?

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Oleg Breslavtsev//Getty Images

ハンドドリップするときに便利なツール

コーヒースケールは、「重さ」と「時間」を同時にはかることのできるツールです。ハンドドリップする際にコーヒー豆(粉)の量、お湯の量、抽出時間をそれぞれ計測するために使います。

手軽にコーヒーを淹れるのであれば必要ではありませんが、より正確においしくコーヒーをハンドドリップしたいと考えたときに、心強い味方になるでしょう。

「キッチンスケール」との違いは?

コーヒースケールとキッチンスケール(はかり)は、見た目がよく似ています。重さを測るという点では同じですし、仕組みも基本的に同じですが、時間を計測できるのはコーヒースケールだけです。

コーヒースケールは0.1g単位、もしくは0.01g単位ではかれるようになっているため、同様の精密なキッチンスケールであれば代用可能です。その場合、時間は別途タイマーではかる必要があります。

コーヒースケールを使うメリットは?

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miniseries//Getty Images

コーヒーの味が安定する

ハンドドリップで淹れたコーヒーの味は、コーヒー豆(粉)の量、抽出時間、抽出量などに左右されがちです。そのため、いつも同じ味でおいしくコーヒーをドリップしたいのであれば、コーヒースケールを使うことをおすすめします。

ハンドドリップがラクになる

コーヒーを正確にドリップしたいと考えたとき、0.1g単位、もしくは0.01g単位ではかれるキッチンスケールと、キッチンタイマー、もしくはスマートフォンのタイマーを組み合わせて使う必要があります。

これでも全く問題はありませんが、コーヒースケールは1台でこれらの機能を兼ねており、製品によってはお湯の流量や流速を計測できるものもあります。それらの機能を使えば、より安定したハンドドリップが可能になるでしょう。

コーヒースケールの選び方

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wera Rodsawang//Getty Images

重さと時間の計測機能は必須

コーヒースケールの基本的な働きは、重さと時間の計測です。この両方が備わっていないコーヒースケールは基本的にありませんが、念のため確認しましょう。

重さの計測機能は「0.1g単位」で測れる製品がおすすめです。1g単位では誤差が大きくなりすぎますが、0.01g単位まで細かく計れなくても問題はありません。予算と相談して決めるとよいでしょう。

そのほか自動機能は好みで選んでOK

コーヒースケールの中には、さまざまな自動機能が搭載されている高機能なものが存在します。一例として、以下のようなものがあります。

  • 自動風袋引き機能
  • 自動カウント機能

自動風袋引き機能や、自動カウント機能があれば、ドリッパーなどをコーヒースケールの上に置くと自動で0gにリセットされ、ドリップし始めるとタイマーが自動でスタートします。

自動カウント機能は水に強い設計になっているか

ハンドドリップの際は、必ずお湯を使います。うっかりコーヒースケールにそのお湯が掛かってしまう事態も考えられるので、本体が水に強い設計になっているものを選ぶとよいでしょう。

とは言え、防水設計の製品は多くありません。計測台の上に防水や撥水のマットが敷かれていたり、本体が撥水加工になっていたりする製品を選ぶのもおすすめです。

研究熱心な人にはアプリ連携もおすすめ

コーヒースケールの中には、スマホアプリに連携できる製品があります。アプリには、コーヒー豆(粉)の量や抽出時間、抽出量などが記録できるため、それによる味の変化が可視化できるようになります。

これらの機能をフルに使えば、コーヒーの味を安定させることや、気温によってドリップ時間を変えることもできるようになるはず。ハンドドリップを極めたい、研究熱心な人におすすめの機能と言えるでしょう。

コーヒースケールのおすすめ7選

TIMEMORE(タイムモア) Black Mirror Basic+

TIMEMORE Black Mirror Basic+

Black Mirror Basic+

TIMEMORE Black Mirror Basic+

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コーヒースケールの定番とも言える製品が、TIMEMOREの「Black Mirror Basic+」です。シンプルなデザインと、必要な機能に絞った使いやすさで好評を博しています。

計測単位は0.1g、ドリップを開始すると自動で計測を開始する自動カウント機能が備わります。1600mAhの大容量リチウムイオン電池を内蔵し、フル充電で24時間以上使えます。充電はUSB Type-Cなので、スマホなどと充電器を共用できます。

  • 計測単位:0.1g
  • 防水設計:防水加工
  • その他機能:自動カウント機能あり

HARIO(ハリオ) V60ドリップスケール ブラック VSTN-2000B

HARIO(ハリオ) V60ドリップスケール ブラック VSTN-2000B

V60ドリップスケール ブラック VSTN-2000B

HARIO(ハリオ) V60ドリップスケール ブラック VSTN-2000B

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機能を絞り込んだ、シンプルなコーヒースケールです。0.1g単位での重さの計測と、抽出時間の計測をボタン一つで同時に行えます。

