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おすすめの「家庭用料理道具」7選、今回はイギリスの有名料理店で働くシェフたちの愛用品
一流の料理人が「手放せない」と絶賛するキッチン道具の数々。プロならではの厳しい目線で吟味した調理道具を、あなたもぜひご参考にしてみてください。
ステイホーム推奨期間を経て、自宅で自ら料理をつくる方が増加中です。これまで自炊をしてこなかった方も、いざ自分で料理をつくってみると思いのほか楽しく、「ニューノーマル」となって今後も料理を続けようとする方も多い気配も感じます。
となると、がぜん気になってくるのが「調理道具」です。使い勝手の悪い料理道具で、キッチンに立つなんてもってのほか。特に男性となると、ついつい道具にはこだわりがちですし…。この機会に、洗練されたキッチンアイテムを使いこなして、サクッと快適に料理を楽しんではいかがですか。
そんなわけで、良い道具はプロに尋ねるのが一番。今回はイギリスの有名レストランなどで働くトップシェフたち(中にはミシュランで星を獲得した人もいます)に訊いた、実際に愛用する「おすすめの料理道具」をご紹介しましょう。一流の料理人が「手放せない」と絶賛するキッチン道具の数々…プロならではの厳しい目線で吟味した調理道具を、この機会にご検討ください。
【推薦シェフ】
トム・ブートン氏/ ヘッドシェフ@ザ・グリル・アット・ザ・ドーチェスター(ロンドン)
“私にとっては、「ル・クルーゼ」の鍋でなければなりません。スロークッキングやローストする際にも最適ですし、最近注目のサワードウブレッドの生地づくりにもおすすめです。多目的に使えますし、スタイリッシュな見た目も良いですよね”
【商品解説】
ルクルーゼの鍋は、今も熟練工の手によって、ひとつひとつ丹念につくられる「手づくり」の逸品です。熱伝導や耐久性、保温力に優れています。「料理がとても美味しく仕上がる」と、1925年の創業から世界中の家庭で愛用されています。
こちらの「ビュッフェ・キャセロール」なら直火はもちろん、IHやオーブン、ハロゲンでも使用可能となっています。
・サイズ:340 × 110mm(ふた・取っ手含む)
・重量:4.1Kg
・材質:鋳物ホーロー
・容量:2.0L
・分量:2~4人分
キッチンエイド(KitchenAid) ハンドミキサー 9KHM928WH
【推薦シェフ】
トム・エイケンズ氏 / ヘッドシェフ@ミューズ・オブ・メイフェア―(ロンドン)
“私たちの多く(もちろん私もそうですが…)は現在、ものすごく大量のパンを焼いています…。そんなことを考えてみると、パンづくりに使うミキサーは、やっぱり「キッチンエイド(KitchenAid)」でなければならないだろうと思っています。
私もこのブランドの商品をいくつか愛用していますが、特にお気に入りなのが、こちらの9段階変速ハンドミキサーです。重い生地や厚いバターであっても楽々ミックスできますし、メレンゲのでき具合なんて、完璧とも呼べる領域に仕上がりますので…”
【商品解説】
アメリカ発、ミキサー世界シェアNo.1のブランドが「KitchenAid(キッチンエイド)」です。このブランドにふざわしい高性能DCモーターを採用したハンドミキサーが、こちらの商品となります。
特徴は何と言っても、9段階変速モーターです。短時間でホイップに角が立つなど、スピーディーかつ正確な作業をかなえてくれるでしょう。
また、静かな音でパン生地をこねることも可能です。おまけにソフトスタートコントロール機能も搭載。ミキサー開始時によくある、食材の飛び散りも抑制してくれるのです。
【推薦シェフ】
ジェイソン・アザートン氏 / オーナーシェフ@ザ・ソシアル・カンパニー