自動機能がないため、ドリッパーを置いて蒸らした後にボタンを押して重さをリセットする必要があります。ですが、「自分の意思で確実に操作できる」という心地よさも感じることができる、初心者から上級者までおすすめできる製品と言えるでしょう。

  • 計測単位:0.1g
  • 防水設計:―
  • その他機能:―

エレコム ドリップスケール HCS-KS04BK

エレコム ドリップスケール HCS-KS04BK

ドリップスケール HCS-KS04BK

エレコム ドリップスケール HCS-KS04BK

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重さの計量と、ドリップ時間の計測の2つの機能に加え、自動カウント機能を備えたコーヒースケールです。単四乾電池2本で駆動します。

コーヒー豆(粉)などは0.1g単位、湯量は1g単位で計測が行われ、最大2kg、最長9分59秒まで計測できます。自動カウント機能を使う・使わないは選択できるので、より自分にあった方法でドリップできるでしょう。

  • 計測単位:0.1g
  • 防水設計:―
  • その他機能:自動カウント機能あり

アトラス コーヒースケール ADCS-03

Atlas コーヒースケール ADCS-03

コーヒースケール ADCS-03

Atlas コーヒースケール ADCS-03

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重量と時間の計測に機能を絞った、リーズナブルなコーヒースケールです。大きく明るい液晶表示で、時間と重量がはっきり見えます。

軽量皿に置けるシリコーンゴムマットが付属しており、滑り止めや防水、断熱に役立ちます。「コーヒースケールに興味はあるが、本当に必要かをまず試したい…」という人にもおすすめです。

  • 計測単位:0.1g
  • 防水設計:―
  • その他機能:―

ECORELAX コーヒースケール

ECORELAX コーヒースケール

コーヒースケール

ECORELAX コーヒースケール

¥3,800

重さの計量と、時間の計測に対応したコーヒースケールです。IPX4の生活防水設計になっているので、ドリップ中にうっかりお湯をかけてしまっても心配せずに済みます。

電源はUSB充電式。950mAhのバッテリーを内蔵しており、最大12時間使えます。電源を切り忘れても60秒で電源が落ちる仕組みです。コストパフォーマンスが高く、初めてのコーヒースケールにもおすすめです。

  • 計測単位:0.1g
  • 防水設計:IPX4(生活防水)
  • その他機能:―

TIMEMORE(タイムモア) Nano Scale Black

TIMEMORE Nano Scale Black

Nano Scale Black

TIMEMORE Nano Scale Black

¥14,000

自動カウント機能を備えた、コンパクトなコーヒースケールです。ドリップコーヒーだけでなく、エスプレッソを淹れる際にも使えるよう、エスプレッソマシーンに置けるサイズにつくられています。

自動カウント機能で、ボタン操作をしなくても抽出時間と量を計測できるほか、最新の電子部品を使うことで精度の高い測定が可能になっているのが特徴です。防水設計ではありませんが、水しぶきに強い加工がされており、撥水マットも付属します。

  • 計測単位:0.1g
  • 防水設計:―
  • その他機能:自動カウント機能

HARIO(ハリオ) コーヒースケール SmartQ JIMMY

HARIO(ハリオ) コーヒースケール SmartQ JIMMY

コーヒースケール SmartQ JIMMY

HARIO(ハリオ) コーヒースケール SmartQ JIMMY

¥36,575

Bluetoothで専用アプリの入ったスマホと接続することで、さまざまな機能が利用できる高機能なコーヒースケールです。ハンドドリップとエスプレッソの両方に対応します。

トレーニングモードは、味にブレのないドリップを覚えるのに役立ちます。プアオーバーモードでは、自分の考えたレシピを記憶し、再現するための指示をしてくれます。

ディスプレイは取り外し式になっており、見やすい位置に固定できるほか、スマホやApple Watchでも重さや時間を確認できます。自分だけのコーヒーの味を追求したい人におすすめです。

  • 計測単位:0.1g
  • 防水設計:ー
  • その他機能:スマホ連携

まとめ

コーヒースケールがなくても、ハンドドリップは可能です。が、コーヒースケールを使ってコーヒー豆(粉)の量と、ドリップ時間を正確にはかれば、好みの味のコーヒーを再現しやすくなるでしょう。

もし、ハンドドリップでコーヒーを淹れることを趣味にしているなら、ぜひコーヒースケールを取り入れて、そのメリットを確かめてみてください。ここで紹介したコーヒースケールはどれも評判のよいものですから、購入時の参考になるはずです。