“私は通常、「フロレンティンキッチンナイフ(Florentine Kitchen Knives)」を愛用しています。ですが、極薄にスライスする際には、必ず日本式のスライサーを使用するようにしています。
こちらは日本ブランド「ベンリナ―(Benriner)」のスライサーです。サラダ用に野菜をスライスしたり、ポテトの薄切りなどにも思いのままできる素晴らしい道具です”
【商品解説】
「ベンリナー」は山口県岩国市にあるスライサーの老舗ブランドで、プロ仕様のスライサーを家庭向けサイズで製品化しています。こちらの「プロフエッショナルシリーズ ベンリナーNo.64」は64mmのまな板幅に、充実の機能を詰め込んだプロ仕様のスライサーです。
高精度の「厚さ調節ダイアル」で、薄切りニーズに対応しています。交換刃を外した状態で切れる野菜の厚さは、ダイアルを操作することで0.5~5mmまで調節が可能です。
まな板やテーブル面に本体を固定できるので、ブレにくく安定したスライスが可能です。また、プロの料理人が大量に下ごしらえをする際の利便性を考え、ボールにそのまま乗せられる「ひっかけ足」を搭載しています。これにより、キャベツの千切りなどの大量の下ごしらえも、危なげなくスライスできるでしょう。
料理の用途によって、野菜のカット幅が変えられる3種類の交換刃(小歯、中歯、荒歯)と安全器具が付属しています。
・サイズ:長さ324 × 幅114 × 高さ35mm
・重量:435g
バーミックス(Barmix) M300ベーシックセット
【推薦シェフ】
アレックス・クラリッジェス氏 / オーナーシェフ@ジ・ウィルダネス(バーミンガム)
“企画と少し矛盾するかもしれませんが、調理器具にだまされてはいけません。実は私が料理人になったばかりのころは、大した道具など持っていませんでした…。焦らず、経験を重ねるに連れて少しずつ道具をそろえていけば良いのです。
私も料理人としてのキャリアを重ねるに連れ、調理道具をそろえていきました。今回おすすめする、この偉大なる「バーミックス」のスティックブレンダーも、その中のひとつです。
もしあなたがパンづくりに熱中しているのであれば、「キッチンエイド(KitchenAid)」のブレンダーを購入するのも良いかもしれません。値段はそれなりにしますが、これから先ずっと続くであろう、あなたの料理づくりをサポートしてくれる一生モノのとなり得る可能性を秘めた名作ですから…。
それでも、私は声を大にして言いたいことがあります。さまざまな調理道具が世の中に出回っていますが、何よりも基本となるのは、「優れたシェフ用ナイフ」であることをお忘れなく。程度の良いナイフを持っていてこそのブレンダーであり、パンづくりの道具となるのです”
【商品解説】
スイスの調理器具メーカー「バーミックス(Barmix)」のロングセラー商品。毎日手軽に使えるハンディタイプのフードプロセッサーです。
片手で持って指先でスイッチを押すだけ。つぶす・刻む、泡立てる・混ぜ合わせるなどの機能をこなします。モーターの回転力を約1.5倍に引き上げたパワフルな回転力が自慢の新機種で、スピーディーにラクラク作業できます。
ちなみにクラリッジェス氏の言葉に感銘を受けた方は、こちらの「包丁特集」をご覧ください。
マイクロプレイン(Microplane) ゼスター
【推薦シェフ】
トム・ブラウン氏 / オーナーシェフ@コーナーストーン(ハックニー)
“キッチンにあると、料理が一気にグレードアップするガジェット…私のおすすめするのは、「マイクロプレイン」のおろし器です。炒め物やドレッシングに入れる柑橘類の皮をむいたり、ニンニクをすりおろしたり、パルメザンチーズやトリュフをトッピングしたりするのに最適です”
【商品解説】
有名シェフをはじめ、数多くの料理研究家や主婦の間で人気のおろし器ブランドが、この「マイクロプレイン」です。
切れ味は抜群。そして、幅広いブレードで大きな食材にも対応できます。また、人間工学に基づいてデザインされたソフトタッチハンドルが握りやすく、無駄な力を入れることなくスムーズに食材をおろすことを可能にしてくれます。
・サイズ:長さ315 × 幅66 × 柄の厚さ32mm
・重量:約140g
・食洗機使用可
【推薦シェフ】
トム・エイケンズ氏 / ヘッドシェフ@ミューズ・オブ・メイフェアー(ロンドン)
“パンづくりやお菓子づくりにおいて、もしあなたがちょっとした投資をしたいのなら、「キッチンエイド(KitchenAid)」のスタンドミキサーを自信を持っておすすめします。
このマシーンは本当に何でもこなせる頼れる相棒で、パンづくり、メレンゲづくり、ジュース絞り、ピーラーなどのアタッチメントも付いています”
【商品解説】
1919年に誕生し、ミキサーの世界シェアナンバー1の信頼のブランドが「キッチンエイド(KitchenAid)」。そのフラッグシップモデルが、こちらの「スタンドミキサー(モデル名はKSM150)」です。世界中のシェフやパティシエたちから絶大なる信頼を集め、進化を続けてきました。
このスタンドミキサーのパワーは、まさに圧巻です。なんと、ボウル内の最大59カ所をタッチしながら均一に練り込み、混ぜ込みをしてくれます。速度は10段階から選べ、高速かくはんでの調理も可能で、卵1個分の卵白からも簡単にメレンゲや少量の生クリームもつくれます。
さらに「お肉からミンチ」、「パンからパン粉」、「フルーツから生絞りジュース」なども簡単につくれるでしょう。ブレードには大小の2種類があり、幅広い食材に対応しています。
また、多機能性であることも忘れてはいけません。多種多様なアタッチメントを取り付けることで、フードグラインダーやパスタメーカー、ジューサーなど、さまざまなキッチン家電へと早変わりもします。
やや値は張りますが、1世紀以上にわたり世界中の料理人からの声によって進化を続けてきたこちらのミキサー。一生モノとして選ぶには、ぴったりの商品と言えるでしょう。
【推薦シェフ】
サブリナ・ゲイヤー氏 / シェフ・フードライター
“私は「クイジナート」のフードプロセッサーなしでは生きていけません! そう言わなければならないほどに、この調理道具は必須のアイテム。刻むのも混ぜることも、これさえあれば本当に簡単なんです。サイズもコンパクトなので、狭いキッチンにも最適です”
【商品解説】
Cuisine(料理)とArt(芸術)。「料理を芸術の域まで高めたい」という願いから、Cuisinart(クイジナート)と名づけられたこのブランドは、1973年にアメリカで誕生。それ以来、世界中のプロの厨房や家庭のキッチンで親しまれてきました。
こちらのDLC-101Jは、多機能でコンパクトな1.0リットルサイズのフードプロセッサーです。「切る・刻む」「こねる」「薄切り」「細切り」「おろし」の一台5役で毎日の料理をサポートしてくれます。耐久性に優れたインダクションモーターを採用し、驚くほどにスピーディーかつ美しく仕上がります。
・サイズ:幅140 × 高さ325 × 奥行き215mm
・重量:約3.3kg
最後に…
ここまで、イギリス国内でも指折りの一流の料理人たちが絶賛する愛用のキッチン道具をご紹介してきました。
アレックス・クラリッジェス氏が話していたように、急いで道具をそろえるのではなく、焦らず経験を重ねるに連れて少しずつ道具をそろえていけば良いのかもしれません。
ですが、道具にこだわることでそれを試してみたい気持ちも高まり、さらに料理が楽しくなる…というサイクルが存在することもまた事実。この記事を参考にしていただき、プロのシェフがこれまでの経験を通じて見つけ出したおすすめの調理道具を、ぜひとも試してください。もちろん、ご自身のペースでかまいませんので。
Source / Esquire UK
Translation / Esquire JP
この翻訳は抄訳です。